K/Night

K/Night

みぃの分身様へのプレゼント~


それは唯一彼の安らぎだった物を取り上げた。
不愉快だった。
眠りを妨げたのに加え、「それ」は彼を撫で、ねっとりとした熱い視線で彼を見た。
耐えられなかった。
だから彼は動いた。
「それ」から離れる為に。

「俺に触るな。それが出来ないのなら元あった場所に戻せ」
彼は淡々と告げる。
しかし「それ」は首を縦に振る事は無い。
否、その前に彼が対峙していることさえも信じられていなかった。
突如として鏡に現れた彼に、鏡の中に引き摺り込まれたのだから仕方の無い状況でもあるのだが。
「嫌だ。その刀は俺の物だ。俺が如何しようと勝手だ」
男は先ほどから断固として言い張る。
ずっと続いてる終りの見えない会話だった。
「・・・・・・・・」
彼はあからさまに溜息を吐く。
手には自分の半身である刀。
「ならば消えろ」
その一言と共に薙ぎの一線を加える。
「うわぁあああぁぁぁあぁあ!!!」
男が前のめりになりながら、酷く出血した傷口を抑えて倒れる。
それから逃げようとして鏡に手を伸ばした。
「・・・・・・・・」
彼はその手を切断する。
「――――っっ!!」
男は声にならない悲鳴をあげた。
彼は唯、それを見下す。

自分が自由になる為に。

実は散り桜様のプレゼントの作品にリンクしてたり(*ノノ)(ぇ
楽しかったww
こっちは完全に書き下ろし~
速攻で考えついたの(´▽`*)
でもやっぱりこんな作品でスミマセ(つA`)・。(ぁぁぁ


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: