2022年02月25日
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カテゴリ: ハレルヤ



筑波福音基督教会LINEより2022年2月24日に教会の兄弟から紹介された素敵な文書が紹介されて頂きます。

<最も美しいもの>

一枚のソロアルバムもなしに、伴奏だけで世界的なピアニストの地位に昇った人がいます。

ジェラルド・ムーアという、20世紀最高のピアノ伴奏者のことです。
彼は、卓越したテクニックと音楽的な解釈能力を持っているにもかかわらず、40年間独奏者ではなく、伴奏者の道を歩んだ音楽家でした。何よりも「伴奏の音が大きすぎはしないですか」と聞かれ、自分よりも演奏者を際立たせるために苦悩した伴奏者でした。

それでも多くの音楽家たちが、彼の伴奏に合わせて演奏したいと思い、彼と一緒に舞台に立つことを光栄に思いました。

1967年、ジェラルドの音楽人生を締めくくる、引退演奏会が開かれた時のことです。
聴衆は伴奏ではなく、独奏をリクエストして、彼がどんな曲を演奏するかを見守りました。しかし、ピアノの前に座った彼は、音楽に対する愛と感謝を表現した「音楽へ」という、短いドイツ歌曲の伴奏部分を演奏して立ち上がりました。

しかし、聴衆は失望しませんでした。
音楽を愛するから、音楽に感謝するから、最後まで助演で終わっても構わないという巨匠の心を読み取ったからです。

自分が主演になろうと競い合う世の中で、喜んで助演になる人生は美しいものです。
バプテスマのヨハネの告白のように、イエス・キリストがあがめられるなら、そして、神の国が盛んになるなら、喜んで「私は衰えなければなりません」と言える人は美しい人です。

今日、誰かの助演になれたらいいですね。

「『私はキリストではありません。むしろ、その方の前に私は遣わされたのです』と私が言ったことは、あなたがた自身が証ししてくれます」我曾說:我不是基督,是奉差遣在祂前面的,你們自己可以給我作見證。(ヨハネの福音書3:28)





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最終更新日  2022年02月25日 12時17分26秒
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