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父ちゃんに頼まれた書類が、
完成したので、
実家へと届けた
確認してもらっている間、
1階でばっちゃんとくつろいでいた
25日の母の命日にも、
目に付いていたのだが、
仏壇が白っぽくなって、
艶がなくなりかけていた
ばっちゃんは88才なので、
そこまで行き届かないのは当然。
そこで、
時間もあることだしと、
磨き始めたのだ
中の仏像やお位牌を取り出して、
まずは中から
きゅっきゅっ
きゅっきゅっきゅっ
美ぶぅ「わお~光るじゃぁん」
やり始めると止まらない美ぶぅ。
調子が出てきたぞ
扉や、細かい装飾の部分まで、
綿棒なども使用し、
磨き上げた
美ぶぅ「ふぅぅ
よし後は、仏像やお位牌だ」
きゅっきゅっ
きゅきゅきゅっっ
ばっちゃん「おぉぉぴかぴかで新品みたいやなぁ」
美ぶぅ「そうかい
後は、お位牌だけなんだー
じっちゃんのは古いよねー。
もう30年以上・・・・・」
がらぽろころりん
美ぶぅ「・・・・・・・
ぎぎえぇぇぇぇぇ
い位牌がぁぁぁ」
そう
その古いじっちゃんのお位牌が、
「がらぽろころりん」と、
ばらばらになってしまったのですぅぅぅ
不吉
確かに、
もともとグラグラしてたのですが、
いちおう「そーーーーっと」扱ったつもりでしたが、
なんてこったい
お位牌は、
装飾した木のパーツを、
組み合わせたもの。
釘などは使用していないのだ。
磨いている途中でもあったが、
何を思ったか、
思い切って分解してみた。
美ぶぅ「ほほぅこれがこうなって、
この木が緩んでしまってるんだなぁ」
最後まで分解したところで、
ふと思った
美ぶぅ「最後まで分解すると、
棒付きアイスみたいだー(ガリガリくんみたいな)」
その一声に、
ばっちゃんの笑いのスイッチが、
入ってしまった
ひとしきり笑った後、
ばっちゃん「じぃちゃん泣くでー」
いやいや、ばっちゃん
あなたも今、さんざん笑ったじゃないの
じっちゃんに、
祟られそうだったので、
そそくさと、元通りに組み立てて、
仏壇へと帰ってもらった