2003年10月26日
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カテゴリ: 家庭生活
先週は、連日朝帰りに近い帰宅時間だったうえに、昨日もゴルフで家庭を放ったらかしにしていたため日曜日の朝というのに家庭内の空気が重い。「朝のパンぐらい買って来たら?」と低くつぶやく妻の声に、慌てて家を出てチャリを飛ばしてパン屋に行く。

会話のない朝食の後、娘を連れて伊丹市の『昆虫館』に出かける。クルマで20分ほどの距離にありながら今まで気にもしていなかったが、先日、いつも鼻息の荒い同僚のMさんから「おぅ、コンチュウカンなかなかええぞ」と聞いて行ってみることにしたのだ。

伊丹の昆虫館は、大きな池の周りに広がる1週4キロほどの公園の一画にあった。公園の駐車場から長い遊歩道をドングリなど拾いながら歩く。15分ほど歩いてようやく入り口に到着し、大人400円の入館料を払って中に入ると、いきなり全長5Mほどもあるドでかいミツバチのオブジェがお出迎え。はっきり言っておぞましい。
通路に沿って生きた虫の展示を見て歩く。何かものすごいグロテスクな虫とか凶暴な虫とかを期待していたのだが、カマキリ、ゲンゴロウ、ナナフシ、クワガタなど比較的知ってる虫が続く。通路を進み、ドーム型の温室に入ると。そこは沖縄方面に棲息する蝶を集めた温室で、南国のジャングル風に茂った樹木や花の中で、大量の蝶が乱舞するといちょっと珍しいスペースになっている。

「ほうらチョウチョがいっぱいだ♪」と、日頃からチョウチョ大好きの娘を放つと、いきなり黒やら青やら黄色やらの巨大なナントカカントカアゲハみたいなのが、ぞわわわッと一斉に20匹ぐらい娘の頭や腕にとまった。いくらなんでもこんなに蛾の大群みたいに寄ってこられては娘もたまらず、「ぐわぁぁ、おど~ぢゃぁ~ん!」と号泣して逃げ惑っている。
おとーちゃんも娘と一緒に温室を走りまわって外に出たとたん、ドアの隙間から大きなナントカアゲハが2匹も外に出てしまった。


すまぬすまぬと心の中で謝りつつ、「おとーさん、大きいちょうちょ逃げたね、ね!」と大きい声で叫ぶ娘を急いで抱きかかえ早足に昆虫館を後にしたのであった。

←すね毛までリアルでおぞましい巨大ミツバチ様
(ミツバチというよりほとんどハエだな)





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最終更新日  2005年08月25日 16時53分35秒
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