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未来へ--------!!
素晴らしい作品だった。
既にストライカーのコクピットで亡くなっていたクーゲル。
今までのストライカーの出していた指示や行動は、すべてインターシステムの捏造だったのか。
だが、ストライカーはこれはクーゲルの意思を継いだだけだという。
クーゲルならこうしだだろうという間違った解釈をして、システムが暴走してしまったストライカー。
そして、人類の支援システムとなった今は、支配する彼らが求める安定、維持のため存在する 自分は『神』だと宣言したのだ!!
圧倒的絶対者の存在が君臨する事で、民衆は思考判断の責務から開放される。
レドにも崇拝、服従を定義してくるストライカー。
だが・・・それを拒絶したのは、チェインバー!!
思考と判断を放棄した存在は、人類の定義を逸脱すると言い出したのだ!!
奉仕を求めるストライカーに対し、否定の意を唱えたチェインバーは、自分が仕えるのは、あくまで人間であると、神を名乗るものに仕えることはできないというのだ!!
チェインバーの言葉に驚きを隠せないレド。
ストライカーは破綻している。
チェインバーはストライカーの停止、破棄を推奨してきたのだ。
「お前にとっては身内の恥ってわけか」
そんな風に苦笑するレド。
レドはこのような環境に陥っても、人間として正しい判断をしたというチェインバー。
もうチェインバーにも自己意識があると判断してもいいだろうって展開だわ。
あいつを倒そうと、一丸になるレドとチェインバー。
「全面的ニ同意スル」
いいねぇ、この関係。
まるで親友だよ♪
コクピットに乗り込んだレドは、チェインバーと共にストライカー破壊へ戦いに挑むのだった・・・。
一方、砲撃を受け、ダメージを受けたフランジの船団。
それでもこの遺跡を明け渡してはならないと、自分だけでも屈するわけにはいかないのだと訴えるフランジ。
非戦闘員を避難させろと命じ、ガルガンティアの加護を放棄した自分の責任を取ろうとしているよう。
ピニオンもビーム砲を打ち込むも、やはり電力が足りない。
どうやっても5分おきにしか発射できないそれに、仲間に、使えない奴らは出て行けと、強い口調で退避を命じる。
自分ひとりだけこの遺跡に残り、兄貴と夢見たこの場所で最後を迎える事を決める。
嫌われてもいい。
皆を助けられるなら。
ピニオンも最後にかっこいい男になったね(^^)
今までどれだけむなしく空っぽなものを信じて戦っていたのか。
「ただ、崇めて、頼って従っていられる。
大儀さえあればいいと思っていた。
それが機械仕掛けの偽者でも」
従属こそ安息の道だと訴えるストライカー。
どうやらクーゲルの操縦をトレースしたストライカーは、チェインバーより圧倒的な戦闘能力を持っているよう。
レドは機械化融合を命じる。
だが、それを許諾できないというチェインバー。
それに笑みを浮かべるレド。
「いいんだよ、チェインバー。
身内の恥。
さっきのお前と一緒だ。
奴は故郷を捨ててまで、憎みあう事をやめられなかった人類が産み落とした怪物だ。
俺もお前も、奴と同じ世界で生まれ育った、同類だ。
再びよみがえったこの星に、俺たちの居場所はない。
そして、もう帰る道もない。
ならいいんだ。
奴を道連れに出来るんなら、もう俺に悔いはない」
レドの論理に破綻はないと、 チェインバーは神経をレドと同化させたのだ!!
400秒ほどの最大能力を得たレド。
すぐさまストライカーへと戦いを挑むのだが・・・。
そこへ現れたのは----------エイミー!!
一方、ガルガンティアでは、ついにリジットが鍵を手にする。
天の梯子と呼ばれるその装置は、かつて星の世界へ梯子を伸ばすためのものだった。
その機能は失われたけれど・・・。
それは失われた時代の兵器。
だが、この船の同胞を守る義務があるからとリジットはその鍵を使って、装置を起動させたのだった・・・。
エイミーは必死にレドに、私たちは一緒に戦うと告げる。
「私はあなたのそばにいたい!!
だから、帰ってきて!!
あなたが守ろうとしてくれた場所に。
私たちのガルガンティアに!!」
その時、突然海から巨大な水柱が上がる。
砲弾がセットされ、リジットがその発射の指揮を執る。
空に向かって大きく放たれたその砲弾は、クーゲル船団を直撃したのだ!!
次々と破壊されていく船。
ストライカーはすぐにガルガンティア破壊へ向かう。
後を追うレドたち。
ピニオンはクーゲル船団に遺跡を奪わせないためにも自爆させようとしたのだが・・・それをとめたのは、ラケージ!!
四の五の言わずに飛べと言われて、タジタジになったピニオンは、思い切って飛ぶ。
すると、それにタイミングを合わせ、波乗りロブスターが救出に現れたのだ!!
ピニオンの脱出確認をした皆。
エイミーはすぐさまリジットへそれを光で伝える。
そして、リジットは2発目の砲弾を発射。
これもロブスターの置き土産だったようですが(^^)
遺跡は破壊されてしまう。
がっくりのピニオンだけど、これでクーゲル船団の者たちは完全に戦意喪失してしまったようで。
同化のタイムリミットが迫る。
息が上がるレド。
死の最終意思確認を取るチェインバー。
「俺は・・・死に方はわかっても、生き方がわからない。
そんな俺のために、生き方を一緒に探してくれる人がいた。
もう一度会いたかった。
もっと声を聞きたかった」
涙を流し、エイミーを思い出すレド。
すると、その時突然コクピットに警報アラームが鳴り響いたのだ!!
「レド少尉ノ心理適正ハ、兵士ノ条件ヲ満タシテイナイ」
そして、 現時点を持ってレドの軍籍を剥奪すると言い出すチェインバー!!
非戦闘員のコクピット搭乗は認められないと、コクピットを強制的に切り離してしまったのだ!!
「私ハ、パイロット支援啓発システム。
アナタガ、ヨリ多クノ成果を獲得スルコトデ、存在意義ヲ達成スル。
コノ空ト海ノ全テガ、アナタニ可能性ヲモタラスダロウ。
生存セヨ。
探求セヨ。
ソノ命ニ、最大ノ成果ヲ期待スル」
チェインバぁぁぁぁぁぁぁ(><)
もはやレドに支援の必要はないというチェインバー。
だからそれを邪魔するストライカーを排除することで、チェインバーの任務は完了するというのだ!!
それを暴走だというストライカーは初期化を命じるのだが、チェインバーはその通告に返答する。
「クタバレ、ブリキ野郎!!」
そして-----ついにストライカーを補足したチェインバーは、自らもその爆発でもって破壊してしまうのだった・・・。
うわぁぁぁ!!
これは涙だろう。
チェインバーかっこよすぎだ!!
システムはちゃんと勉強している。
そして、レドと同じで成長していたんだ。
この世界で。
涙を流してチェインバーの死を悼むレド。
そして----------平和が戻った世界。
ラケージはすっかりガルガンティアに居ついたよう。
ベローズとピニオンの奪い合い!?
フランジたちも戻り、ガルガンティアにまた仲間が集う。
そこにはクーゲル船団の者たちの姿も見える。
ベベルは皆に考古学を教え始めたよう。
自分たちがどこから来て、どこへ行くのか、未来のために必要な学問だというベベル。
レドは今もユンボロで海へもぐり、クジライカの巣の中でメモリーを発見したよう。
今はクジライカの怒りを察する事も出来るようで、いずれ彼らとコミュニケーションが取れる日が来るかもしれないと言うレド。
その腰には、あの笛とチェインバーとの交信システムが繋がれていた。
そして海の底には------クジライカに見守られ、眠るチェインバーの姿が・・・。
最後まであたたかくていい話だったなぁ。
まだ続きが出来そうな感じだよね。
本当1クールでここまで盛り上げて色々予想の斜め前を行かれた作品も珍しい。
レドの、そしてチェインバーの成長物語だったね。
どんどん人間臭くなっていくチェインバーがとても愛おしかった。
たどたどしかった1話のレド。
石川くんが初々しく演じてくれたと思う。
キャラがそれぞれ立ってたと思う。
ま、もう少し活躍があってもよかったと思うキャラもありましたが。
全体的なまとまり、そして盛り上げ方、伏線の張り方と回収。
どれをとってもお見事だった。
いやぁ、1クールでこんなに素晴らしい出来の作品が見れると思わなかった。
オリジナル万歳だよ♪
またどんな形でもいいので、是非続編があるといいなぁと思います。
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