私家版フロアルール

デュエル・マスターズ 私家版フロアルール(草案)
最終更新:2008年3月28日
はじめに
この文書は、2004年8月公開に更新を終了しているDCIデュエル・マスターズフロアルールを参考に作成された私家版ルールの草案である。
この文書は、個人または商店によって開催されるトーナメントなどで運用される事を前提に作成されている。
この文書は常に更新される。最新版はこのページで確認すること。
100. 概則

101. 使用可能カード
ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が生産した全てのデュエル・マスターズのカードは、トーナメントで使用できる。現地の言葉以外のカードを用いるプレイヤーは、必要に応じて対戦相手やジャッジに提示できるよう、そのカードの現地語版(カラーコピーやカードリストは認められない)をデッキ外に常に所持しなければならない。
現地語版が存在しない場合、トーナメント主催者は何語版を「現地語版」として扱うかをアナウンスしなければならない。「現地語」とは、トーナメント主催者がそのトーナメントの行なわれる地域で日常的に用いられていると判断した言葉である。
※日本では通常日本語版を使用する。

例:アメリカ国内に在住のプレイヤーが、《Aqua Hulcus》の日本語版(《アクア・ハルカス》)を使いたいと思った場合、使うことはできるが、1枚は英語版の《Aqua Hulcus》をデッキ外に用意しておき、必要に応じて対戦相手やジャッジに提示しなければならない。

例:カナダのケベック州で行なわれるトーナメントに参加するプレイヤーは、フランス語と英語が主に用いられる言葉なので、その二種類の言語のカードを使うことができる。しかし、イタリア語版を使おうとした場合には、英語版もしくはフランス語版のカードをデッキ外に用意しておき、必要に応じて対戦相手やジャッジに提示しなければならない。

例:フランスとドイツの国境付近の街で行なわれた大会に参加するプレイヤーは、フランス語とドイツ語が主に用いられる言葉なので、その二種類の言語のカードを使うことができる。しかし、英語版を使おうとした場合には、ドイツ語版もしくはフランス語版のカードをデッキ外に用意しておき、必要に応じて対戦相手やジャッジに提示しなければならない。

102. カードの解釈
カードの裁定及び解釈は、現地語版のカードの記述に従う。例えば、フランスのパリで行なわれるトーナメントにおいては、フランス語版の解釈が適用される。ヘッド・ジャッジはカード解釈に関する全ての権限を持つ。

複数の現地語版カードが存在する大会においては、トーナメント主催者はカードの解釈の元になる現地語版を1種類決定し、告知すること。

103. 新製品の発売
新しく発売されるデュエル・マスターズのカード・セットは、公式発売日にトーナメントで使用可能になる。プロモーション・カードは、それが配布された時点で使用可能となる。

104. 最少参加人数
トーナメントには最低4人の参加者を必要とする。必要であればヘッド・ジャッジやその他のスタッフが参加者であってもよい。
200. トーナメントの機構

201. マッチの構成
マッチは通常3ゲームからなる。トーナメント主催者は、1マッチあたり3ゲームを許可する事が望ましいが、必要であれば1マッチを1ゲームとしてもよい。

引き分けになった(勝利者がいない)ゲームは、3本のうちの1本としては数えない。マッチは、時間の許すかぎり、どちらかのプレイヤーがゲームに勝ち越すまで継続される。

トーナメント主催者は、望むならば1マッチをゲームで行うことを選んでもよいが、これは通常のラウンドでは推奨されない。決勝戦、あるいは決勝ラウンドにのみ適用するべきである。

202. マッチの制限時間
トーナメントにおける1マッチの制限時間はトーナメント主催者が決めることが出来るが、30分以上である事が望ましい。

203. プレイ/ドロー・ルール
手札を見る前に、コイントスやジャンケン(またはその他の無作為選定方法)を行い、その勝者は先攻となる。先攻のプレイヤーは第1ターンのドロー・ステップを飛ばす。以降の各ターンは、デュエルマスターズのルールに記載された通常の手順にしたがって進行する。これは「プレイ/ドロー(先攻ドローなし)・ルール」とも呼ばれる。

マッチの各ゲームの終了後、前回のゲームの敗者(罰則によるゲームの敗北であっても)が、次のゲームの先攻後攻を決める。

204. ゲーム開始前の手順
ゲームを開始する前に、プレイヤーは先攻後攻を決めなければならない(第203節を参照)。これは、プレイヤーが自分の手札を見る前であれば、ゲーム開始前の手順のどの時点で行ってもよい。

各ゲーム開始前には、以下の内容を手順通りに実行しなければならない。
 1.自分のデッキをシャッフルする。
 2.自分のデッキを対戦相手に提示し、シャッフルまたはカットをしてもらう。
 3.それぞれのプレイヤーは、自分のデッキから上から5枚のカードをシールドとして裏向きに配置する。
 4.それぞれのプレイヤーは、5枚カードを引く。

205. マッチ終了時の手順
勝者が決まる前に制限時間を迎えた場合、その時点で進行していたターンを終了した後、合計5ターンの追加ターンが与えられる。例えば、プレイヤーAのターン中に制限時間となった場合、まず、プレイヤーAが自分のターンを終了する。この後、追加の5ターンが与えられ、順にプレイヤーB(第1ターン)、プレイヤーA(第2ターン)、プレイヤーB(第3ターン)、プレイヤーA(第4ターン)とターンをプレイした後で、プレイヤーBが最後の第5ターンを行なう。

プレイヤーは、カードの効果により追加ターンを得た場合、通常のゲーム進行と同様にそのターンを行なう。その得られたターンも、追加の5ターンの中に数える。第5ターンが終了した時点で、いかなるターンが残っていようとも、ゲームは終了となる。

第5ターンが完了する前にゲームの勝敗が決まった場合、マッチはその時点で終了となり、新しいゲームが開始されることはない。

様々な理由によってジャッジが時間を延長した場合、上記の手順は、その時間が経過した後で行われる。

206. マッチの勝者の決定
スイス式のラウンドにおいて、そのマッチの中でひとつでも多くのゲームに勝っていたプレイヤーがマッチの勝者となる。双方のプレイヤーが同数のゲームに勝っていた場合、そのマッチは引き分けとなる。

シングル・エリミネーションのラウンドにおいては、マッチが引き分けとなることは許されない。通常のマッチ終了時の手順が終了した後、ひとつでも多くのゲームに勝っていたプレイヤーがマッチの勝利者となる。シングル・エリミネーションのトーナメントにおいて、通常のマッチ終了時の手順が終了した時点で双方のプレイヤーが同数のゲームに勝っていた場合、その時点で残っているシールドが1つでも多いプレイヤーがそのゲームに勝ち、従ってマッチに勝つことになる。双方のプレイヤーのシールドが同数だった場合(または、双方のプレイヤーが同数のゲームに勝っており、かつ現在ゲームが始まっていない場合)、一方のプレイヤーが他方のプレイヤーよりもシールドの数が大きくなる、あるいは通常の形式(シールドのない対戦相手への攻撃が成功する、デッキの最後の1枚のカードを引くなど)で勝負がつくまでゲームまたはマッチを続け、勝者を決定する。

207. シールドの配置とシールドトリガー
シールドは、お互いにはっきり識別できるように置かなければならない。どのシールドがゲーム前の手順の後で置かれたのか、そしてそれらのシールドが置かれた順番はどうなのかということも識別できなければならない。ゲームの効果によって、シールドを片方あるいは両方のプレイヤーに公開される場合がある。その場合、それらのシールドは他のシールドと区別されなければならない。シールドを区別する簡単な方法の一つは、おはじきやダイスを用いることである。

シールドトリガーははシールドがプレイヤーの手札に入れられる前にプレイされなければならない。ブレイクされたシールドがそのプレイヤーの手札のいずれかのカードと触れた、あるいはそのプレイヤーが次に進む意志を口にした時点で、シールドトリガーはプレイされず、シールドは手札に入る。
301. トーナメント・ルール

301. デッキの枚数制限
構築形式のデッキは40枚のカードで構成されなければならず、1人のプレイヤーのデッキには、現地語版で同名のカードは4枚までしか入れてはならない。

302. サイドボードの使用
デュエルマスターズの認定トーナメントでは、サイドボードの使用は許可されない。デッキを登録したら(デッキリストを用いないトーナメントにおいては第1マッチが開始したら)デッキの構成を変更することは認められない。

303. ゼロ・デッキ構築ルール
ゼロ・デッキを用いたトーナメント戦では、元のデッキに含まれるカードを10枚まで取り除き、それと同数のカードを追加して構築する。それ以外のルールは、通常のデッキ構築のルールと同じである。

304. プレミアム殿堂コンビ
トーナメントにおいては、以下のカードの組み合わせを1つのデッキに入れる事は出来ない。

 《龍仙ロマネスク》+《母なる大地》
 《龍仙ロマネスク》+《母なる紋章》

305. プレミアム殿堂
トーナメントにおいては、以下のカードをデッキに入れる事は出来ない。

 《アクア・パトロール》
 《ヘル・スラッシュ》
 《フューチャー・スラッシュ》
 《ロスト・チャージャー》
 《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》
 《無双竜機ボルバルザーク》
 《炎槍と水剣の裁》

306. 殿堂入り
トーナメントにおいては、以下のカードはデッキに1枚までしか入れる事ができない。このルールは、2008年4月15日より施行される。

 《予言者マリエル》
 《アクアン》
 《アクア・ハルカス》
 《アストラル・リーフ》
 《エメラル》
 《サイバー・ブレイン》
 《ストリーミング・シェイパー》
 《ディープ・オペレーション》
 《パシフィック・チャンピオン》
 《スケルトン・バイス》
 《クローン・バイス》
 《インフェルノ・ゲート》
 《インフィニティ・ドラゴン》
 《超竜バジュラ》
 《呪紋の化身(カース・トーテム)》
 《母なる大地》
 《魂と記憶の盾(エターナル・ガード)》
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