ぶるーみんぐ便り

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じょうない としき

じょうない としき

2005.01.12
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前にウシの話をしたので、今度はうさぎの話をします。

僕が小学生の頃、よく祖父母と山に行きました。
父と母は、バラづくりで忙しかったのですが、残念ながら、バラのお手伝いをしたことは、あまりありませんでした。
山に、何をしに行ったかというと、シバ刈りに行ったんです。
当時は、かまどやお風呂を、シバで焚いていたので、燃料を自家供給していたんです。需要もあったので、いいお小遣いにもなったようです。
山の雑木林の木を、根もとから切りたおし、運びやすい大きさに切って、下の道路まで引きずっておろします。
木の細い枝の部分は束ねて「シバ」にします。
太い枝や幹は、一定の長さに切り、太いのはナタで割って、「ワルキ」にします。
シバは火をつけるときに使い、火力がついてきたらワルキを燃やして、風呂や釜をわかすのです。

山に行くもう一つの目的は、ノウサギ対策です。
植えたばかりのヒノキの皮は、ノウサギの格好の餌食になりました。
幹をかじられるのを防ぐため、幹に布を巻き、コールタールを塗って回りましたが、なかなか被害が減りません。
近くにゴルフ場ができたので、ノウサギたちも、棲み場所とエサ場をなくして、周りの山林を荒らすようになったのです。
とうとう、針金で輪を作って罠をこしらえ、ウサギを捕獲する作戦に出ました。
祖父は、黒板にウサギ日記というのを書いていて、いつ、何匹ウサギが捕まったか記入していました。
捕まえられたウサギは、祖父がさばいて、その夜のスキヤキに変身しました。
少し、牛肉より堅かったです。

ウサギの話でした。





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Last updated  2005.01.14 21:24:36
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