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夫は犬だと思えばいい
というタイトルにはギョッとするけれど、テレビ番組で著者の話を聞いていたので本の内容は大体分かっていた。夫だけでなく、妻も○○だと思えばいい-○○の中は好きな動物を入れてください(笑)-と書かれてある。
そもそも男と女は全く別の種類、「伴侶を完全に理解すること」「伴侶に完全に理解してもらうこと」は無理なことなのだと書いている。
期待し過ぎて失望して、そのうち「もうあなたなんかあてにしない」とシャットアウトしてしまう。この○か×か、黒か白か、という極端な態度に陥ることの怖さを感じた。
自分の家庭を含め周りを見ていて思うのは、夫婦の関係で完全に満足しているご家庭はまずないということだ。みんなそれぞれに、お互いに、何かを我慢し何かをあきらめている。大事なことは「期待し過ぎない」けれども「あきらめてしまわない」・・・そのあいまいさを受け入れて、それでも心を寄せ合う努力をすることだと思う。
夫婦が違うからこそ、家庭に起こる様々なことに異なる視点で対応することができるとも言える。
子どもと密着し過ぎる母親、家庭で存在感の薄い父親。今起きている問題の背後にはそんな家庭の姿が透けて見える。
「私のことをちっとも分かってくれない」と思った時、「私だって夫のことを分かってはいないのだ」と振り返ることも必要だと反省した。
「涙もろさ」の遺伝子(1) 2011.07.23 コメント(20)
勝てる子供の脳―親の裁量で子供は伸びる― 2011.04.30 コメント(24)