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番外編4 「連れ去られたミルキー」P15-P21


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番外編4 「連れ去られたミルキー」P43-P49


番外編4 「連れ去られたミルキー」P50-P56


番外編4 「連れ去られたミルキー」P57-P63


番外編4 「連れ去られたミルキー」P64-P70


番外編4 「連れ去られたミルキー」おまけ


小話  屋台その2  VOL.141


小話  屋台その2  VOL.148


小話  屋台その2  VOL.155


小話  屋台その2  VOL.162


小話  屋台その2  VOL.169


特別編 『アリスの大豪邸』 


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.10


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.20


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.30


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.40


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『アリスの大豪邸』第3部 ACT.120


『アリスの大豪邸』第3部 ACT.130


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.136


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.03.15
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 このまま、この小さなスペースに留まっているのも怖いので、さっさと先へ進む事にしました。
階段も左側に細い鎖の手すりがあるだけで、そこから先は谷底です。
ニセアリスは怖くなり、ウサギさんに先にたって歩くように”命じ”ました。

 ウサギさんは”あのニセアリス”が怖がっているので、大変面白がって
「大丈夫だよ。僕はもう100回以上ココを往復しているわけだけど、一度だって怖い思いをした事が無いよ」と言いました。
そして調子に乗って階段をピョンピョンと駆け上がって行きました。


 すると、急に強い突風が吹いて…、


 ヒュウウウウウウウウウウーーーーー!!!!!!!!!!!


 ウサギさんの体は鎖の間から転げ落ちました。



「うわーーーーーーーーーーー!!!


























ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー、
























おとーーーーーーーーーーーーーーーーーーーさん!!!

おかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーさん!!!」












ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー、



















 大きな大鷲が天空をよぎるのがチラッと見えました。突風はそれが原因だったのです。大鷲は大きな槍を持っていました。まさに城の警備兵です。アリス達を運んでくれたあの大鷲かも知れませんし、別の大鷲かも知れません。


 ウサギさんは「おーい!助けてくれー!」と叫んだのですが、
大鷲はすごいスピードで飛んでいたので、その姿はもうかなり小さくなっていました。やがて城の中にその姿は消えました。何か急いでいたのかも知れません。




















ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー、























 ウサギさんは目をつぶって泣き出しました。
「死ぬんだ……。ついに死ぬんだ!思えば、結婚もまだだった……。」

 そして今までの人生が、走馬灯(この世界にも存在するのでしょか?)のように駆け抜けていきました。





 両親のウサギの姿。

楽しかった子供時代…。

ウサギの穴の中でヌクヌクと暮らしていた頃……。

幼馴染のウサ子の事…。

ウサギ学校入学・卒業。

就職活動……。そして採用。






















 ヒューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー、























 次にニセアリスのあのいやらしい笑い顔が浮かびました。
「あいつだけは……、あいつだけは許せん!
アリスさんとそっくりの顔形だが、どうして、こうまで違うのか?!!」

 ここまで考えたところで、ウサギさんはふと自分が落下中である事を思い出しました。
「後どのくらいで地面に激突するんだろうか?
当たっらさぞかし痛いだろうなあーーー。」



 その時「ウサギさん!!ウサギさん!!」と呼ぶアリスの声が聞こえたので、我に返りパッと目を開けました。
すると…。
なんとその目に飛び込んで来たのは、
自分の足を縛っていたロープを、アリスとニセアリスが一生懸命引き上げている姿ではありませんか?!



ニセアリス「もちっと、ゆっくり引き上げて!
アタシも落ちそう!」

 ニセアリスは柵を片手で持ちながら、なんとかウサギさんを引き上げようとしました。
それからウサギさんの小さい手を、やっとの思いでつかみました。

ニセアリス「今よ!目いっぱい引いて!」



 ドサッ!


 やっとウサギさんの体は完全に階段の上まで引き上げられました。
……助かったウサギさん。



 いつも威張っているニセアリスもさすがに疲れたようで、両手を階段に付き、「はあはあ……」と肩で息をしていました。





 ウサギさんはおもむろに立ち上がり、格好つけて手を後ろ手を組み、くるっと向こうを向いて、
「一応、礼は言っておくよ、”アリスさん”…」と言いました。
ウサギさんはアリスにだけお礼を言いました。







 不意にウサギさんの視界が暗くなりました。
振り返るとニセアリスが太陽の光をさえぎる形で、ウサギさんに覆いかぶさっており、
「もう一度落としてやろうか……」と言いました。
ウサギさんは「ぞーーーーーー」としました。

 すぐにアクションシーンが始まりました。

ドガッ!ドガッ!ドガッ!ドガッ!ドガッ!

ウサギ「ぎゃーーーーーーーーーーー!!!!!!!」


 アリスは怒りながら「やめて!!」と言いました。







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Last updated  2005.12.06 05:07:24
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