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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


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ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.05.16
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 ジョセフ少年は井戸の底で、ニセアリスがロープに引っ掛けて下ろしてくれた鞄を受け取りました。その中から水中メガネとそれとセットの酸素タンクを取り出して、アリス達に配りました。ミルキー用にはちゃんと一回り小さい物が用意されていました。

 ジョセフ少年は先にアリスにタンクを背負わせる事にしました。取り付け方はジョセフ少年が指導して手伝いましたが、それでも水の中では抵抗がかかって、なかなか取り付けられませんでした。それでもなんとか背負った後、水中マスクも被りました。

 ミルキーに酸素マスクのマウスピースを口に含ませようとすると、ミルキーは泣き始めました。

ミルキー 「ウエーーーーーーン!ウエーーーーーーン!」

アリス  「怖いのね」

ジョセフ 「ここでミルクキャンディーをなめさせるわけにもいかないし……。マウスピースが付けられなくなってしまう」

 アリスは赤ちゃんをあやすように、腕の中でミルキーをあやしました。けれどミルキーはワンワン泣くばかりです。人間に例えると、ミルキーはまだ小さい女の子なので仕方ない事かも知れません。



 それでジョセフ少年は一旦ミルキーの事を置いといて、ニセアリス達に下に下りてくるように合図しました。
合図を待っていたニセアリスは、すたこらと手際よく下り始めました。この辺りの順応性はニセアリスならでわです。背中にはウサギさんがしっかりしがみ付いています。ウサギさんはガタガタと震えて、見ていて可哀想なぐらいです。


 縄ばしごで下に下って行きます。
独特の雰囲気がある井戸の中、恐ろしさも感じます。
ウサギさんはついにこらえ切れなくなって、背中からニセアリスに話しかけました。

ウサギ  「あのーーーー、僕、やっぱり外で、皆の帰りを待ってますから……」

ニセアリス「じゃかあーーーーしい!!」

 気が立っているニセアリスは大きな声で怒鳴りました。ニセアリスとしては集中力を高めて行動したかったからです。もし、手を滑らせると大変ですから。

 井戸の底が近づくにつれ、周囲は暗くなり始めました。ウサギさんはだんだん落ち着きが無くなり、なおいっそうがたがた震え出しました。

ウサギ  「あのーーーーー、僕やっぱり、ここの環境には適さないと思いますしぃーーーーー」

ニセアリス「じゃかあーーーーしい!って言ったろ!!”男”だろうが?!しっかりしろ!」

 毒舌モード全開の予感です。ニセアリスの口調は、まるで最初にウサギさんに会った頃に戻った感じです。

ウサギ  「あの……、僕、”男”じゃありません」

それを聞いてニセアリスは一瞬下りるのを止めました。

ニセアリス「なに?”男”じゃない?初耳だな。じゃ、何だ?」

ウサギ  「”オス”です」

ニセアリス「一緒じゃあああああーーーーーーー!!」

ニセアリスが大声で叫んだので、ウサギさんはビックリして思わず手を滑らせてしまいました。

ウサギ  「うわーーーーーーー!!」

落下するウサギさん。





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Last updated  2005.12.13 05:30:08
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