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番外編4 「連れ去られたミルキー」P8-P14


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番外編4 「連れ去られたミルキー」P50-P56


番外編4 「連れ去られたミルキー」P57-P63


番外編4 「連れ去られたミルキー」P64-P70


番外編4 「連れ去られたミルキー」おまけ


小話  屋台その2  VOL.141


小話  屋台その2  VOL.148


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小話  屋台その2  VOL.162


小話  屋台その2  VOL.169


特別編 『アリスの大豪邸』 


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.10


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.20


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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.05.26
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 ニセアリスは、アリスにウサギさんを手渡しました。

ニセアリス「しっかり持っているように」

それからニセアリスは小さい方のズタ袋を解き始めました。

ウサギ  「うあわーーーー!やめろーーー!!」

ウサギさんはアリスの腕の中で暴れます。




 ニセアリスは中の物を床にぶちまけました。

 ガシャン!ガシャン!ガシャン!

 中からは鏡の破片がたくさんこぼれ出しました。
破片は床に落ちて、さらに細かく割れました。

ウサギさんは「ああああぁぁぁぁ…………」と声を漏らし、大切なコーヒーカップを割ってしまったみたいに肩を落としました。

ニセアリス「なに?これ?」

ウサギ  「なんでもないです……」

ニセアリス「鏡の破片だな?」

ウサギ  「ちっ、違います……」

 ……と、言いながらもウサギさんは焦ってます。
どうも正直に顔に出るタイプのようです。


 ニセアリスは、今度は大きい方のズタ袋の紐を解こうとしました。
すると、ウサギさんはまた「あーーーーーーーーーーー!」と言って、手をバタバタさせました。

ウサギ  「やめて!やめてください!」ウサギさんは諦めが悪いタイプのようです。


 大きい方のズタ袋の口紐を解くと、中から分解された鏡の額縁が出て来ました。

ニセアリス「?」

 ニセアリスがさらにズタ袋から鏡の額を乱暴に出します。

 ガラガラガラ!ドシャン!ドシャン!

ウサギ  「ああ……!やめてください!」

 床に転がったバラバラになった鏡の額縁。
ウサギさんは体全体がヘナヘナとしおれてしまいました。

ニセアリス「なんだ?これは?」

ウサギ  「いえ、なんでもありません。ただの……”古道具”ですよ」

ニセアリス「古道具じゃないだろう?”鏡”だろ!」



 ウサギさんはこの上もないぐらいしょんぼりしていました。

ニセアリス「話してもらいましょうか?」

ウサギ  「な、なにをですか?」

ニセアリス「アタシ達に”大事な用があるから待っていてください”等と言って騙して、自分だけ家の中でごそごそやっていた事を……」

ウサギ  「そ、そんな……”騙す”だなんて……」

ニセアリス「アタシ達に”これでも食べておいてください”と差し出した中華まん。しかし実は時間稼ぎの為に差し出された物だった!その隙に鏡を床下に隠していた!」

ウサギ  「そ、そんな……”時間稼ぎ”だなんて……」

ニセアリス「中華まんは、真にアタシ達の空腹を心配して差し入れた物ではなかった。」

ウサギ  「そ、そんな……、僕は皆さんがお腹がへっていると思ったので……」

ニセアリス「まあ、いただいた事はいただいたんだがね。」

アリス  「食べてません。」

ミルキー 「右に同じ……、ですわん!」

ニセアリス「(汗)さっ……、さあ、話してもらいましょうか?」

 ウサギさんは一度ニセアリスの顔を見上げましたが、また睨まれましたので、
「はぁーーーーーーーーーーー」と深いため息を着きました。



 さらに、ここにいる全員がウサギさんに疑問の目を向けていました。
ウサギさんはアリスに床に降ろしてくれるように頼みました。どうやらウサギさんは降参した模様です。

ウサギ  「お話しましょう。でもその前に……」





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Last updated  2005.12.13 05:46:16
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