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小話  屋台その2  VOL.141


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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.136


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.06.08
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 アリスは「不思議」とジャンル分けされた棚を見つけました。
そこには豪華な分厚い本がずらりと並んでいました。

ウサギ  「ですが……、肝心の『未確認生物大全』が無いようです。借りられています」

棚を見ると大きく一箇所空いた空間がありました。

アリス  「えーーーーーーーーーー!」

ウサギ  「もう、一度司書の方に聞いて見ましょう」

モグモグに乗るミルキー

 カウンターに戻る事になりました。
アリスは振り返ってミルキーに「戻ります」と言いました。
ミルキーはモグモグに「どうどう」と言いました。
モグモグは通路が狭くて身を反転させる事が出来ないので、バックしようとしましたが、あまりに大きな体なので羽が引っかかりました。
……でも、なんとかバックできました。




 カウンターで、また司書の女性に聞いて見ました。司書の女性はキーボードを叩き、「借りられてません。その本は”貸出中”の状態ではありません。館内にあるはずです。本の上の隙間とかも見ていただけましたか?」とおっしゃいました。

ウサギ 「はい」

司書の女性「誰かが無断で持ち出したのかしら?」

 そこでアリスは振り返って館内を見回しましたが、アリス達の他には誰も図書館を訪れていませんでした。後は、相変わらず奥の方でニセアリスが寝そべっていました。

ニセアリス「くははははは!」

本を読んで笑っています。漫画でしょうか?

ウサギ  「困ったなーーーー。他に”モグモグ”について載っている本はありませんか?」

すると司書の女性は眼鏡を触りながら、こう言いました。

司書の女性「……つかぬ事をお伺いしますがぁーーー、
”モグモグ”と言うのは、あの伝説上の動物の”モグモグ”の事ですよね?」

ウサギ  「そうです」

司書の女性「あの”ネッシー”や”ツチノコ”や”ビッグフット”と同じ未確認生物ですよね?」

ウサギ  「そうです」

司書の女性「あの普段はヒヨコに姿を変えている事が多いと言う”変身できる生物”ですよね?」

ウサギ  「そうです」

司書の女性「あの”きな粉を食べさせると巨大化する”と言う、”モグモグ”の事ですよね?」

ウサギ  「え?そうなんですか?じゃあ、たぶんそうです」

そう言って司書の女性はミルキーが乗っている大きなヒヨコをまじまじと見つめました。
「…………」 司書の女性は顔は明らかに驚いていました。






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Last updated  2005.12.13 05:59:38
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