ほのぼの～。

車中にて。

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とはいえ，翌朝。

夜ご飯も食べず１５時間バクスイして，
腹減ったと山盛りの朝ごはんを食べればいい加減身体もなまるのか，
リフティング用のチビボールをガンガン蹴りはじめ・・・，

こどもの回復力ってすごいって感心する間もなく，
家の中は壊滅寸前。

『プール行くなりサッカーするなり外に出てってちょうだい！！』

お許しが出て『それでは！』と朝の勉強もそこそこに，
遊びのアポTELをかけるも･･･なんと全滅。

理由は，
合宿後の風邪だったり，
疲れだったり，
『プールはきらい』，
etc，etc。

ダメだしの連続にさすがのハイテンション息子も落ち込んだらしく，
もうプールにも行かない，誰も誘わない，とごね始めた。

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往々にして，
団地の中でアウトドア派の子を探すのに苦労をしているようで，
彼のピンポンダッシュはかなり有名だったりする。

そんななか，
サッカーの練習にさえ行けば思う存分身体を動かせると，
練習時間前に待ちあわせようとあちこち声をかけては仲間を引っ張りだしている。

低学年の頃からそうやっているので，
かなり精神的に鍛えられているというかめったなことでは落ち込まないだけに
仏心がほろりと出て，
『区民プールでも行く？』
と声をかけてしまった。

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つい最近までスイミングスクールに通っていた息子とのプールは久しぶりで，
かれこれ１，２年ぶり？
水泳きらいだった息子がいつの間にか，
２５メートルプールを何往復もいそいそと泳ぐさまが嬉しく楽しく，
ついつい『もう一回もう一回』とあっという間に一時間半が過ぎてしまった。

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夕方からは一つ上の学年の子達の，
小学校で行われる県の選抜のトレーニングを観にいく予定なので慌てて帰宅。

開始前にひと遊びするからとサッカーボールを持って出た息子の後を追って学校へ。
これまたテレアポでゲットした観戦仲間がちらほらと集い始め，
ひっつきもっつきしながら金網越しにグラウンドに釘付けになって・・・。

６年生の精鋭チームと中学生チームの熾烈な戦いを間近で観て，
またまた興奮。
プロの試合とはまた意味が違うのをこどもながらに強く感じたらしい。

たかが一年の差。
でも，
スピードも技術も体力もまるで違う。

試合の合間の休憩タイムに皆でボールを蹴り，
興奮を分かち合う。

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ひと時母のもとに戻ってきた息子は，
また自分の居場所に還って汗を流してご満悦。

それにしても，
わが息子ながらなかなかのテレアポトークだったりする。

『うちの学校で県のトレセンがあるなんて，一生に一度あるかないかだよ！
絶対観といたほうがいいよ！こんなチャンスないよ！！』

一生に一度・・・。
すごいオーバートーク。。。

そしてそのテンション上げ上げトークに盛り上がった仲間が集い，
さらにテンションは高まる。

そうやって，
毎日毎日飽きずにトークし続け，
少しずつ仲間に情熱を伝えているんだな～。

ときどき，
盛り上がらない周りにやりきれなさを感じて諦めたくなるのは親のほうで，
『だからこれからじゃん』と言い切る息子をすごいと思う。

諦めることを，
知らない間におしえてしまいたくないから，
私も，
ノーテンキでい続けようと思う。

楽しくある努力。
楽しい努力。

こどもと一緒に創る，
私たちの居場所。