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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ くるみの日。頭の固い百科事典によると「く(9)るみ(3)まるい(0)」の語呂合わせだそうだが、0にはかなりのこじつけ臭が・・・。クレーンの日にしてHAPPY FM93の日とくればどうでもいい。 ◆ 『フジ三太郎』がこの日を限りに定年退職(1991年)。翌日からいしいひさいちが朝日新聞朝刊の4コマ漫画を担当し始めるが、既に30年近くもの長期連載になるとは・・・。 ◆ 日本版ニョンビョンのとある核施設で、放射性物質をバケツリレーして大量被曝(1999年=東海村JCO臨界事【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月30日】「調整」だけが得意な指導者はもういらない!石破茂新首相に求む、国民の夢育む“大風呂敷” =前節= =Wedge_Online 【「永田町政治」を考える】 22024年9月29日 樫山幸夫( ジャーナリスト、元産經新聞論説委員長) 新生・自民党の姿を示し、日本の将来を託し得る政治家が登場するかが試されていた今回の総裁選。期間中に交わされた論戦を見る限り、やや物足りなさが感じられた。 一流国から転落の瀬戸際、内外とも困難な中に置かれた日本のかじ取りを担う石破新首相・総裁には、各論から踏み出し、国民を鼓舞、団結させる夢多きプランを示すことが求められよう。示唆与える「昭和の所得倍増論」 新総裁は党役員人事が整った後、10月1日に首相指名を受けて組閣、衆参両院での所信表明演説などを通じて、国民に政見を明らかにする。 総裁選期間中、石破氏を含め各候補は、経済を中心としたさまざまな政策課題で所信を明らかにした。「経済成長」(高市経済安保担当相)、「実感できる経済再生」(林芳正官房長官)、「世界をリードする国へ」(小林鷹之元経済安保担当相)などだ。 いずれも重要な提言ではあるが、新鮮味に欠ける印象は拭えなかった。「歴代政権の焼き直し、延長」(朝日新聞、9月23日づけ朝刊)、「聞こえのいいスローガンを競い合う人気取り」(日本経済新聞23日付朝刊)などメディアの酷評が目立った。 ただ、加藤勝信氏が掲げた「所得倍増」などは、戦後復興の黎明期、1960年に登場した池田勇人内閣のコピーではあったものの、かつて国民に夢を与え鼓舞した壮大な構想を想起させる効果をもたらした。新内閣への示唆にもなりうるかもしれない。 月給が2倍になり生活もリッチになる――。池田勇人内閣が打ち出した「所得倍増・高度成長」路線は、「日米安保条約改定反対闘争で荒廃した人心を癒し、明るい方向に切り替える」(池田の秘書官、伊藤昌哉氏『池田勇人 その生と死』)のが狙いだったという。その構想は人々の心を見事にとらえた。 国民の多くはやがてやってくるという豊かな時代に思いをはせ、持ち前の勤勉さを発揮、経済大国への礎を築いた。 もちろん、当時とでは国内の状況も国際環境も大きく異なる。いまのわが国を見ると、新総裁が当選直後の記者会見などで言及したように、内政では、人口減少による少子高齢化、医療・介護、防災、外に目を向けると、中国の脅威増大、北朝鮮の核・ミサイルなど重大かつ緊急を要する問題が山積している。戦時でも戦後の勃興期でももちろんないが〝静かなる有事〟の時代というべきだろう。 「これをやります」「あれもします」という選挙公約ではなく、国民の不安をやわらげ、将来への希望を育む構想、政策こそ新首相・総裁にいまこそ求められている。振り返ってみれば、池田にとどまらず、かつての政治家はスケールがいまとは桁が違った。 池田の前任者、岸信介は多くの反対を押し切って日米安保安条約を改定、日本の真の独立回復を果たしたし、池田の後任、佐藤栄作は、不可能と思われていた沖縄の本土復帰を実現した。 21世紀に入ってすでに四半世紀。各国とも、いまだに、この世紀をどう生きていくかという命題への解答を出しあぐねているようにみえる。 この時にあって、太平の夢をむさぼっていた時代に「調整」だけを得意とした指導者には、もはや用はない。 永田町政治脱却の萌芽みられたが…… 今回の総裁選に求められた大きな課題の一つは「新生・自民党を国民の前に示すこと」(岸田首相)だった。その萌芽もいくつかみられた。9人という多数にのぼった立候補者と派閥を横断した推薦人の顔ぶれだ。 従来の総裁選では、候補者はほとんどが派閥のリーダーに限られ、擁立できない場合でも、派閥単位でだれを支持するかが決められていた。候補者の数は絞られ、同じ派閥から複数出馬するという事態はあり得なかった。 今回は実に9人、旧岸田派、旧茂木派からは2人が出馬、推薦人を見ても無所属を除いて旧派閥5派から集めた候補もいた。 派閥支配の終焉、自民党の変化の予兆ともいうべき現象だった。選挙期間も過去最長の15日間にわたり、それなりに政策を披歴しあう機会もこれまで以上に増えた。 しかし、政策論争の物足りなさに加え、選挙戦を通じて、派閥政治、旧弊から脱却しきれない実態を感じさせた事実も指摘される。 各候補の〝長老詣で〟は目にあまるもがあった。石破新首相自身、投票日前日には、これまで距離を置いていた麻生太郎副総裁、二階俊博元幹事長を訪ね協力を要請したと伝えられたが、なりふり構わぬというべきだろう。 総理大臣まで上り詰めた超大物議員が、特定候補の応援で街頭演説に立ったり、時代の要請に反して堂々派閥を維持、研修会で自派出身の候補への支持を訴えたりしたのも改革の動きを帳消しした。キングメーカーをめざしたのだろうが、首相経験者たるもの超然としているべきだろう。 有力候補だった現職閣僚は、総裁選管理委が禁止しているにもかかわらず、多額の費用をかけて政策リーフレットを党員に送付、注意を受けると「禁止が決まる前に発送していたので問題ない」と開き直った。 この候補は推薦人の中に、裏金問題で処分された議員が多数含まれていることを指摘されると、「選対に任せていたので、知らなかった」と子供だましにもならない見苦しい説明を繰り返した。 あまりの不誠実さ、指導者として資質に欠けると眉をひそめた国民も少なくなかったろう。・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409290000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/30
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ 2日前に一堂に会した昭和天皇と真っ赤っ赤元帥が並んだ写真が新聞に掲載(1945年)。天皇が小男の様に写っているのは畏れ多いと内務大臣が仰天し時の内閣が崩壊する端緒に。 ◆ 乗っ取った日航機を質に日本政府を脅して仲間9人を釈放せしめる。(1977年=ダッカ日航機ハイジャック事件)。 ◆ 下関駅にて列車に乗り遅れると焦った某氏が、自動車で7人を撥ねて改札口にエクストリーム・特攻(1999年=下関通り魔殺人事件)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月29日】イスラエルへの「ダブルスタンダード」に、今こそ国際社会が向き合うべき理由 =NewsWeek_ コラム:中東から「今」を見る / 2024.09.26. / 曽我太 イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの終わりの見えない攻撃は、国際社会が今後イスラエルとどう向き合っていくのかという、大きな問いを突き付けている。2023年10月7日のハマスによる大規模なテロ攻撃で、イスラエル史上、最長の戦争が始まった。欧米各国はすぐさまイスラエルへの全面的な支持を表明。アメリカのバイデン大統領や欧州各国首脳が相次いで緊急訪問し、連帯を示した。しかし、ガザへの苛烈な攻撃が続くと、その論調はすぐに変化。ワシントン・ポスト紙が「西側諸国のウクライナでの道徳主義を損なう」と、ロシアに対する厳しい姿勢とイスラエルに対する姿勢の違いを批判するなど、内外から「ダブルスタンダード」との批判を呼ぶことになった。人権や人道主義という理念を掲げる欧米各国がなぜイスラエルをそこまで擁護するのか。背景には、歴史的なユダヤ人迫害やホロコーストに端を発する罪の意識に加え、必ずしも全ユダヤ系人口の意見を反映しているとは言えないが、政治的影響力を持つユダヤ系・非ユダヤ系団体によるアメリカの「イスラエル・ロビー」の存在がある。AIPAC(アメリカ・イスラエル公共問題委員会)はその最たる例だ。しかし、歴史を振り返れば、アメリカがイスラエルに厳しい姿勢を示したこともある。共和党は今でこそロビー団体の影響を受け、イスラエル支持一辺倒となっているが、かつてはユダヤ人入植地の建設を凍結させるため、貸付保証の停止という制裁をちらつかせて圧力をかけたこともある。ホロコーストという負の歴史を持つドイツでは近年、いかなるイスラエル批判も許されない風潮が強化されている。08年、国内での議論なしにメルケル首相がイスラエルの国会で行った演説で、イスラエルの安全保障を「国是」としたことから流れが変わった。 イスラエル出身のホロコースト研究者で米ブラウン大学のオメル・バルトフ教授は「イスラエル側からの働きかけもあり、一切批判できなくなった」と指摘。ユダヤ系研究者の反対にもかかわらず、19年にはイスラエルに対するボイコット活動を反ユダヤ主義と見なす決議がドイツ連邦議会で採択された。ただ、各国政府の姿勢は世論をそのまま反映しているわけではない。論議を呼んでいる国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状請求をめぐっては、イギリスで54%、フランスで49%、ドイツでも44%が、イスラエルのネタニヤフ首相に逮捕状が発行されるべきと回答。「発行されるべきではない」は各国とも20%前後だった。イスラエル観の違いは特に若い世代で顕著だ。昨年10月のCNNの世論調査では、イスラエルの反撃が正当化されると回答した人は65歳以上では81%に上ったが、35〜49歳では44%、18〜34歳では27%。熱烈なイスラエル支持で知られるキリスト教福音派ですら、若い世代ではイスラエル支持の割合が減っているという調査もある。若い世代にとってはホロコーストよりも、第3次中東戦争の1967年から現在にまで続くパレスチナ占領のほうが現在進行形の記憶としてイスラエルの見方を左右している。市民の冷ややかな目と、政府レベルの姿勢には深いギャップがあるのが実情なのだ。今回露呈したダブルスタンダードは、法の支配や人道主義で国際社会をリードしてきた欧米諸国の説得力を損なうだけでなく、イスラエルの将来的な孤立を深めかねない。今や国内でも戦争を止めるために外国の介入を求める声が上がるのをよそに、さらなる右傾化がイスラエルで進むとどうなるのか。過激派が核のボタンを握ってからでは遅いのだ。 石破新総裁「安保のエキスパート」自任...日米同盟を「米英並みに」=Reuter Report / 安全保障 / 2024年9月27日5回目の挑戦で悲願を達成して自民党新総裁に就任する石破茂氏は、安全保障政策のエキスパートを自任する。日米同盟を米英と同等に引き上げ、日本をより自立した「普通の国」に変えると主張する。「米英同盟並みに日米同盟を引き上げることが私の使命」──。石破氏は今月23日、米ハドソン研究所の求めに応じて提出した自身の外交政策にこう盛り込み、日米安全保障条約を「非対称双務条約」から対等な条約に変えることを目指すと主張した。日米安保条約の下、日本は米軍に基地を提供する義務を、米国は日本を防衛する義務を負う。しかし、今月6日にロイターのインタビューに応じた石破氏は、北朝鮮が米国本土に届く弾道ミサイルを保有したことが「劇的な変化だと思っている」と語った。核弾頭を積んだ大陸間弾道ミサイル(ICBM)が北朝鮮から米国本土に飛来するリスクが出てきたことで、米国は日本を守るための核使用を躊躇(ちゅうちょ)する可能性がある、との見方だ。石破氏はハドソンに提出した外交政策書で、「これに中国の戦略核が加われば、米国の当該地域への拡大抑止は機能しなくなっている」との認識を示した。石破氏は小泉純一郎内閣で防衛庁長官、福田康夫内閣で防衛相を歴任し、有事法制の制定や米軍基地の再編などに取り組んだ。「日米同盟とは何か、これからどう変わっていくべきか。私が防衛庁長官の時からずっと米国と議論してきた」とロイターのインタビューで話した。米戦略国際問題研究所(CSIS)の日本部上席研究員でアジア担当副部長のニコラス・セーチェーニ氏は、「石破氏は争点となる課題について限界に挑もうとするのかもしれない」とみる。その一つが、在日米軍の法的地位を定める日米地位協定の改定だ。日本の法律が適用されないなど特別な地位を在日米軍に与えており、特に基地が集中する沖縄県には負担となってきた。石破氏は、自衛隊を米国に駐留させることで両国の地位協定を同レベルにすることをハドソンに送った政策書で提言している。また、安全保障を米国だけに依存しない「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」を創設する構想も提示している。安全保障で自立を目指す姿は、1959年から69年までフランスを率いたシャルル・ド・ゴール大統領と重なる。石破氏をよく知る関係者によると、自身もド・ゴール氏に言及することがあるという。一方で、米国とともに第2次世界大戦を戦った英国のウィントン・チャーチル首相も話題になるという。 [ロイター]○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409280000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/29
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ フランスの田舎者がイギリスの南側を蹂躙し始め、3ヶ月後には王位まで乗っ取ることに(1066年)。曰く、ノルマン・コンクエストが始まる。 ◆ 田中角栄の政治力で清水峠の真下のトンネルが1本から2本に(1967年)。更に総理大臣になって20年足らずで上越新幹線も通ることに。 ◆ 傘をさしてデモをしていた香港市民に香港当局が催涙弾をお見舞いし、雨傘運動の幕が切って落とされる(2014年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月28日】 なぜ日本人は身も心も貧しくなったのか… =後節=「増税しないと財政の危機」と不安を煽ってきた政府の大誤解 ・・・・日本の財政が急速に改善している本当の理由・・・・ =PRESIDENT Online / 2024/09/25 / 永濱 利廣 第一生命経済研究所経済調査部 首席エコノミスト 岸田政権は「増税」だけではなかった「増税」というと岸田政権のイメージが強くなってしまったが、岸田政権は家計を支援する政策にも取り組んでいた。「エネルギー負担軽減策」や「定額減税」などがそれだ。ほか、経済の構造改革にも積極的に取り組み、「新しい資本主義」の名の下に、「貯蓄から投資」「GX(グリーン・トランスフォーメーション)」「半導体産業への投資」といった政策が進められた。いずれも競争力強化につながる政策で、世界的な潮流にも沿っており、評価できる。賃上げも実現し、春闘の賃上げ率が5.1%と33年ぶりの大幅アップとなったことで、実質賃金は27カ月ぶりにプラスに転じている。もっと踏み込んだ「個人消費のテコ入れ」が必要ただ、個人消費はまだまだ低迷しており、経済成長の足枷となっている。政府は家計支援や個人消費のテコ入れについて、もっと踏み込んだ政策を実施すべきとも考える。日本経済新聞によると、2023年の日本の実質賃金はマイナスだったが、群馬県と大分県の実質賃金だけはプラスだったという。この2つの県はいずれも自治体が賃上げした中小企業に奨励金を出している。こうした事実を見ると、「賃上げした企業への補助金」は有効な施策で、岸田政権が実施していた「税制優遇」より効果的だった可能性がある。「賃上げ補助金」のほかにも、「消費額に応じて税が控除されるなど、消費すればするほど得になる仕組み」の導入も効果的だろう。 新NISAに積極的なのは「若者とバブル世代」もっと踏み込んだ「個人消費テコ入れ策」が必要な理由がもう一つある。2009年にギウリアーノ氏とスピリンバーゴ氏という2人の経済学者の連名で出された論文によると、各世代のお金についての価値観は、その世代が社会に出た時代、具体的は18歳から24歳までの経済環境に「一生左右される」。つまり、今後景気が良くなっても、若い頃に不況を経験した「氷河期世代」の財布の紐は緩まない、ということだ。大和証券の木野内栄治氏によると、新NISAに積極的なのは、20代から30代前半くらいの世代だという。アベノミクス以降の株が上がっている局面で社会に出た世代である。次に積極的なのは50代後半以降のいわゆる「バブル世代」。一方、氷河期世代は投資にあまり積極的ではないという。そうした氷河期世代の財布の紐を緩めるには、かなり積極的な政策が必要になってくる。「日本人の努力不足」が原因ではない日本では過去30年にもわたりデフレ経済が続く、世界でも異例の国となっている。そんな中、人々の考え方や行動にはすっかり「デフレマインド」が染み付いてしまっている。そのため、「実質賃金が安定的にプラス」という程度では、みな財布の紐を緩めてはくれないだろう。個人消費を盛り上げるためには、先述したような「お金を使えば使うほど得をする税制優遇」など、かなり思い切った政策が必要だ。「景気は気から」という言葉もあるが、あなどれない真実と言える。日本が長期デフレに陥った諸悪の根源は、日本人の努力不足ではなく、バブル崩壊後に続いた「政府の経済政策の失敗」にある。それによって歪められてしまった「日本人の価値観」を、さまざまな方策によって少しずつ解凍していくことができれば、日本経済復活の見込みは大きいものとなると期待している。 中国の原子力潜水艦、今年に入って沈没事故-米国防総省が報道を確認Natalia Drozdiak 2024年9月27日米国防総省は、今年に入って中国の潜水艦1隻が沈没したとの報道を確認した。同潜水艦が核燃料を積んでいたかどうかは不明。 匿名を条件に語った同省広報担当者によると、潜水艦は埠頭近くで沈没。それ以上の詳細については明らかにしなかった。 米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は26日、中国の最新鋭の原子力潜水艦が5月もしくは6月に武漢の造船所で沈没したと報じた。同紙は複数の専門家を引用し、同潜水艦が核燃料を積んでいた可能性が高いとしている。 潜水艦の沈没は中国の軍事力近代化計画にとって大きな後退を意味する。中国は軍拡を進めており、2024年の国防費は前年比7.2%増となる見込み。海軍の増強に重点が置かれていた。 WSJは、中国が沈没事故を隠蔽(いんぺい)しようと躍起になっていたとしている。同事故はこれまで公表されていなかった。原題:Chinese Nuclear-Powered Sub Sank Earlier This Year, US Says (1)(抜粋) ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409270000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/28
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ 13日前に選出されたばかりのローマ教皇ウルバヌス7世が、重責に耐えかねて自分から天に召される(1590年)。 ◆ ナポレオン・ボナパルトのエジプト土産に何が書かれているのかが判明(1822年=ロゼッタ・ストーンの解読)。 ◆ 中国を蹂躙しまくってた日出ずる国とヨーロッパの支配者に載し上がろうとしていた卐)が共闘。翌年にも起きそうなアンクルサムとの決闘に備える(1940年=日独伊三国同盟締結)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月27日】 なぜ日本人は身も心も貧しくなったのか… =前節=「増税しないと財政の危機」と不安を煽ってきた政府の大誤解 ・・・・日本の財政が急速に改善している本当の理由・・・・ =PRESIDENT Online / 2024/09/25 / 永濱 利廣 第一生命経済研究所経済調査部 首席エコノミスト 日本の財政は大幅に改善している長年の間「日本の財政が厳しい」と言われてきたが、ここに来て財政指標が大幅に改善している。2024年1~3月期時点の「政府債務残高の対GDP比(粗債務)」を見ると、前年から▲5%ポイント近く低下し、コロナ前の水準に戻っている。「政府純債務/GDP比」に至っては、前年から▲17%ポイント以上低下し、2010年1~3月期以来、実に14年ぶりに100%を下回った。図表1(下図参照)を見れば、日本の財政が急速に改善していることがお分かりいただけるだろう。財政改善の最大の理由は「インフレ」なぜ財政が急速に改善しているのか。その最大の理由は「インフレ」だ。岸田政権を含め、近年の政権によって進められた増税によって、政府の税収が増えていることも一因だが、「インフレ」の影響が最も大きいと考えられる。一般的に、政府債務残高の対GDP比は、経済成長率やインフレ率によって変動する(※)。2023年度の低下幅(▲11.0%ポイント)の中身を詳しく見てみると、「増税などで財政収支が改善した影響」より、「名目経済成長率(経済成長率+インフレ率)」の影響のほうがはるかに大きい。名目経済成長率の中でも、「インフレ率上昇」の影響が95%以上と、はるかに大きいことがわかる。 増税しなくても財政は改善するなお、23年度の財政改善の幅は「過去最大」(現基準の資金循環統計が公表された98年以降)である。(下図参照)日本政府は、「政府債務残高/GDP比」の上昇を抑制するために、「プライマリーバランス(PB)」(基礎的な財政支出と税収が均衡している状態)を目標としてきた。だが、財政を改善するには、財政収支が黒字である必要はない。「名目経済成長率(=経済成長率+インフレ率)」が国債利回りを大きく上回っていれば、「債務残高/GDP比」は低下する。要するに、マクロ経済学の考え方では、インフレになれば財政は改善するが、増税したからといって財政が改善するとは限らない、ということだ。世界の経済学では常識こう主張するのは筆者だけではない。例えば、アメリカのバーナンキ元FRB議長も、2017年に日銀が開催したシンポジウムで「日本はインフレ率を高めることで財政の持続可能性を高めることができる」と主張していた。日本政府はそろそろ、こうした「マクロ経済学の常識」を踏まえた政策に転換すべきだ。具体的には「増税により財政を改善させる」方向ではなく、「賃金上昇によるマイルドなインフレ」および「家計支援策による個人消費のテコ入れ」を軸に据えるべき時にきている。財務省を中心とした日本政府もこうしたことはよくわかっている。特に「マイルドなインフレで財政を再建する」点については強く意識しているものと考えられる。家計を支える経済政策が必要不可欠ただインフレが続けばすべてうまくいくかというと、そんなに簡単な話ではない。通常、インフレ下では賃金も上昇するため、物価が上昇しても現役世代にはそれほど影響はないことが多い。だが、年金で生活している世帯などは、賃金上昇の恩恵を受けにくいため、物価上昇のデメリットが直撃しやすい。今日本では2%以上のインフレが続いている。決して激しいインフレではないが、年金で生活する世帯にとって無視できない負担となっている。少子高齢化の影響で、日本の約3~4割は年金で暮らす無職世帯となっており、賃金が上昇しても、なかなか個人消費が増えにくい構造になっている。そのため、家計を支え、個人消費をテコ入れする経済政策が必要不可欠となっている。「増税」と「社会保障負担増」が経済の足を引っ張っているそもそも日本の個人消費が弱いのはなぜか。端的に言えば、その理由は「国民負担率が急上昇したから」。要するに「増税」と「社会保障負担増」によるものだ。図表3(下図参照)は、G7諸国の国民負担率を、2010年を基準に見たものだ。日本の国民負担率だけがダントツで上がっていることがわかる。消費税が2度にわたって引き上げられたほか、社会保険料も引き上げられている。日本経済が停滞し、賃金が下がっている中、家計の負担ばかり増えていたわけだ。個人消費が伸びないのは当然というべきだろう。・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409260000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/27
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ 台風災害の厄日。どれだけ厄日かというと、日本海軍の艦隊が打撃を受けたり(1935年)、青函連絡船が転覆するばかりか北海道の漁村が丸焼けになったり(1954年)、・・・しかし近鉄にとっては名古屋線がレベルアップするチャンスとなったラッキーな日(1959年=伊勢湾台風)だったりする。 ◆ スペインの商船や植民地を略奪して周った海賊ドレークが、やりたい放題の挙句に地球を一回りしてしまった(1580年)。 ◆ 豪腕の破壊神が子分ともども民主党に下駄を脱いだり(2003年=民由合併)、後の森羅万象担当大臣(2006年=安倍内閣)やチンパンジー(2007年=福田内閣)が総理に就任したりと政界にとっての特異日。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月26日】 中国「愛国ビジネス」暴走、日本人襲撃...中国政府は止められないのか =NewsWeek_ Opinion / Tokyo Eye 外国人リレーコラム / 2024年09月23日周来友(しゅう・らいゆう)(経営者、ジャーナリスト) このコラムを執筆中にいたたまれないニュースが飛び込んできた。9月18日、中国南部の広東省深圳で日本人学校の男子児童が中国人の男に刃物で襲われ、19日未明に病院で亡くなったのだ。現時点ではまだ容疑者の動機も事件の背景も分からない。だが、恐れていたことが起きてしまったような気がした。今回書こうとしていたのは、動画配信者たちの暴走についてだった。外国人を目の敵にして突っかかり、そのやりとりを動画に収め、ネットで配信する。世の中にはそんなろくでもない輩(やから)がいる。「愛国」の名の下に迷惑行為を働き、金儲けをする輩9月7日、北京の円明園という観光地で日本人観光客が現地の動画配信者に暴言や罵声を浴びせられる事件が起きた。中国メディアによれば、観光客が中国人通訳を介して「写真を撮りたいから場所を空けてほしい」と頼んだところ、「なぜ日本人のためにどかなくてはならないのか」と激高し、日本人を追いかけ回すなどしたという。おまけに、駆け付けた警備員までもが「日本人はこの場所には入れない」と動画配信者に味方したらしい。一部始終を配信していたこの中国人は、いわゆる「愛国ビジネス系配信者」だ。過去には航空機内で白人男性を挑発し、「差別された!」と大騒ぎする動画を上げたこともある。「愛国」の名の下に迷惑行為を働き、その映像でアクセス数を稼いで金儲けをする輩だ。日本で言うところの「迷惑系ユーチューバー」の一種で、5月末に靖国神社の石柱にスプレーで落書きし、SNSに投稿した中国人動画配信者も同類だ。 実は、そんな愛国ビジネス系配信者の同類が日本にもいることはご存じだろうか。この夏、有名な迷惑系ユーチューバーの男性が奈良公園を連日のようにパトロールし、彼が言うところの「鹿に暴力を振るっている」中国人観光客を見つけては、強い口調で注意し、その様子を「さらして」いた。しかし、私が見た1つの動画では(確かに行儀は悪いが)足で鹿の脚と握手するような行為をしていただけで鹿を蹴ってなどいなかった。写真の説明には「中国人が鹿さんをサッカーボールのように蹴り上げた」とあったが、本当にそうなのか。中国人のマナーが悪いのをいいことに差別意識をあおっているのではないかと思った。円明園、奈良公園の双方の配信には「やりすぎだ」「間違っている」といった冷静なコメントも書かれており、それがせめてもの救いだったが、彼らの行為が中国の反日感情、日本の反中感情をさらに悪化させることを私は恐れていた。そんな時に起きたのが深圳の事件だった。日本の配信者たちに行為を正当化する口実を与えるだろう中国政府は円明園の事件後、「外国人差別は許さない」とのメッセージを出し、当然ながら深圳の事件後も「外国人の安全のため効果的な措置を取る」としたが、6月には江蘇省蘇州で日本人学校のスクールバスが襲われる事件があったばかり。 政府が暴走を望まなくても、もはやそう簡単に火消しはできないだろう。数十年間の愛国・反日教育のツケが回ってきたのだ。愛国ビジネス系配信者の動画が深圳の容疑者に影響を与えたかどうかは分からない。だが、この一件が日本の配信者たちに自分の行為を正当化する口実を与えるのは間違いない。普段は冷静な日本のネットユーザーが悲惨な事件をきっかけに考えを変える可能性もある。さらなる悲劇を起こさないためにも、この輩たちを取り締まると同時に(もちろん、中国側は政府の責任も大きい)、私たち一人一人が偏った報道や配信動画に振り回されることなく、異文化の理解と尊重に努めることが重要だ。偏見は偏見を、差別は差別を、憎しみは憎しみを呼ぶ。私たちは、そうした負の連鎖が悲惨な結果しか生まないことを肝に銘じなければならない。在中国外国人の安全に難題、カネ絡むネット世論暴走中国国内で居住者である日本人や米国人ら外国人が襲撃される事件が相次いでいる。個別事件の真相はなお不明である。とはいえ、その背景に中国のメディア事情の急速な変化が何らかの形で関係しているとの指摘がある。「中国で急速に広がった反日、反米を叫ぶ民族主義の潮流には、主として短い映像で中国の人々の感情に訴えかけるソーシャルメディアの商業主義が大きく影響している」。メディア事情に詳しい中国の識者の分析だ。/ 日本経済新聞:編集委員 中沢克二 ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409250000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/26
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ ワルツの親父が死去し、大変な悲しみを訴えるあまり倅がいつも明るく元気な歌ばかり作ることになる(1849年)。 ◆ 染料工場の爆発で何故か赤痢が蔓延、真相は検閲により削除(1937年=大牟田爆発赤痢事件)。 ◆ 某国の親日感情への配慮から、ア〜ン♥♥風呂をこの日からソープランドと呼ぶことに(1984年)。全日本特殊浴場協会連合会が高度な政治的配慮を断行したのだそうだ。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月24日】 226kmを走破「世界一超人の91歳」その驚く肉体 =後節=20年間食べ続けてきた「食事メニュー」を公開 =東洋経済Online/ライフ/長寿の金言 / 2024/09/23 / 桜井 美貴子 : ライター・編集者 91歳の超人的な肉体を作る「驚きのメニュー」トライアスロンを始めて3カ月後、最愛の妻を看取った。稲田さんが70歳のときだ。それから、より深くトライアスロンに没入していく。理由は2つ。「結局それしかやることがないということと、トライアスロン自体が楽しいことだったから」当時は70代でトライアスロンの大会に出場する人は誰もいなかったという。だから大会側が稲田さんのために「高齢者賞」や「特別賞」などを設け、トロフィーも授与された。年下の選手たちに讃えられ、大会で再会する仲間も増えていった。稲田さんは、妻が亡くなって以降、ずっと一人暮らしをしている。孤独とも違うが、趣味の合う妻と山登りや旅行を楽しむ時間がなくなり、今は目の前のことに打ち込むことで日々を充実させている。もちろん、持ち前の探究心が「自分がどこまでいけるのか」を突き詰めるに至ったということもあるだろう。それが顕著に出ているのが、毎日自分で作っている食事だ。トライアスリートはレースで使う体力に見合っただけの栄養を取らないといけないーー。これが稲田さんの確固たる食事のポリシーとなっている。70歳でトライアスロンデビューをしたときに、周囲の人たちに栄養効果がある食べ方や体にいい食材を教えてもらったり、トップアスリートの食生活を指導する管理栄養士に相談したりしながら、いろいろと研究して自分なりの献立を確立した。以来、現在まで20年以上、ほぼ同じものを毎日食べている。基本は抗酸化作用のある緑黄色野菜をたくさん摂ること。朝は鍋を2つ使って、2種類のスープを作る。1つは栄養価が高い旬のものを中心に11種類以上の野菜だけを使ったもの。もう1つは野菜の種類を半分にして、豚肉や鶏肉、にんにく、貝類、山芋やジャガイモなどのイモ類にエリンギやしいたけなどを入れたもの。それぞれ鶏ガラスープやチキンコンソメなどで味付けを変えて、黒酢やトマトジュース、代謝アップや血行促進などの効用や効果があるというスパイスを加える。さらに食べるときに“味変”ですりごまをふりかけることも。最近凝っているのは、医師に勧められた鯖缶だという。缶汁ごと鍋に入れて出汁がわりに使っている。「無理はしていない」朝食は、この“食べる”スープに加えて、蜂蜜とブルーベリージャムをたっぷり塗ったライ麦パン、豆乳も並ぶ。アイアンマンレースに出場したツール・ド・フランスのサイクリストがレース前に大量に蜂蜜を摂取すると知り、バターをやめて蜂蜜にした。この朝食を作って食べるだけで2時間かかる。「これがいいよ、あれもいいよと聞くたびに具材が増えていくので、ものすごい量になるんです。自分で作っておきながら、見ただけでうんざりする。しかも僕は昔から朝が弱くてなかなか起きられない。だからとにかく朝は恐怖なんです(笑)」昼食は外でトレーニングする合間にコンビニなどで食べるが、疲労回復に効くビタミンB1が豊富な豚肉の弁当を選ぶなど気を使っている。これもクラブ仲間の女性が豚肉たっぷりの弁当を作ってくるので、「それなら僕も」と、取り入れた。そして、夕食。玄米ご飯を茶碗2杯にキムチ納豆、生卵、DHAが豊富なめざしなどの青魚。味噌汁も具材たっぷり。豆腐、麩、エビ、貝類、ワカメ、そして旬の野菜に山芋をすりおろして加える。20年以上続けているこの食事のおかげで、練習の疲れもそれほど残らず、体力も維持できている。質のいい睡眠を8時間たっぷりとり、寝起きはやや悪いが寝つきはいい。この食事が自分にとってベストだという実感がある。91歳という年齢を考えたら食べすぎだという指摘も受けるが、「無理はしていない。食べられちゃうから食べているんです」と意に留めない。 何歳でも「今さらもう遅い」なんてない80代前半が絶好調だったという常人離れしたパワーを持ち、生活のすべてがトライアスロンのためと断言する稲田さん。だがその一方で、「90代に入り、やはり筋肉の落ち方も激しくなってきた」と老いに向かう体の変化も意識している。しかし、「だから日常の些細な行動でも、常に筋肉に意味がある動きにしようと心がけています。老い先短いから、ムダな時間やコトなんて1つもないんだ」と常に前向きだ。包丁を使うときは指先の運動。歩くときはちょっと早足にしたり、ドスンドスンと足裏をたたきつけて、骨に刺激を与えたりする。筋トレ感覚で利き手ではない手も使ってみる。スーパーの買い物では、毎回荷物の持ち方を変えてみる。「筋肉を鍛えるというよりも、使っていない筋肉に刺激を与えて目覚めさせるという感覚です。持ち主が使わないと寝てしまう筋肉の“目”を覚まさせる。70歳でも80歳でも、意識して刺激を与えれば寝ていた筋肉も目覚めるんですよ」稲田さんの人生で、「今さらもう遅い」なんていう考えは1度も持ったことがない。いつだってスタートを切れるし、遅いなんていうことはないと思っている。「やりたいことがあれば、そこが新しい人生の出発点。やってみると必ず何かしらの進化を自分にもたらしてくれるんです。何歳だろうとね。僕みたいなじいさまでも、やってみたら世界チャンピオンになっちゃったりするわけですから(笑)」昨年、稲田さんは海外遠征のためパスポートを更新した。もちろん、有効期限は10年のものだ。 ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409240000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/25
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ お掃除のおじさんやおばさんが掃除大臣として尊敬される日。もしかして今日は…清掃の日。そして、この日から10月1日までの1週間が環境衛生週間と暇を持て余す環境省が…!!? ◆ 西郷隆盛が、もう、この辺でよか・・・と自分で起こした戦争を集団自決で幕引きさせる(1877年=西南戦争: 城山の戦い)。 ◆ 藤沢市でグライダーが使ってたりしていた飛行場に米軍機がハプニングゲストとして着陸、現場は大騒ぎとなったがマスコミの報道はお察し下さい(1959年=TAI307便墜落事故)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月23日】 226kmを走破「世界一超人の91歳」その驚く肉体 =前節=20年間食べ続けてきた「食事メニュー」を公開 =東洋経済Online/ライフ/長寿の金言 / 2024/09/23 / 桜井 美貴子 : ライター・編集者 早朝6時。千葉県千葉市稲毛区のトライアスロンクラブのプールに飛び込み、1時間半かけて3500mを泳ぎ切る。稲田弘さん、91歳。世界最高齢の現役トライアスロン選手にして、世界最高齢のアイアンマン世界選手権完走者のギネス世界記録™を持つ、文字通りの“鉄人”である。アイアンマンレースとはトライアスロン競技の最高峰といわれ、スイム3.8km・バイク180km・ラン42.2kmの総距離226kmを、16〜17時間の制限時間内に走破する世界一過酷なレースだ。きっかけは「定年後のメタボ解消」稲田さんは70歳から始めたトライアスロンを経て、79歳から9年連続でアイアンマンレース世界選手権に出場。そして80歳と83歳(80-84歳カテゴリー)、85歳(85-89歳カテゴリー)のときには世界チャンピオンに輝いた。特に85歳では新カテゴリー初の世界チャンピオンとなり、同時に自身が持つギネス世界記録「アイアンマン世界選手権の世界最高齢完走記録」も更新する。「80代前半は体力的に絶好調。80歳の初優勝のときは早くゴールしすぎて、フィニッシュゲートに観客が誰もいなくてね(笑)。最後までスピードも維持できて、余裕のゴールでした」飄々と語る稲田さんだが、90代に突入した現在も週6日のトレーニングは欠かさず、ベスト体重を維持。血圧は正常、老眼鏡不要の裸眼で新聞を読み、聴覚を意識するためにテレビの音量は低めに設定しているという。 「骨折は多いけど、病気とは無縁」とサラリと話すので驚く。補足すると、骨折の原因は高齢者に多い室内での転倒ではなく、バイクからの落車など、ハードなトレーニングによるものだ。「若い頃から取り立ててスポーツマンというわけではなかった」という稲田さんが、トライアスロンにはまっていくきっかけになったのは、60歳で始めた水泳だった。その頃、難病を患って自宅療養する妻の介護をするため、記者として活躍したNHKを定年退職。メタボ解消と健康維持を目的に自宅そばのスポーツジムのプールに通い始めたのである。「60歳で若かったから結構速く泳げるようになって、体も締まってきた」と手ごたえを感じた稲田さんは、水泳仲間とスイム1.5km・ラン10kmのアクアスロン大会に出場し、完走する。そこでロードバイクで颯爽と会場入りする選手の姿に「かっこいいなあ!」と憧れて、69歳のときにロードバイクを購入した。記者時代から探究心旺盛、ピンときたものにはすぐ飛びつくという稲田さん。これが70歳のトライアスロンデビューにつながった。メタボ解消の水泳から10年。さらにその先の10年後に、アイアンマンレースの世界チャンピオンになるなど、想像すらしなかった。なぜ、そこまで自分を追い込むのか?9年連続の世界選手権出場、3度の優勝という圧巻の戦績も、稲田さんに言わせれば「完走を勝利としたら3勝6敗」。6敗はタイムオーバーなど無念のリタイアだ。次にめざす勝利は、90歳代以上のカテゴリーでアイアンマン世界選手権完走である。そのために筋肉と骨を維持する毎日のトレーニングも欠かさない。1週間のうち月・水・金は、所属するトライアスロンクラブのチームトレーニングに参加する。早朝4時半起きで自宅を出て、水だけ飲んで朝食抜きのままクラブのプールで6時から7時半まで3500mを泳ぐ。自宅に戻り、朝食を済ませてからバイク練習へ。 自主練習の火・木は朝8時にラン10km。夕方5時からスポーツジムのプールで2000m泳ぐ。土曜日は本番のレースと同じ順番でスイム、バイク、ラン。日曜も休まずにバイクとランをこなす。これが基本の練習メニューだが、バイクの練習では地図を見ながら初めての土地を走ったりすることもある。「バイクを100km以上走る日は、自宅を出発して帰ってくるまで5時間以上かかるんです。僕はペースが遅いし、途中で好物の鰻を食べるために寄り道したりもするからね(笑)」雨の日はランとスリップする危険があるバイクは中止。ランの代わりに傘をさしてウォーキングをする。「のんびりできない性格」に加えて、「雨だから休養」という発想もないのだ。クラブ合宿は、さらにハードだ。バイクの練習では180kmという長距離を走る。稲田さんは学生からオリンピック選手までさまざまなトライアスリートと一緒に、雨や風や雪などの天候に関係なく、ランやバイクの練習をこなさなければいけない。「悪天候の日はそれに適応した走り方をすることがトレーニングになるんだけれど、真冬の雨や雪の日は寒くて寒くてどうしようもない。足はつりまくるし、ただただつらいです」老後はゆっくり暮らしていきたいという人も多いだろう。ここまで自分を追い込むのは、それだけ得られるものや達成感があるからなのだろうか。0稲田さんは「そんなの、ないよ」と即答する。「練習がハード過ぎて、走り終わったあとは『やっとこれで寝られる』としか思わない。でも、僕にはこれしかやることがないからね」・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409230000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/24
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ 京都市下京区にて花札屋が店開き(1889年)、100年経つと何故かファミコンの会社になっていた次第。創業者は山内房治郎。 ◆ VIP満載の特急列車が、集中豪雨で宙吊りとなった線路に突入して脱線転覆(1926年)。山陽本線特急列車脱線事故。 ◆ 頭の固い百科事典によると、秋はこの日から始まるそうだ。即ち、秋分。なぜか、国民の祝日の一つ。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月23日】 〈中国日本人学校の男児死亡〉中国人から悲しみや怒りの声も、デジタル監視社会が進んでも再び同様の事件が起こり得る理由 =後節= =Wedge_Report 【チャイナ・ウォッチャーの視点】 2024年9月20日 / 高口康太( ジャーナリスト、千葉大学客員教授) 「社会的報復」の対象としての日本人 10歳の少年の死は日本と中国の多くの人々に悲しみと怒りをもたらすものとなった。だが、皮肉にもだからこそ今後、同様の事件が相次ぐ可能性が高いと筆者は見ている。 現地紙・深セン特区報によると、犯人の鐘(ジョン)は44歳、無職。2015年に公共通信設備破壊、19年に虚偽の事実を触れ回った公共秩序騒乱の容疑で、二度の拘束歴があるという。社会になんらかの不満があった上での犯行の可能性が高そうだ。 というのも、中国ではこうした事件がたびたび起きているからだ。社会に不満を持った人々が、特に恨みのない無辜の人をターゲットに暴力を振るう事件を「社会的報復」と言う。 思いつくままに代表的な事件をあげよう。・2010年、福建省南平市の小学校襲撃。8人が死亡。・2011年、江西省撫州市の地方政府庁舎を狙った爆破事件。犯人含め3人が死亡。・2013年、福建省アモイ市の路線バス放火事件。犯人含め47人が死亡。 社会的報復のための事件ではより大きな反響を引き起こす対象が狙われる。弱者であり、かつ社会の同情を引きやすい子どもが狙われやすいとされてきたが、外国人の子どもであれば国際的な注目をも集める。 日本人であれば民族主義とも関連してより大きな反響を引き出せる。今年6月にも江蘇省蘇州市で日本人の子どもが狙われた襲撃事件もあっただけに、こうした理屈のもとで今後も模倣犯がでる可能性は否めない。中国社会は悲劇を防げるのか 中国はこの10年ほど、体感治安が大きく向上したと言われている。街中に設置された監視カメラ、インターネットの検閲や監視などのデジタル監視社会化が治安の向上に寄与したとの見立てだ。確かにその威力は強力ですりやひったくり、窃盗事件は捕まる確率がきわめて高くなっているという。 だが、自分の破滅を承知の上での破れかぶれの犯行にはデジタル監視社会も決定的な抑止力たりえないのではないか。事件後、中国当局は事件現場の日本人学校周囲の監視カメラを増設していると伝えられているが、その効果には疑問が残る。 外交部「中国政府はいかなる違法な暴力行為も断じて許さない」=人民網日本語版 2024年09月20日外交部(外務省)の林剣報道官は19日の定例記者会見で、「中国政府はいかなる違法な暴力行為も断じて許さない。中国はこれまでずっと実効性ある措置を講じて全ての在中外国人の安全を保証してきたし、今後も引き続き保証していく」と表明した。【記者】在広州日本総領事館が19日に発表した情報によると、18日に深センで刺された男子児童が亡くなった。このことについてコメントは。【林報道官】中国側はこのような不幸な事件が起きたことに胸を痛めており、遺憾の意を表する。男子児童の死去を悼み、御家族の方々にお悔やみ申し上げる。男子児童は日本国籍で、父親は日本国民、母親は中国国民だった。男子児童は襲われた後、直ちに病院へ搬送され、広東省当局が医学の専門家を手配して全力で救命に当たった。中国側は御家族の方々の後事の処理に必要な助力を行う。事件は現在も調査中であり、中国側の関係当局が法にのっとり処理する。現時点で把握している状況によると、これは個別の事案だ。中国は法治国家であり、中国政府はいかなる違法な暴力行為も断じて許さない。法にのっとり事件を調査し、犯罪者を処罰する。中日双方は現在この事件について意思疎通を継続している。我々は日本を含む各国の人々が観光、留学、ビジネス、生活のために中国を訪れることを常に歓迎している。個別の事案が中日両国間の交流や協力に影響を与えることはないものと我々は信じる。(編集NA) 深センの日本人男児襲撃事件が鳴らす警鐘―香港メディア香港メディアの香港01は19日、中国・広東省深セン市で日本人の男児(10)が襲撃されて死亡した事件について、「個別の事件であり、警鐘でもある」との論評記事を掲載した。記事は、「今回の報道を受け、人々は今年6月に江蘇省蘇州市で発生した日本人スクールバス襲撃事件、および(今回の事件が起きた日が)918(満州事変の発端となった柳条湖事件が起きた日)記念日という特殊な日付だったことに思い当たるだろう」と指摘した。そして、18日に行われた外交部の定例会見での報道官の「異変」に言及。担当した林剣(リン・ジエン)報道官は記者からの「偶発的な事件だと思うか」との質問にあいまいな回答しかしなかったとし、前回の蘇州の襲撃事件では「偶発的な事件」と強調していたのとは異なる対応だったとした。記事は、「蘇州の襲撃事件の際に、われわれ(香港01)は2つの点を指摘していた」とし、それは「中国当局の慎重さと動きの遅さは極端な民族主義を黙認するものではなく、逆に中国政府にとってネット上の民族主義をどのように管理するかは、一貫して難題であり続けている」「ネット上の極端なナショナリズムは中国社会の主流ではなく、国と国の交流がネット世論に巻き込まれることを最大限避けるべき」だったとした。その上で、「蘇州の事件も深センの事件も個別の事件であるが、これらは警鐘でもある。特に、類似の事件が相次いで発生する中、当局はまたしても容疑者の情報をすみやかに社会に公表できなかった。これは内部・外部の迷いや憶測をエスカレートさせるだけである。特に今回の事件は918の当日ということで、多くの人が(日本人を狙ったものと)想像しないわけにはいかなかった」と論じた。また、この事件の少し前に注目を集めた騒動があったとし、今月上旬に北京市の円明園で中国人インフルエンサーが日本人観光客らに難癖をつけて追い回した動画が物議を醸したことに言及。「この騒動ももちろん個別のケースであるが、こうした雰囲気が広がっていくと中国にいる外国人だけでなく、われわれ(中国人)自身も最終的に傷つくことになる」と論じた。(翻訳・編集/北田) ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409220000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/23
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ うまいこと大金ゲットしたはずなのに、パクられちまったZE!!! Oh!!Mistake...(1950年)。=少年が給料を強奪し、愛人と逃走するも2日後に逮捕(日大・オー・ミステーク事件)= ◆ 日光猿軍団の夢と東照大権現の御利益を載せた特急列車「けごん」が運行開始(1951年)。 ◆ 天皇陛下におかせられましては本日手術に臨まれましたものの、本当の御病状を申し上げるには畏れ多く膵臓の病気であると陛下に申し上げ奉りました(1987年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月22日】 〈中国日本人学校の男児死亡〉中国人から悲しみや怒りの声も、デジタル監視社会が進んでも再び同様の事件が起こり得る理由 =前節= =Wedge_Report 【チャイナ・ウォッチャーの視点】 2024年9月20日 / 高口康太( ジャーナリスト、千葉大学客員教授) 中国・広東省深セン市で2024年9月18日、日本人学校に通う10歳の男子児童が登校中に刃物で刺される事件が起きた。児童は病院での治療のかいなく死亡したことが伝えられている。 シンガポール華字紙・聯合早報は近隣住民の話を元に現場の状況を報じている。児童は腹部と太ももを複数回刺され、内臓が露出しているほどの重傷を追った。血の海の中で、通りがかった通行人が心肺蘇生を試み、かたわらでは母親と見られる女性が号泣していたという。中国人にも悲しみ、悔しさ、怒り この凄惨な事件は日本社会に大きな衝撃を与えたのはもちろんのこと、中国人社会にも大きな衝撃を与えるものとなった。事件現場には多くの花が供えられている。ソーシャルメディアに掲載された写真を見ると、花には次のようなメッセージが添えられていた。「子どもよ、許してほしい。どうか安らかに。深センのママ」「子どもよ。安らかにお眠りください。一人の中国人より」「子どもよ、許してほしい。深セン人より」「天国には愚かな憎しみがないことを祈ります。悲しみの中にいる、ある上海人より」 また、19日夜には東京都新宿区で在日中国人有志が主催する追悼集会が開かれた。20人あまりの参加者がろうそくを手に1分間の黙祷を捧げ、追悼の言葉を述べた。また、同会の有志による声明も発表されている。 追悼集会の呼びかけ人の一人である、日本の大学で非常勤講師を務める馬嘉嘉(マー・ジャージャー)氏は、悲しみ、悔しさ、怒りの3つの感情があると述べた。まだ幼い子どもが命を落としたことへの悲しみ、過度な民族主義を食い止められなかったという悔しさ、そしてこの事件の責任をだれが担うべきなのか、日本人への過度な憎しみを煽るような教育やテレビ番組があったのではないかと訴えた。 日本人への怒りを募る記念日が増えた中国社会 同じく呼びかけ人の一人であり、日本の大学で客員研究員を務めるジャーナリストの賈葭(ジア・ジア)氏も、極端な民族主義が強化されているのではと、中国の現状に疑問を呈した。その一例としてあげられたのが「十四年抗戦」だ。 賈氏が学校で習ったのは「八年抗戦」で、1937年7月7日の盧溝橋事件から太平洋戦争終戦までの8年間が日本との戦いだった。それが今では1931年9月18日の柳条湖事件を起点とする14年間の戦いへと拡大されている。2005年の中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利60周年式典で、胡錦濤(フー・ジンタオ)前総書記が言及したことがきっかけだったと賈氏は指摘する。 胡前主席は当時、「歴史を記憶するのは怨恨ではなく未来のためだ」と話しているが、日本への怒りが募る記念日が7月7日に加えて9月18日と2回に増えたことは事実だ。また、2014年からは12月13日が南京大虐殺犠牲者国家追悼日に指定された。空襲警報のサイレンを鳴らして黙祷を捧げる都市も多い。 在中国日本大使館が作成している「安全の手引き」には次の一節がある。 過去の歴史にかかわる以下のような「記念日」においては、日本関連の行事開催には慎重な検討が望まれます。5月4日(1919年) 五・四運動(反帝国主義、反封建主義運動)6月5日(1941年) 重慶爆撃7月7日(1937年) 盧溝橋事件8月15日(1945年) 終戦記念日9月3日(1945年) 「抗日戦争勝利記念日」9月18日(1931年) 柳条湖事件(満州事変)12月13日(1937年) 南京入城(「南京大虐殺犠牲者国家追悼日」) これらの記念日のすべてが以前から大々的に広報され意識されていたわけではない。近年になって改めて強調されるようになった側面もある。 歴史を忘れないことは重要だが、極端な民族主義を煽ってきた部分はなかったのか、それが今回のような悲劇を生んでしまったのではないか。そうした苦い思いを抱える中国人も少なくないという。 賈氏は今後、同様の事件が起きることを防ぐためにも、事件や犯人についての詳細な報道が必要だと指摘する。今年4月には江蘇省蘇州市で日本人駐在員が通り魔に襲われて負傷、6月には吉林省吉林市で米大学教員が通り魔に襲われて負傷、同じく6月には蘇州市で日本人母子が通り魔に襲われて、かばった中国人女性が死亡する事件が起きている。 いずれも事件に関する詳細な報道はない。臭いものに蓋をする式のやり方ではなく、正確な報道を行うことが抑止につながるのではないかと、賈氏は訴えた。・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409210000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/22
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ 1897年 - 『ニューヨーク・サン』に社説「サンタクロースっているんでしょうか?」が掲載される。 ◆ 国技館の土俵の屋根を支える柱が無くなり、空中浮揚し始める(1952年)。 ◆ こち亀=連載開始(1976年)。連載初期から現実の警察官とは乖離していた。どっちが警察官としてふさわしいかはお察しください。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月20日】 ガザ停戦合意は?、対ロ戦争終結計画、新高層ビルに差す影、昔のパンダは「竹ではなく肉を食べていた」 =Reuter Report & =NewsWeek_ Opinion ガザ停戦合意、バイデン大統領任期中は可能性低い...米高官=Reuter Report / ワールド / 2023年6月26日 / By トムソンロイター・ジャパン米高官は現在、バイデン大統領の任期中にパレスチナ自治区ガザを巡りイスラエルとイスラム組織ハマスが停戦合意する可能性は低いと考えている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙が19日、ホワイトハウス、国務省、国防総省の匿名の高官の話として報じた。ロイターはこれらの機関にコメントを求めたが、今のところ返答を得られていない。国防総省のサブリナ・シン報道官はこの報道が出る前、記者団に対し「われわれはこの交渉が決裂したとは考えていない」と述べた。ブリンケン米国務長官は2週間前、停戦協定の90%が合意されたと明らかにしている。ウクライナ大統領、対ロ戦争終結の「勝利計画」策定完了=Reuter Report / ワールド / 2023年6月26日 / By トムソンロイター・ジャパンウクライナのゼレンスキー大統領は18日、ロシアとの戦争終結につながる「勝利計画」の策定を完了したと明らかにした。先月にゼレンスキー氏は、バイデン米大統領に計画を説明すると発言。国連総会出席のため訪米する来週がその機会になるとみられている。ゼレンスキー氏は「勝利計画は全面的に用意が調ったと言える。全てのポイント、重要分野、必要な詳しい追加項目が定まっている。最も大事なのはこれを実行する決意だ」と語った。その上で今後の展開について、単に戦争状態を凍結したり、ロシアの侵略を新たな段階に先送りしたりする余地はなく、和平の実現以外にはあり得ないと強調した。ゼレンスキー氏は2022年提示した和平交渉案では、基本的な前提条件としてロシア軍の全面撤退とウクライナの旧ソ連時代の国境回復、ロシアが侵攻の責任を追うことを挙げていた。同氏は、ロシア軍がなおウクライナ国土の20%近くを占領している限り、交渉する考えはないとの姿勢も示している。 世界で最も華麗で高額な新高層ビルに差す影=NewsWeek_ Opinion / 2024年9月19日(木) / ヒュー・キャメロン香港のスカイラインに新たなシンボルが誕生した。金融街の中心にそびえる高さ190メートルの高層オフィスビル「ザ・ヘンダーソン」だ。「世界クラスの建築の職人技を体現するこのプロジェクトは、中環(セントラル)と香港の都市景観を豊かにする」と、恒基兆業地産(ヘンダーソン・ランド・ディベロプメント)会長の李家誠は言う。香港の不動産開発業者ビッグ4の一角を占めるヘンダーソンが建設地を購入したのは2017年5月のこと。立体駐車場だった50×60メートルの区画を約30億ドル(1平方メートル当たり約100万ドル)で取得し、面積当たりでは史上最も高額な取引となった。ヘンダーソンはビクトリアハーバーに面しており、中国銀行タワーや国際金融中心など近隣の「伝統的な」超高層ビルの中でもひときわユニークなデザインだ。設計は超モダン建設を得意とするザハ・ハディド・アーキテクツ。曲線が強調された外観を4000枚の反射ガラスが覆う。香港は投資優遇政策、比較的低い法人税率(16.5%)に加えて、中国やアジア市場へのアクセスのしやすさなどが評価され、企業にとって魅力的な拠点になっている。世界銀行の「ビジネスのしやすさ指数」は現在3位だ。ヘンダーソンにも投資会社のコラー・キャピタル、高級オークションハウスのクリスティーズ、スイスの高級時計メーカーのオーデマ・ピゲなどの大手企業が最初のテナントとして入居する。とはいえ、家賃は高く、ニッケイ・アジアによると昨年11月時点で半分しか入居者は決まっていなかった。これは香港の不動産市場の低迷が続いていることを物語る。在宅勤務の増加と新型コロナウイルス後の回復の遅れが、香港のオフィススペースの需要に打撃を与えている。 昔のパンダは「竹ではなく肉を食べていた」「ヨーロッパにもいた」... =NewsWeek_ Opinion / 2024年9月19日(木) / トム・ハワースドイツ・アルゴイ地方のハンマーシュミーデ遺跡で発掘された「パンダの祖先」の化石を研究していたチームが、初期のパンダは、竹を好む現代の子孫と比べて、はるかに多様な食生活を送っていたことを発見した。クレトゾイアルクトス・ベアトリクス(Kretzoiarctos beatrix)は、現代のジャイアントパンダの最も古い祖先と考えられている。この種は約1150万年前、現在パンダが生息している中国の竹林からは遠く離れた、ヨーロッパ全域やユーラシア各地に生息していた。この研究論文の共同執筆者である独テュービンゲン大学のマデレーン・ベーメは本誌の取材に対し、「パンダが草食になり、竹などの植物を食べるようになったのは比較的最近のことだ」と述べた。「パンダが竹を食べるというイメージはミスリードだ。彼らは1000万年もの間、竹を口にしておらず、植物もあまり食べていなかったのだから」学術誌「Papers in Paleontology」に発表された研究論文によれば、クレトゾイアルクトス・ベアトリクスは現代のヒグマよりは小型だが、体重は100キロを超えていた。歯には竹を食べる子孫と類似点があるものの、マクロとミクロ両方の視点から特徴を分析した結果、はるかに幅広い食性が明らかになった。○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409200000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/21
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ 富岡八幡宮の祭礼に詰め掛けた群衆の重みで永代橋が崩落、永遠にもつどころかボロ橋であったことが露呈(1807年)。 ◆ 京都市バスが運行開始。運転士の月給は300円であり、当初より知事より裕福な利権エリート専門職として認知されていた(1903年)。 ◆ 野蛮な鬼畜米英の圧制によりわが国の美徳は言論弾圧を受け、墨塗り教科書として闇へ葬られた(1945年)。=生徒に墨で塗りつぶさせる「墨塗り教科書」=【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月18日】 〈解説〉エミー賞18冠の『SHOGUN 将軍』は全米中が高評価なのか?ここでも見えるアメリカの“分断” =後節= =Wedge_Online 【日本人なら知っておきたい近現代史の焦点】 2024年9月18日 廣部 泉( 明治大学政治経済学部 教授)) 受賞に沸くハリウッドと一般国民 ヒラリー・クリントンとトランプが争った2016年の大統領を思い出してみたい。最初の女性大統領になることを目指したヒラリーを応援したセレブには、マドンナ、ブルース・スプリングスティーン、レディー・ガガ、ビヨンセ、ボン・ジョビ、マライア・キャリー、エルトン・ジョン、ジェニファー・ロペス、マット・デイモンなど影響力のある人々が綺羅星のごとく並んでいた。それに比べてトランプ支持を表明したのは、スティーブン・セガールやジャン=クロード・ヴァン・ダムなどヒラリー陣営に比べると華やかさを欠いていた。 ヒラリーがトランプに世論調査でもリードしていたこともあり、数多くのスターに応援されたヒラリーを見た人々は、圧勝を確信した。しかし、そのようなハリウッド的浮かれ騒ぎを鼻白んでみいる米国人も多かった。ラストベルトなどに住む日々の生活に追われる人々にとっては、ハリウッドは遥か遠くの世界であり、そのような人々とばかり交流するヒラリーが、自分たちのことを本気で考えてくれるのだろうかと思わざるを得なかった。 今回の選挙でも同様の構図がみられる。トランプとハリスの討論会直後にハリス支持を表明したテイラー・スイフトをはじめとして様々なセレブがハリス支持を表明している。一方で、トランプは、様々なミュージシャンの楽曲を無許可で選挙運動に使用して、訴えられている。 トランプを笑いの種にする風潮 お笑いテレビ番組も寄ってたかってトランプを面白おかしく笑いのネタにしている。NBCのサタデーナイトライブでは、トランプのテレビコマーシャルに似せて、「メディアはトランプを悪く言っているが、本物のアメリカ人はどう言っているか」という問いかけに、素朴そうなアメリカ人たちが、トランプは「本物だ」、「仕事を増やした」、「国を再び偉大にした」などと笑顔で答える。ところがよく見るとそのアメリカ人たちは、腕にナチの腕章をしていたり、アイロンがけをしていたのが白人至上主義の団体の頭巾だったりするというオチで、笑いと拍手が起きる。 また、主要テレビ局には深夜時間帯にナイトショーを放送する文化があるが、そこでもトランプがやり玉に挙がっている。CBSのスティーヴン・コルベアショーでは、過去の大統領の等身大人形を飾る館の改装が行われたというナレーションに続いてその内部が映し出されると、ほかのすべての人形が正装する中、トランプだけがオレンジ色の囚人服を着せられている。 それぞれが業績を語る中、リンカーンが「奴隷解放宣言を制定した」と述べた次に、トランプは「私はポルノスターとセックスしてそれを隠すためにいろんなごまかしをした」と述べて、奉仕活動のためのごみ拾いに行ってしまい、そこに笑い声がはいるというものが放送された。むろんバイデンやハリスも笑いの対象となるが、トランプを題材とするものが数の上で圧倒的で、しかもどぎつい。 ハリスの副大統領候補であるティム・ウォルズがトランプのことを「ウィァード」(変な奴)と呼んだが、それはメディアでは問題化されなかった。これまでトランプは様々な少数者を侮蔑的に語ってきたことで散々批判されてきたが、トランプに対しては蔑称で呼んでもよいのかと不公平に感じた人もいたはずである。 確かにトランプ自身はもともとテレビ界の人間として、半ば笑いの種になることで人気を博してきた。そのため、トランプを「いじる」のは許されるというのもわからなくはない。ただ、トランプがタレントから大統領候補や大統領になって以降も、体格に比べて手が小さい、後ろから毛を無理やり前に持ってきた髪型がおかしい、オレンジ色の顔色が変だ、などその外見を笑いものにするメディアの姿勢は目に余るものがある。 根深い断絶、内乱への懸念も トランプ自身が他者を頻繁にいじめているのだから許されるという考え方もあろうが、だからといってトランプの外見をあげつらってもいいという姿勢を見ていい気持にならない人も多いだろうし、人の外見をあげつらっても許されるととらえられかねないような行為に眉を顰める人もいるだろう。お金や力のあるセレブたちが束になってトランプを笑いものにする様子を見れば見るほど、笑いものにされるトランプ側に自分を重ねる人々もいるだろう。コアなトランプ支持者たちは、もともとそのような番組は見ないだろうが、民主共和両党の中道寄りの人々や無党派層の投票行動に、トランプを笑いものにする姿勢が影響を与えはしないだろうか。 セレブや主要メディアがこぞってハリス寄りであることによって、ハリスを支持することの正当性を疑わない人々と、それに鼻白んでトランプを支持する人々との間の断絶は深い。この11月の選挙でトランプが敗北した場合、前回の選挙の直後に起きた議会襲撃のような暴力事件が発生し、内乱になると予測する人もいるほどである。この分断はどのようにすれば回復できるだろうか。 南北戦争は、第二次世界大戦時の米国人死者を超す犠牲者を出した内乱であったが、その時は、南部白人も北部白人も共によく戦ったという白人男性通しのつながりを讃えることで、統一を回復することができた。しかし、もはや多様性の進んだ米国ではそのような連帯が国を牽引するのは難しい。多様性が国をまとめる方法をみつけなければならないが、その困難さがこの分断の解決が見えない理由ではないだろうか。 『SHOGUN 将軍』のエミー賞18冠は、日本文化が米国社会に受け容れられ、評価された証とも言えるが、それが多様性および分断が進む米国の一部であることも頭に入れておかなければならない。(文中敬称略) ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409190000/】----9-----下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/20
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ やんごとなき方々には関係ないことだが、ここを見ているあなたの名字は、この日から使われだした可能性が極めて高い。1870年に閣議決定した「平民苗字許可令」より。 ◆ 故郷に戻っていたチャールズ・チャップリンが、“赤狩り”にあい仕事場から叩き出される(1952年)。『ライムライト』がアメリカ法務長官の…… ◆ 昭和天皇が大量吐血して病臥(1988年)。これによって「お元気ですか?」も検閲される自粛ムードが吹き荒れ、「Xデー」の到来を予感させた。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月18日】 【日本は地熱大国になれるか?】世界が羨むポテンシャル純国産エネルギーで「地熱革命」を起こせ =後節= =Wedge_Online 【エネルギー確保は総力戦 日本の現実解を示そう】 2024年8月29日 鈴木賢太郎( Wedge編集部員) このレポートには二つのポイントがある。一つは、地熱の資源量が圧倒的に拡大するということだ。在来型の地熱発電は、地下に「熱」「透水性(水)」「地熱貯留層(器)」という3つの条件が揃わなければ開発は困難だ。しかし、次世代地熱発電は、人工的に器を作り出し、地上から水を注入するため、原理的には熱源さえあればどこでも発電が可能になる。DOEは米国の地熱資源量は、在来型の地熱発電を前提とした場合の40GWから、次世代地熱により5500GWに拡大するとしている。 もう一つは、個々の開発プロジェクトに銀行が融資しやすくなるということだ。在来地熱は十分な熱水が地下にあるとされていても、長期間にわたり減衰せずに利用できることの評価が難しく、米国では銀行が地熱発電に融資しにくいという状況があった。しかし、次世代地熱は地下のリスクが極めて小さくなるので、銀行が融資しやすくなり開発スピードも速くなることを示している。国家の存亡をかけて 地熱技術大国を目指せ 前出の片瀬氏は「次世代地熱の採算性を確立するためには掘削コストの大幅な低減などの技術課題がありましたが、米国は、これらの技術課題はほぼ解決の見通しが立ちつつあるとし、24年から50年まで、2年ごとの発電量の具体的な導入見通しを掲げ、本気で次世代地熱を推進しようとしています。日本も覚悟次第で、『地熱革命』のリーダーになることは可能ですが、そのためには、政府が将来のビジョンを明確に示して本気で取り組まなければいけません。 次世代地熱が実現すれば日本の地熱資源量が増加することは間違いない。第7次エネルギー基本計画で次世代地熱を前提として地熱発電の電源比率に関する野心的な目標を掲げ、官民が全力で地熱開発を進めていかなければ日本の国益を損ないます」と話し、こう強調する。 「今、米中が開発競争を行っている汎用人工知能(AGI)のトレーニングには、AGI一つで10GWの電力が必要だといわれています。日本が先進国であり続けることはもとより、国家の安全を確保するためにも日本発のAIの開発も不可欠であり、大量の低炭素の電力を何としてでも確保しなければいけません。これは既設の原発再稼働や運転延長だけでは不十分です。新増設には15年から20年以上かかるため、その間に世界のAI開発競争から取り残されてしまいます。 『電力は国家なり』ともいうべき状況下で、日本の将来の戦略的な位置付けを決定的に左右するのは、地熱技術大国になれるか否かです。単なるエネルギー安全保障という視点だけではなく、国家の存亡をかけて、地熱発電を推進すべきです」 純国産エネルギーである「地熱」のポテンシャルを活用しないという選択肢はあり得ない。従来の延長線上の議論や発想ばかりでなく、今こそ日本の将来を見据え、英知を結集し、〝覚悟の火〟を灯すべきだ。 〈解説〉エミー賞18冠の『SHOGUN 将軍』は全米中が高評価なのか? ここでも見えるアメリカの“分断” =前節==Wedge_Online 【日本人なら知っておきたい近現代史の焦点】 2024年9月18日 廣部 泉( 明治大学政治経済学部 教授)) 米国テレビ界のアカデミー賞といわれるエミー賞、俳優の真田広之が主演とプロデューサーをつとめる『SHOGUN 将軍』が、作品賞、主演女優賞、主演男優賞など主要9部門中5部門を含む単年での受賞数としては最多記録となる18部門で受賞した。これまで米国で制作された日本を舞台にした作品は、日本文化を正確に反映していないなどと批判されてきたが、今回は、主演の真田も制作側に加わることで、日本文化に敬意を払った本格的な作品となっており、それが米国の視聴者にも受け入れられたとされる。 今回の受賞が一部驚きをもって受け止められた理由の一つに、セリフの7割が日本語で、それに英語字幕があてられていたことがある。米国は日本ほど字幕が発達していない国で、外国映画なども音声吹き替えで観るのが一般的である。 これについては制作サイドも心配していたようで真田自身もセリフの過半が日本語にするということを「リスキー」だったと述べている。それがDisney+やHulu、Netflixなど配信サービスの普及による英語圏以外で作成された作品を字幕で見る習慣の広がりと、コロナ禍の影響でそれらを観る時間が増えたことが、字幕が浸透した原因といわれる。これには、字幕の見やすい大画面のテレビが低価格で普及したこともある。 ただ、『SHOGUN』は、全米の人々に満遍なく観られ高く評価されているわけではない。高く評価しているのは、他国の文化にも理解の深い都市部の教育水準の高い層の比率が大きい。他文化を描いた本格的な作品の価値を理解できる層であり、また、それを自負している人々でもある。 18冠の受賞にわくハリウッド周辺の盛り上がりが、米国全体の状況を反映しているわけではないことに注意しなければならない。ハリウッドと一般国民の間には大きな乖離があるのである。 ・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409180000/】---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/19
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ アフリカ大陸縦断に挑んでいたイギリスの前をフランスが横断し、単なる事故を超える大事に(1898年=ファショダ事件)。 ◆ 「コンゴの今後」をどうするかで東奔西走中だった国連の事務総長ダグ・ハマーショルドが、乗ってた飛行機のパイロットがあれだったが故に現世に政治課題を残したまんま冥土へ飛び立つ(1961年)。 ◆ かいわれ大根の日。某百科事典によると数字の8を横にして、その下に1を付けるとかいわれの形に似ている事から設定されたらしい。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月18日】 【日本は地熱大国になれるか?】世界が羨むポテンシャル純国産エネルギーで「地熱革命」を起こせ =前節= =Wedge_Online 【エネルギー確保は総力戦 日本の現実解を示そう】 2024年8月29日鈴木賢太郎( Wedge編集部員) JR盛岡駅から車を走らせること約80分。山道を縫うように進んだ先に、雄大な自然と調和したウグイス色の発電所棟と茶色の配管網が姿を現した。標高1130メートルに位置する安比地熱発電所(岩手県八幡平市)に到着すると、7月下旬にもかかわらず、半袖のシャツでは肌寒さが感じられた。 出力1万4900キロワット(kW)を誇る同発電所は、今年3月に営業運転を開始した。しかし、地質の調査開始から運転開始に至るまでに四半世紀の年月を要した。安比地熱(同前)の菅野雄幸社長は「既存の地熱開発の難点は、最低10年以上というリードタイムです。地熱資源の調査や環境評価、井戸の掘削、発電所の建設など、越えるべきハードルは多い」と話す。 また、地熱発電の特有の仕組みが開発リスクを高めている。その仕組みはこうだ。地下1000~3000メートルまで浸透した雨水がマグマで加熱され熱水となり、岩盤の下やそのすき間に蓄えられることで「地熱貯留層」を構成する。ここに向けて井戸(生産井)を掘り、熱水や蒸気をくみ上げタービンを回している(次ページ図)。しかし、地熱貯留層を掘り当てることは容易ではない。安比地熱の兼子高志技術部長は「生産井を1本掘削するのに数億円のコストがかかります。事前に調査していても実際に掘削すると、貯留層に当たらない場合もある」と話す。 自治体や地元住民との合意形成も一筋縄にはいかないことが多い。八幡平市は1960年代から地熱発電で得られた蒸気を地元のホテルや民宿などに供給し、産業が発展したという経緯があるため、問題は生じなかった。しかし、多くの場合は、自治体や地元住民から建設に難色を示されたり、温泉事業者が地下資源の枯渇や温度低下を懸念し開発が難航したりするケースが少なくない。 安比地熱発電所の事業化を進めた三菱マテリアルには現在、国内4カ所で地熱発電所の開発計画がある。同社の山岸喜之再生可能エネルギー事業部長は「FIT(固定価格買い取り制度)やFIP(フィードインプレミアム制度)により、安定した収益が見込め、『出口』が保証されているため、事業性の絵は描きやすい。一方、開発リスクが大きく、投資に対するリターンが得られるまでに10年以上を要するなど、地熱開発の『入り口』には大きな課題があります。事業者のリスクを低減させるために、国主導の技術開発や地熱調査の拡充を期待したい」と話す。 火山活動が活発な日本は世界第3位の2347万kWの地熱資源量を有する「地熱大国」だ。地熱発電は太陽光・風力発電と比較し、24時間安定的に発電ができるベースロード電源でもある。しかし、その設備容量は約60万kWで、日本の電力消費量の約0.3%にすぎない。 2021年に閣議決定された第6次エネルギー基本計画では、30年の地熱導入量を148万kWと見込み、開発リスクの低減や技術開発のための予算確保などの支援策を実施した。しかし、発電所の新設は少なく、目標の達成に青息吐息の状況だ。 この要因について、国際エネルギー機関(IEA)地熱部門の議長で、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の安川香澄特命参与は「日本の政策支援は諸外国と比べ、決して低いというわけではありません。しかし、森林法や自然公園法、土地所有法など、数多くの法律が地熱開発を妨げています。そのため、たとえ地熱開発を促進する新法を制定しても既存のしがらみを取り払うことは難しそうです。例えば、山地の道路や橋梁などの強度が資機材の重量に耐えられず、分解して運搬するためにコストがかさむなど、新法の制定や規制緩和だけでは解決できない日本固有の課題も乗り越えていく必要があります」と指摘する。 また、地熱発電に詳しい九州大学工学研究院の藤光康宏教授は「地熱資源の約8割がある国立・国定公園の地下の掘削に関する規制緩和はされたものの、事業者側が地表への影響を懸念し、強引な開発を避けていることも一因と考えます」と話す。 さらに、掘削技術者の養成機関として22年4月に開校したジオパワー学園掘削技術専門学校(北海道白糠町)の島田邦明理事は「地熱に特化した掘削技術者は日本国内に250~300人しかいません。30年目標の達成を難しくしている背景には、技術者不足の影響もあるでしょう。中長期的に地熱産業を発展させるためには、地熱に精通した掘削技術者の養成が不可欠です」と話す。 一方、ロシア・ウクライナ戦争後のエネルギー情勢の混乱の中、各国はしたたかに資源の獲得にまい進している。火山帯がなく地熱資源が限られる英国では、約40年にわたる調査研究が実り、南西部のコーンウォールで出力3000kWの地熱発電所が今年中に稼働する予定だ。前出の安川氏は「日本と同じ島国である英国は、地下5キロメートルを超す井戸を掘り地熱発電所を建設するほど、エネルギーの確保に必死です。日本は英国が羨むほどの地熱資源を有しており、そのポテンシャルをもっと生かせるはずです」と話す。米国が本気で取り組む 次世代地熱のポテンシャル 在来型の地熱発電の普及には乗り越えるべき課題が数多くある。しかし、元経済産業審議官の片瀬裕文氏は「地熱発電は技術のイノベーションにより、飛躍的に成長する時期に差し掛かっている」と話す。 実際、米国は地熱発電を大幅に拡大させようとしている。米国エネルギー省(DOE)は今年3月、「Pathways to Commercial Liftoff:Next-Generation Geothermal Power(次世代地熱発電:商業化への道)」というレポートを発表した。これは、現在世界各地で実証実験が行われている地熱増産システム(EGS)やクローズドループという次世代地熱発電の方式(下記図)が30年頃に商用化できることを示しており、30年には全米で10~15ギガワット(GW)、50年までに90~300GW(原発90~300基分)の発電所が建設される見通しであるとしている。現在の米国の地熱発電量が3.4GWであることを踏まえると、革新的な内容といえる。 ・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409170000/】---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/18
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ 半月前にナチスが攻め込んできたポーランドが蹂躙されるのを見て、当初の約束通りソ連も侵攻(1939年)。ナチスにやられ放しだったポーランドの人々は一瞬安堵したが、その後の展開はお察し下さい。 ◆ 異端児・英雄がアメリカに乗り込み、竜巻を起こし、対ロッキーズ戦でノーヒット・ノーランを達成(1996年)。 ◆ 日本から純ちゃんがやって来たのに嬉しくなった将軍様が、調子に乗って「自分が日本人を攫っちゃった、てへっ♥️」と言っちゃう(2002年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月17日】 ファイブ・アイズ情報長官が警告する「中国ハッカーの脅威」に並ぶ、イラン組織の危険度とは? =NewsWeek_ コラム:外交官の万華鏡 / 2023年05月30日/ 河東哲夫 2023年、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドから成る情報共有の同盟である「ファイブ・アイズ」の情報長官たちが、中国は、最先端のサイバー技術を駆使して世界的に大規模なハッキングや知的財産の窃盗を行っていると脅威を警告した。中国の国家が支援するハッカーグループは非常に日和見的だ。国境や政府間の関係性などお構いなしで、いかなる境界線も尊重せずに敵味方を問わず攻撃することで悪名高い。そして中国とロシアの関係がこれまでになく近づいていると言われている中でも、中国は容赦なくロシアに対してもサイバー攻撃を仕掛けている。セキュリティ企業などに属する研究者たちによると、攻撃を行なっているグループの一つが、中国の政府系サイバー攻撃グループ「APT31」である。APT31は、中国の国家安全部(MSS)とつながっていると考えられている。そんな中国のハッカーたちと並んでサイバー能力を高めているのが、イランのハッキング集団だ。今、アメリカでは大統領選があと2カ月ほどに迫っているが、イランはアメリカの選挙にサイバー攻撃を駆使して介入しようとしていることが確認されている。2016年の米大統領選ではロシアが、2018年の中間選挙または2020年の大統領選では中国などが、選挙に絡んだサイバー攻撃を行なってきた。だが今回の大統領選では、イランの攻撃が顕著になっているのである。イラン政府を後ろ盾にフィッシング攻撃を仕掛けるAPT42イランの攻撃者の中でも注目されているのが、「APT42」と呼ばれる組織だ。イラン政府を後ろ盾にサイバー攻撃を繰り広げるAPT42は、スピアフィッシング攻撃を通じて、現在大統領選を戦っているカマラ・ハリス副大統領や、ドナルド・トランプ前大統領の選挙キャンペーンに関係する個人を狙ってサイバー攻撃を仕掛けてきた。2024年5月と6月、APT42はジョー・バイデン大統領と、トランプ前大統領に近い現職および元政府高官を含む約12人の個人メールアカウントの侵害を試みている。これにより、政界につながる著名な政治コンサルタントなどが使っているGmailやSNSなどの個人アカウントが侵害されている。さらにAPT42は今イランの地政学的な目標を達成するために、軍事または政治に関与する要人もターゲットにしている。2024年4月以降、APT42はイスラエルに対してもサイバー攻撃を大幅に増加させてきたと報告されている。イスラエルとイランは長年対立し、最近でも、イスラエルによる在シリアのイラン大使館への空爆やそれに続くイランからの報復攻撃、イラン国内におけるイスラム組織ハマスの幹部暗殺事件などが起きて、両国の間で緊張が高まっている。アメリカは、イスラエルを支持してきた歴史がある。そんなことから、最近の分析によると、2024年2月から7月までの間に、APT42の標的の約60%はアメリカとイスラエルだった。APT42は、マルウェアを使った攻撃や、フィッシングページなどにアクセスさせるといった手法を駆使し、洗練された多様なフィッシング戦術を採用している。政治問題を扱うシンクタンクなどの名前を悪用して、詐欺的な偽のメールやSNSアカウントを作り、偽ウェブサイトのドメインを作成して信頼性を高めるために本物と似たようなウェブアドレスなどを登録する。APT42によるフィッシング攻撃は、電子メールに直接悪意のあるリンクを付けて送信したり、一見無害に見えるPDFの添付ファイルを介して行われることが多い。APT42はまた、ソーシャルエンジニアリングで巧みに標的の関係者を、メッセージングアプリのSignalやTelegram、WhatsAppでやりとりをするように仕向ける。その上で、IDやパスワードといった認証情報を取得するためのツールに感染させ、そこからGoogleやHotmail、Yahooなどを含むさまざまな電子メールサービスからログイン情報を取得しているので注意が必要だ。APT42がバイデンやハリス、トランプの関係者を含む米大統領選挙の陣営をターゲットにしている理由は、アメリカの政治に影響を与え、さらに機密情報も収集しようとするイラン側の継続的な対米サイバー戦略を反映している。またイスラエルの軍事、防衛、外交部門も、イランの戦略的利益ために引き続き重要ターゲットにしている。 企業や組織がサイバー攻撃対策として行うべき対応は?こうした攻撃は、決して日本にとっても無関係ではない。同じような手法での攻撃が日本を襲う可能性もあるからだ。それは政治的なものに限らず、企業の知的財産を狙った攻撃ということもあり得る。そのため、こうした攻撃には常に目を光らせておく必要がある。筆者がトップを務めるサイバーセキュリティ企業サイファーマでは、こうした攻撃を受けないよう詳細を24時間監視して分析している。ただまず企業や組織が今すぐ行うべき対応は、定期的なソフトウェア・アップデートを怠らず、多要素認証(MFA)を有効にすることだ。また引き続き電子メールへの監視を続けるべく、フィッシング詐欺、マルウェア、悪意のあるリンクなどを特定し、ユーザーに届く前にブロックできる高度なメールフィルタリングソリューションを導入すべきだ。ウイルス対策やマルウェア対策、動作分析を含む包括的なエンドポイント保護ソリューションを使用し、脅威を検出してブロックするのも有効だ。さらに、侵害の特定や封じ込め、緩和のための手順をまとめた詳細なインシデント対応計画を企業や組織内で作成し、フィッシング攻撃に引っかからないよう従業員への教育も欠かせないだろう。国境なきサイバー攻撃の時代には、繰り返し、こうした脅威についてのインテリジェンスをアップデートして把握しながら、対策を確認する必要がある。さもないと、サイバー攻撃やハッキングによる取り返しのつかない被害を被ることになるのだ。クマル・リテシュKumar Ritesh イギリスのMI6(秘密情報部)で、サイバーインテリジェンスと対テロ部門の責任者として、サイバー戦の最前線で勤務。IBM研究所やコンサル会社PwCを経て、世界最大の鉱業会社BHPのサイバーセキュリティ最高責任者(CISO)を歴任。現在は、シンガポールに拠点を置くサイバーセキュリティ会社CYFIRMA(サイファーマ)の創設者兼CEOで、日本、APAC、EMEA、アメリカでビジネスを展開している。公共部門と民間部門の両方で深いサイバーセキュリティの専門知識をもち、日本のサイバーセキュリティ環境の強化を目標のひとつに掲げている。https://youtu.be/I96ihF5u4fs○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409160000/】---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/17
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ 海のかなたに夜逃げするためメイフラワー号がイギリスを後にする(1620年)。 ◆ メートル法強制一辺倒だった日本政府が、渋々ながら尺貫法の使用を認めざるを得なくなる(1977年)。即ち、曲尺・鯨尺の製造販売を許可。 ◆ 日本国有鉄道がようやく日本一のお荷物路線=美幸線=をスクラップ(1985年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月16日】 「家電王国ニッポン」はどこへ? =後節=欧州最大の家電見本市から消える日本メーカー、業界リーダーの盛衰 =Wedge_Online 【Wedge REPORT】 2024年9月13日関口和一( MM総研 代表取締役所長) トルコのベステルが 日本ブランドを代わりに展開 さらにもうひとつ注目されるのが会場東に巨大ブースを構えるトルコのベステルだ。もともとドイツや日本の家電メーカーの受託製造を担っていたOEMメーカーだったが、自社ブランドの「Vestel」で商品展開するようになり、さらにはドイツや日本、韓国などのメーカーからブランド使用権を取得し、様々なブランドで製品を販売している。ベステルのブースを除くと、「TOSHIBA」や「SHARP」、韓国の「DAEWOO(大宇)」、ドイツの老舗メーカー「Telefunken(テレフンケン)」といったブランドの商品が隣り合わせで並んでおり、下請けメーカーが発注元のブランドを取り込んでしまった格好だ。 英調査会社インフォーマテックのハイテク調査部門「OMDIA(オムディア)」の調査部長を務めるポール・グレイ氏は長年、IFAを取材してきたというが、100年の欧州家電の歴史をこう分析する。「最初は日本メーカーがドイツのメーカーを追い落とし、次はその日本メーカーを韓国メーカーが追い上げ、今度はトルコや中国のメーカーが主役に立とうとしている。その意味ではドイツの家電メーカーが消えていったように、今度は日本のメーカーが消えていく、残念ながらそういった輪廻なのかもしれない」という。 中国やトルコなど新興メーカーの台頭を受け、ブランド使用権を最も分散してしまったのが経営危機に瀕した東芝やシャープだ。東芝は欧州でのテレビのブランド使用権をベステルに供与しただけでなく、テレビ事業自体を中国のハイセンスに売却し、白物家電は中国の美的集団(Midea)に譲渡してしまった。会場を歩くとあちこちに「TOSHIBA」ブランドの商品コーナーがバラバラにあるのは何とも異様な感じだった。 シャープは会社自体を台湾の鴻海精密工業に売却してしまったが、それ以前の経営が苦しい時期に白物家電のブランドはベステルに供与し、北米のテレビ事業はハイセンスに売却、欧州のテレビ事業はスロバキアの新興メーカー、UMCに売却してしまった。ところが鴻海の傘下に入ったことでUMCを会社ごと買い戻すことができた。IFAに設けた商談ブースがクローズドだったのは、そういった事情からテレビなど一部の商品ラインナップしかなかったということも理由だったという。現地のオーディオビジュアル(AV)事業を任されている現地法人の金森恒明副社長は「今後はできれば手放したブランド使用権をすべて取り戻し、以前のような幅広い商品展開ができるようにしたい」と語る。 「AI」と「サステナビリティ」が 今回の2大展示テーマに 欧州の家電市場における日本メーカーの凋落はこれまで説明した通りだが、今回のIFAに展示された家電製品についていえば「AI(人工知能)」と「サステナビリティ」の2つが大きなテーマだった。2022年11月に米オープンAIが生成AIの「ChatGPT」を発表して以来、テキストや音声でAIを操る動きが加速している。家電分野では以前からアマゾン・ドット・コムの「Alexa(アレクサ)」やグーグルの音声認識技術などを導入する動きが進んでいたが、そこに生成AIを取り込もうという動きだ。さらに家電同士をネットワークでつなぎ、AIで制御しようという試みも加速している。 そうした取り組みをリードしているのが韓国のサムスン電子やLG電子で、サムスンは独自の音声認識技術「Bixby(ビックスビー)」にAIを活用して家の中の家電製品をすべて音声で操れるようにした。また見張り機能や映像表示機能を持ち自動で動き回れるペットロボットの「Ballie(ボーリー)」を投入する一方、家庭内の電気製品をネットワークでつなぐ「SmartThings(スマートシングス)」の普及に力を入れようとしている。これまでのスマートフォン中心の家電の進化に加え、白物家電が生成AIの登場によって新たに生まれ変わろうとしている。「修理する権利」が 欧州家電の目指すべき新しい方向に サステナビリティに関していえば、欧州で今、注目されているのが「Right to Repair(修理する権利)」の法制化の流れだ。家電製品を使い捨てにせず、修理することで長く使おうという動きで、それに敏感に反応したドイツの老舗メーカー、ミーレ(Miele)はネジを一本も使わずに組み上げた掃除機を発表、壊れた部品を簡単に取り換えられるようにした。創業者一族出身のラインハード・ジンカン代表取締役は「モノを大事に使えるようにするサステナビリティ戦略こそがメーカーの信頼につながる」と強調する。 環境対応に熱心な日本のパナソニックも「カーボンニュートラリティ」と「サーキュラーエコノミー」を経営課題に掲げ、新たに「プロダクト・アズ・ア・サービス(PaaS)」という戦略を打ち出した。壊れた製品をメーカーが引き取り、必要な修理をして消費者に戻し、新たな保証をつけるという内容だ。パナソニック・マーケティング・ヨーロッパの片山英樹社長は「ウクライナやパレスチナの問題を受け、欧州ではエネルギーやサプライチェーンのコストが上がっており、人々の間に家電製品を大事に使おうという流れが広がっている」と述べ、そうした戦略を導入した背景を解説する。 修理する権利については主催者であるIFAマネジメントのリントナーCEOも「家電業界全体が取り組まねばならない大きな課題だ」と指摘する。しかし、容易に修理できるようにするには製造コストが上がるし、勝手に修理されれば安全性の問題も生じることから「ポリティカル(政治的)な要素も見過ごしてはならない」という。欧州全体が一気にその方向に向かうかどうかはわかないが「IFAとしても真剣に取り組んでいく」と語った。 今回は欧州の家電市場における日本メーカーの復権を期待しつつ会場に足を運んだが、そうしたシナリオはもはや遠のいたというのが残念ながら現地取材から得られた感想だ。ソニーは家電見本市のIFAへの出展はとりやめたが、IFAが閉幕した3日後にオランダのアムスデルダムで開かれる国際放送機器展の「IBC2024」には出展するという。もはや一般消費者向けの家電製品は韓国や中国、トルコのメーカーに任せ、自らはプロフェッショナルな分野に専念していくというメッセージともとれるが、かつて「家電王国ニッポン」の名をほしいままにした時代を知る筆者としては、そうした時代の変遷にいくばくかの残念さと寂しさを禁じ得なかった。 ・・・・・・・完・・・・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409150000/】---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/16
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ イギリスで世界最初の鉄道が開業すると共に、世界最初のグモッチュイーーンに成功する(1830年)。即ち、開通式典で世界初の鉄道死亡事故が発生。 ◆ マクドナルド御用達の全国紙「USAトゥデイ」が創刊する(1982年)。 ◆ 星野仙一が関西圏を沸かせる18年ぶりの偉業(駄目虎→猛虎)達成(2003年)。しかし、五年後には関西圏のみならずリーマン・ショックで日本全体が青息吐息。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月15日】 「家電王国ニッポン」はどこへ? =前節= 欧州最大の家電見本市から消える日本メーカー、業界リーダーの盛衰 =Wedge_Online 【Wedge REPORT】 2024年9月13日関口和一( MM総研 代表取締役所長) 100年ぶりにパリでオリンピックが開かれた翌9月初め、ドイツでは創設100年を祝う欧州最大の家電見本市「IFA」がベルリンで開かれた。IFAはドイツ語の「国際ラジオ展示会」の頭文字で、かつてはアインシュタイン博士が基調講演を務めた世界最古の家電見本市だ。長らく日本と韓国の家電メーカーがその主役を務めてきたが、コロナ禍が終わった今、見本市会場からは日本企業の姿はほぼ消え、代わりに台頭していたのは中国やトルコの家電メーカーだった。世界の家電産業の変貌ぶりを現地で実感した。世界最古の家電見本市「IFA」が 生誕100年を祝う 「世界最古の家電見本市の生誕100年を皆さんと盛大に祝いたい」。こう言って見本市の開幕を宣言したのはIFAの運営会社、IFAマネジメントのライフ・リントナー最高経営責任者(CEO)だ。以前は見本市の会場施設を保有するメッセ・ベルリンが企画・運営していたが、コロナ禍を機に専門の運営会社に任され、IFAの頭文字も創設100年を機に「Innovation for All」という意味に読み替えられた。 今回の出展者数は約1800社・団体とコロナ前の水準には届かなかったが、人気歌手のブライアン・アダムスを野外コンサートに招くなど、新たに文化イベントとしての色彩も打ち出したことから、家電製品のバイヤーや小売関係者だけでなく、家族連れや若い人なども来場し、会場は多くの人でにぎわった。 創設100年ということで会場の北玄関にあたる大きな建物には、レーザー光で描かれたアインシュタイン博士の肖像や、洗濯機、冷蔵庫、蓄音機、ラジオ、テレビといった家電製品の初号機などが主催者により展示され、来場者の関心を呼んだ。その多くは地元ドイツのメーカーが開発した製品が中心だったが、オーディオ機器ではソニーのウォークマンやアイワのラジカセ、ビデオ機器ではJVC(日本ビクター)のVTRやソニーのビデオカメラ、ゲーム機器では任天堂のゲームボーイなどが飾られ、家電市場をリードした日本企業の足跡がしっかりと展示されていたのは日本人として喜ばしかった。 IFAの主役だった日本メーカーは ほとんどが出展を見送り ところが新しい商品の展示となると話はまったく変わる。コロナ前までは日本の家電メーカーが大きな展示ブースを構え、最新の薄型テレビやデジタルカメラ、オーディオ機器などを展示していたが、今回の見本市でブースを公開していたのは残念ながらパナソニックとアイワくらいだった。 かつてはソニーやパナソニック、シャープ、東芝、JVCケンウッド、パイオニア、ヤマハ、エプソン、ニコン、キヤノンといった日本の有力メーカーがそれぞれブースを構えていたが、コロナ禍をきっかけにほとんどのメーカーが出展を取りやめてしまった。ソニーとシャープは商談ブースを設けていたものの、いずれも白い壁で覆われ、一般客の来場を認めず、パナソニックの展示ブースもメイン会場から離れた小規模なものに変わっていた。 日本メーカーの展示がなくなったことから、日本の企業関係者やジャーナリストなども現地を訪れておらず、コロナ前までは多くの日本人が会場に詰めかけていたのに、その数はぐっと減ってしまった。以前は顔なじみの記者に会場でよく出くわしたが、その数も限られていた。こうした傾向は実はコロナ後初のリアル開催となった昨年のIFAでも見られたが、今年はまた日本のプレゼンスが戻ってくるだろうと思っていた筆者の期待は見事に裏切られてしまった。 そんな中でもしっかりブースを構えていたのは、ソニーの傘下で事業を終了し、その後外部資本によって復活を遂げたアイワだ。情報通信企業のテクミラホールディングスのグループ企業としてオーディオ機器以外にも力を入れ、日本でもこの9月からサッカー元日本代表の中山雅史氏をイメージキャラクターに採用するなど攻勢をかけている。 アイワの展示ブースで責任者を務めていた現地のアルベルト・ロペス最高事業成長責任者(CGO)は「SONYブランドは海外で有名だが、実は中近東や中南米といった国々ではSONY以上にAIWAブランドが浸透していた」と指摘、そのブランド力を再び活かそうという戦略だ。興味深いことに、今回のIFAには2002年に経営破綻した中堅オーディオメーカーのナカミチもブースを構えていた。コロナ禍を経て大手メーカーが海外でのブランド展開に二の足を踏んでいる中、アイワやナカミチといった経営破綻組の日本メーカーがIFAのような舞台で息を吹き返しているのは皮肉な話だった。 では日本メーカーに代わりIFAの花形となったメーカーはどこか。韓国のサムスン電子やLG電子は引き続き高い存在感を示していたが、最も躍進していたのは中国のメーカーだ。かつてソニーやパナソニックがブースを設けていた会場中央には華為技術(ファーウェイ)から独立した携帯端末メーカーのHonor(オナー)が陣取り、東芝やエプソンのブースがあった会場西のほうにはテレビなどに強い中国家電メーカーのTCL科技集団や海信集団(ハイセンス)が巨大なブースを展示していた。 ・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409140000/】---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/15
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ セプテンバーバレンタイン/メンズバレンタインデーなので好きなあの子にパンツを贈ったら、紫色の服を着て白いマニキュアを塗った彼女から緑のインクで書かれた手紙を受け取ったでござる。 ◆ モスクワへはるばるやって来たナポレオンの御一行に、ロシアがファイヤーストームで文字通りの熱烈歓迎を行う(1812年)。 ◆ 北朝鮮が、あと一歩の所で反共反日で凝り固まった頑固爺を海へと突き落せるところまで行く(1950年)が、翌日仁川でダグラス・マッカーサーに不意打ちを喰らうことに。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月14日】 公的調査では見えてこない、子どもの不登校の本当の理由 =NewsWeek_ コラム: 学校 ・教育 / 2024年9月11日(水)/ 舞田敏彦(教育社会学者)/パックン(コラムニスト、タレント) 新学期が始まったが、子どもが学校に行くのを渋る家庭もあったのではないだろうか。いつの時代もそうだが、特に近年では、学校生活に不適応を起こす子どもが増えている。それは、不登校の児童生徒数の推移で見て取れる。不登校の児童生徒とは、「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にある者(病気や経済的理由、新型コロナウイルスの感染回避による者を除く)」をいう(文科省)。統計では、こうした理由により年度内に30日以上休んだ者が、不登校児童生徒として計上されている。この数は、平成初頭の1991年度からの推移が分かる。<図1>は、小・中学校の不登校児童生徒数がどう変わってきたかを示したものだ。不登校児の数は1991年度では6万7000人だったが、世紀が変わった2000年度では13万4000人にまで倍増した。平成不況の深刻化により、親が失職するなどして、情緒が不安定な子が増えたためかもしれない。その後は微減するものの、2012年度をボトムに増加に転じる。2017年度以降は「うなぎ登り」とも言える推移で、毎年1万人、2万人と増え、2021年度から22年度にかけては5万4000人も増加した。2022年度は29万9000人で、「不登校児30万人の時代」という見出しが新聞に踊った。 新学期が始まったが、子どもが学校に行くのを渋る家庭もあったのではないだろうか。いつの時代もそうだが、特に近年では、学校生活に不適応を起こす子どもが増えている。それは、不登校の児童生徒数の推移で見て取れる。不登校の児童生徒とは、「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にある者(病気や経済的理由、新型コロナウイルスの感染回避による者を除く)」をいう(文科省)。統計では、こうした理由により年度内に30日以上休んだ者が、不登校児童生徒として計上されている。この数は、平成初頭の1991年度からの推移が分かる。<図1>は、小・中学校の不登校児童生徒数がどう変わってきたかを示したものだ。不登校児の数は1991年度では6万7000人だったが、世紀が変わった2000年度では13万4000人にまで倍増した。平成不況の深刻化により、親が失職するなどして、情緒が不安定な子が増えたためかもしれない。その後は微減するものの、2012年度をボトムに増加に転じる。2017年度以降は「うなぎ登り」とも言える推移で、毎年1万人、2万人と増え、2021年度から22年度にかけては5万4000人も増加した。2022年度は29万9000人で、「不登校児30万人の時代」という見出しが新聞に踊った。 政策立案の参考にされるのは学校回答のほうで、不登校対策として「当人の生活習慣の改善」「心理カウンセリングの充実」といったことが提言されるが、学校の在り方も問わねばならない。かといって、現場の教員に「自分の行いに自覚的であれ」とか「子どもと血の通った関係を作れ」とか説教を垂れるのはいただけない。時代の変化についていけない学校社会はすごい速さで変わっているが、学校はそれについていきにくい。時代錯誤の校則もはびこっていて、教員はそれを守らせる番人としての役割を負わされ、生徒との軋轢を生じさせている。多忙を極めている状況では、子どもと血の通った関係を作ろうにも作れない。まずは、基底の部分を見直すことだ。もっと大きく言うと、社会の情報化が進む中、知識を授ける殿堂としての学校の立ち位置は揺らいでいる。この点が認識されたためか、不登校児への支援の最終目標は「学校に来させること」ではなく「当人の社会的自立」であると、公的文書にも明記されるようになった。そのための手段は多様であって、学校外の機関(フリースクール等)での学習や、インターネットを使った自学自習も積極的に評価されることとなった。令和の時代の教育(学び)は、学校の教室という四角い空間だけで行われるものではない。 ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409130000/】---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/14
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ 乃木希典が明治天皇に殉じて、奥さんを道連れにセカンドインパクトを起こす(1912年)。 ◆ 千里の山から流れていた三波春夫の歌声がこの日を限りに千秋楽となる(1970年=大阪万博が閉幕)。 ◆ 毛沢東同志に取って代わろうとしたNo.2反革命分子の林彪が、家族・側近らとソ連に逃げようとするも途中ゴビ砂漠で墜落死、力尽きる(1971年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月13日】 プーチンが平然と「モンゴル訪問」を強行し、国際刑事裁判所(ICC)をあざ笑った「真意」 =NewsWeek_ コラム:欧州インサイドReport / 2024年09月10日 / 木村正人 [ロンドン発]昨年3月、ウクライナの占領地域からロシアへ子どもたちを強制移送したとして国際刑事裁判所(ICC)が逮捕状を出したウラジーミル・プーチン露大統領が9月2~3日、ICC加盟国のモンゴルを訪問した。プーチンが逮捕の恐れのあるICC加盟国を訪れたのは初めてだ。ICCは1998年に採択されたローマ規程に基づき設立され、現在、締約国は124カ国。米国、ロシア、中国、イスラエルは非加盟だ。ロシアはクリミア併合を占領と判断されたことに反発、2016年にローマ規程への署名を取り下げ、ICCを公然と批判するようになった。一方、モンゴルは03年にICCに加盟。23年には同国出身のエルデネバルスレン・ダムディン裁判官がICCの裁判官18人に選ばれた。このため、ICCは8月30日の声明で「モンゴルは加盟国として逮捕状についてもICCに協力しなければならない」とプーチン逮捕を迫った。プーチンのモンゴル訪問には ICCの権威を貶める思惑がプーチンのICC加盟国モンゴル訪問には、ウクライナによる露西部クルスク侵攻は取るに足りないと世界中にアピールする狙いと、ICCの権威を踏みにじる思惑がある。表向きロシアのウクライナ侵略を批判しても、米国主導のウクライナ軍事支援に参加する国は西側の50カ国超に過ぎない。モンゴルにはジスプロシウム、テルビウム、ネオジム、プラセオジムを含む重要な鉱物資源やレアアースが6450万トンも埋蔵されている。オンラインメディアのポリティコに対し、モンゴル政府報道官は「モンゴルは石油製品の95%、電力の20%以上を近隣諸国から輸入している。この供給はモンゴルの存続と国民の生活を保障するために不可欠」としてモンゴルの外交方針は常に中立だと強調してみせた。CC加盟国はICCの令状に従う義務がある。23年には、プーチンは逮捕を恐れてICC加盟国の南アフリカで開催された主要新興国によるBRICSサミットを欠席した。 ロシア産エネルギー依存は解消されていない南アと違って、中国とロシアに挟まれるモンゴルには地政学上、絶妙のバランス感覚が求められる。今年は1939年のノモンハン事件でソ連軍とモンゴル軍が旧日本軍に勝利してから85周年。しかもロシア産エネルギーはモンゴルの生命線だ。プーチンは10月にロシアで開催されるBRICSサミットのホスト国としてモンゴルのオフナー・フレルスフ大統領を招待した。国際社会は冷徹な計算に基づいて動いている。ウクライナ軍事支援を行う西側諸国にとってウクライナはロシアやその他の権威主義国家の侵略を防ぐ橋頭堡である。しかしプーチンを暴発させかねないウクライナの完全勝利は望んでいない。それがクルスク侵攻を西側が静観している最大の理由だ。中国は言うに及ばず、インドやトルコ、欧州連合(EU)加盟国のハンガリー、オーストリアもロシア産エネルギーを輸入する。ロシア産エネルギーはインドやアラブ首長国連邦(UAE)を経て欧州を含む他の市場に輸出される。ロシアからのパイプラインによる天然ガス輸入は大幅に減ったものの、液化天然ガス(LNG)の輸入は続く。昨年もロシアはEUにとって第2位のLNG供給国であり、LNG総供給量の約16%がロシア産。フランス、スペイン、ベルギーが大口の輸入国だ。 「オートクラシー(専制政治)株式会社」世界中で台頭する権威主義に警鐘を鳴らすピュリツァー賞受賞ジャーナリスト、アン・アプルボーム氏は新著『オートクラシー(専制政治)株式会社』の中で「民主主義の終わりはすでに始まっている。全く異なるイデオロギーを持つ国家のネットワークが形成されている」と指摘する。「共産主義を標榜する中国、ナショナリズムに冒されたロシア、神権主義のイラン、北朝鮮、その他十数カ国の支配者や支配政党がチェック・アンド・バランスや法の支配、司法の独立、自由なメディアをないがしろにしている」(アプルボーム氏)「彼らは自由民主主義、人権、法の支配の理念を弱体化させる利害関係者の同盟なのだ。20世紀の独裁国家とは異なる点がいくつかある。21世紀の独裁者の中には欧米の国際金融システムと結託して不正に富を蓄積して権力を握った者もいる」(同)「独裁世界にも民主世界にも親和性のある国は多くある」ここ数年、ビジネス界だけでなく政界でも権威主義国家への投資に対する考え方に変化が起きている。アプルボーム氏は筆者の取材に「私は完全な処方箋を持っているわけではない。独裁的な世界にも、民主的な世界にも親和性のある国はたくさんある」という。「シンガポールは米国の戦略的パートナーだ。と同時にシンガポールの多くの人々が中国とビジネスをしている。私たちはシンガポールと協力して双方の戦略的利益を守る方法を考える。つまり協力する方法を見つけるのだ。北朝鮮は別にして友人になれる中間的な国はたくさんある」英誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニットの2023年民主主義指数でモンゴルは上位35%にランクされた。プーチンのモンゴル訪問にはロシアや権威主義国家の体制を守るだけでなく、影響力を行使できる中間に位置する国々を取り込む狙いもある。 ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409120000/】---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/13
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ ヒトラーが集会で演説をぶっていたギャラリーをたしなめ、政治活動家としてスカウトされる(1919年)。 ◆ かたや、フランスの洞窟で原始時代の人間がやらかした落書きが、1万5000年ぶりに見つかる(1940年)。 ◆ 日本と並ぶエチオピアの天皇制が廃止、社会主義者によって打倒されたことから以後左派・革新への恐怖心が日本中を覆い尽くす(1974年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月12日】 【中国軍機による領空侵犯の狙い】日本は撃墜できるのか?2度と起こさせないための課題 =後節==Wedge_Online 【21世紀の安全保障論】 2024年09月09日 / 勝股秀通( 日本大学危機管理学部特任教授) 中国とどう向き合うか 領空侵犯の直後、今の日中関係を象徴する場面があった。それは、中国の習近平国家主席がサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と会談したにもかかわらず、5年ぶりに訪中した超党派の日中友好議員連盟が求めた面会には応じなかったことだ。対米重視と言えばそれまでだが、侵犯直後であり、中国政府に対日関係を改善する意思がないことを示したと言える。 世界第2位の経済力を背景に軍事強国化する中国との関係は、2010年以降悪化の一途をたどっている。首相と習主席との首脳会談は19年と22年、そして23年に、それぞれ短い時間行われただけ。日中間には、①東京電力福島第1原発の処理水を「核汚染水」と呼び、日本産水産物の輸入を全面停止している問題、②尖閣諸島沖で中国公船が領海侵入を繰り返している問題、③スパイ行為の疑いで邦人が長期間拘束されている問題――など懸案は山済みのままだ。 今回の訪中団は、17年に安倍晋三首相(当時)の親書を携えて習主席と面会し、日中外交のパイプ役を務めてきた自民党の二階俊博元幹事長が会長を務める同議員連盟ではあったが、昨年の山口那津男公明党代表に続き、面会は実現しなかった。 今後、日中関係を改善させるためには、中国とのパイプ役を果たそうとする次世代の政治家の登場に期待したい。だが同時に、日中間の懸案解決が見通せない時だからこそ、政府は主権と権益を守り抜く姿勢を明確に示さなければならない。リーダーの資質問われる総裁選 まもなく国のトップを決める自民党総裁選が始まる。総裁候補には過去最多の議員が名乗りを上げているが、「政治とカネ」の問題に集中することなく、極端に悪化し、複雑化している日本周辺の安全保障環境を直視し、各候補者には自分の言葉ではっきりと外交・防衛戦略を語ってもらいたい。 自民党総裁は首相として自衛隊の最高指揮官となる。中国や北朝鮮の威嚇に対し、決断力と胆力はあるか――。今回の総裁選は1億2000万の日本人を守り抜くリーダーとしての資質が問われている。 ロシア、大規模海軍演習開始 中国と組み米国に対抗姿勢=NewsWeek_ 2024年9月11日ロシアのプーチン大統領は10日、米国に対しアジア地域でロシアを軍事力で圧倒しようと試みないよう警告した。ロシアは旧ソ連時代以来最大規模となる海軍の戦略演習「海洋2024」を開始。一環として中国との合同演習も実施する。プーチン氏は演習開始時のテレビ演説で「友好国との軍事協力強化に特に注意を払っている」とした上で、「米国は攻撃的な行動によって軍事的優位性を確立させようとしており、これによりアジア太平洋地域の既存の安全保障体制と勢力均衡を崩そうとしている」と指摘。米国主導の軍拡競争に直面する中、ロシアはいかなる展開にも備える必要があり、核兵器を含む海軍力を強化し続けると述べた。ロシアは太平洋、北極海、地中海、バルト海、カスピ海で今月16日まで大規模演習を実施。モイセエフ海軍総司令官によると、9万人を超える兵士、400隻以上の船舶、125機の航空機が投入される。この演習の一環として実施される中国との合同演習には、中国の船舶4隻と航空機15機が参加する。[ロイター]・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409110000/】---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/12
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ モハメド・アタを始めとしたアルカイダの19人のチームが、美しい国での警察の日を狙ってエクストリーム・カミカゼで世界新記録を樹立(2001年=アメリカ同時多発テロ事件)するも、1機未遂に終わって完全試合にはならず。 ◆ 小泉純一郎の郵政民営化テロによって、民主党ばかりか領袖レベルの党内不満分子を粗方葬り去ることに成功(2005年)。 ◆ ウケ狙いでやった福島第一原子力発電所絡みの報道が自爆テロだったことを、朝日新聞がエクストリーム・謝罪(2014年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月11日】 【中国軍機による領空侵犯の狙い】日本は撃墜できるのか?2度と起こさせないための課題 =前節= =Wedge_Online 【21世紀の安全保障論】 2024年09月09日 / 勝股秀通( 日本大学危機管理学部特任教授) 中国軍のY9情報収集機が8月26日午前、長崎県男女群島付近の日本領空を約2分間にわたって侵犯した。中国軍機が日本の領空を侵犯したのは初めてで、「我が国の主権の重大な侵害で、全く受け入れられない」と強く非難する政府に対し、中国政府は「いかなる国の領空も侵犯する意図はない」「過度な解釈をしないように」などあいまいな表現を繰り返している。なめられたものだが、中国の態度がいかに不遜で傲慢であるか、それをしっかりと認識するには、まず航空自衛隊が実施する緊急発進時の行動を知っておく必要がある。警告を無視する中国軍機に対して 筆者は2010年4月、記者として初めて、緊急発進(スクランブル)して領空侵犯を阻止する訓練に参加、実際に空自のF15戦闘機の後部座席に搭乗し、取材したことがある。その時の訓練内容に基づき、今回の状況を再現してみたい。 空自は8月26日午前10時30分ごろ、中国軍機(Y9)が九州西方の上空に設定した日本の防空識別圏に侵入したのを確認、直ちに福岡・築城基地からF2戦闘機2機が緊急発進、日本の領空に近づかないよう警告を発した。 そのやり方は、まず1機のF2が中国軍機に接近、「直ちに機首を西に向けなさい」と英語と中国語で警告する。次に、無線通信を無視し飛行を続ける中国軍機の操縦士に、F2の翼下に搭載した対空ミサイルを視認させるため、機体を急接近させたはずだ。 翼と翼がぶつかるのでは、と怖さを感じるほどの距離で、相手機の操縦士の顔がはっきり見え、訓練でも緊張したことを覚えている。今回の場合、戦闘機の空自機に対し、中国軍機は速度の遅いプロペラ機のため、2機のF2は中国軍機の周りを旋回しながら交代で同様の行動を繰り返したと思われる。 空自はF2の燃料切れに備え、宮崎・新田原基地から2機のF15戦闘機も緊急発進させた。だが、警告を無視する中国軍機は、男女群島東方沖の上空で長方形をなぞるように周回を開始、直後の午前11時29分から2分間、同群島沖22キロの領空を侵犯した。領空から離れた後も、中国軍機は同群島の南東沖で周回を続け、午後1時15分、機首を西に向け大陸方向に飛び去った。 空自機の行動からわかるように、中国軍機は何度も空自機から無線で警告を受け、翼下のミサイルまで見せつけられながら飛行し続けている。中国軍機は「北斗」と呼ばれる独自の衛星測位システム(GPS)で飛行しており、今回の領空侵犯は操縦士による明らかな故意であり、操縦ミスの可能性はないだろう。目的は電波情報の収集か 目的は何か。中国軍は今年3月、偵察型の無人機(WZ7)を初めて日本海周辺で単独飛行させたのに続き、6月と7月には、同型の無人機を飛来させ、今回の侵犯機と同じように男女群島周辺を含む九州西方沖から鹿児島・奄美大島方面を周回させている。 2019年以降、中国海空軍はロシア軍との連携を強化し、日本海-対馬海峡-東シナ海を中心に、パトロールと称して共同航行や共同飛行を繰り返している。無人機で収集できなかった情報を、有人機を使って詳細に収集することが目的だったと考えるのが妥当だろう。 仮に領空侵犯行為は、操縦士の独断や特異行動だったとしても、情報収集機のY9は、九州南西空域を担当する空自・西部航空方面隊(福岡)司令部や九州各地に点在するレーダーサイトが、外国軍機の侵犯時に発する様々なレーダー周波数など電波情報を傍受したはずだ。日本の安全にとって2度と繰り返させてはならない深刻な事態と言っていい。 侵犯機に対する措置とは ではどうしたらいいのか。国際法上、国家は領空において完全かつ排他的な主権を有しており、外国の軍用機が領空侵犯し、退去や強制着陸に従わない場合には、悪質な主権侵害として撃墜することも認められている。自衛隊法84条は、(侵犯機)を強制着陸させ、領空から退去させるために必要な措置を講じることができると規定している。 空自の訓練はこの規定に基づくもので、退去や強制着陸させるために、緊急発進した2機の空自戦闘機のうち1機が侵犯機の前に出て、機体を左右に大きく振る機体信号を実施する。それに従わない場合には、空自機1機が侵犯機に接近し、並行に飛行しながら機関砲(実弾と曳光弾)を前方に向けて警告射撃する。機体信号と警告射撃を実施しない1機(僚機)は、後方から侵犯機の行動を監視するといった手順だ。撃墜は可能か 空自は1987年、沖縄・南西諸島の領空を2度にわたって侵犯したソ連軍機に対し警告射撃を実施したことがあり、政府の強い抗議に対し、ソ連政府(当時)は侵犯機の搭乗員を降格処分にしたことを公表している。空自に警告射撃を認め、強く抗議するという政府の姿勢が、ソ連政府に影響を及ぼしたことは明らかだろう。 その例にならえば、政府は今後、領空侵犯機に対して空自に警告射撃を実施させるか否かを、常に判断できる態勢をとっておく必要がある。だが問題は、警告射撃をしても侵犯機がそれを無視して領空を飛行し続けた場合だ。近年では、2015年にトルコの領空を侵犯したロシア軍機が、トルコ空軍機によって撃墜されたケースがある。 ただし、自衛隊法は「必要な措置を講じることができる」と規定しているだけで、撃墜についての規定はない。撃墜を含め、領空侵犯機の排除は、自衛隊に武器の使用が認められる「緊急避難」に該当するという解釈もあるが、今回の侵犯後、空自トップの内倉浩昭空幕長は会見で「空中で侵攻を妨げる物理的手段は武器しかない」と述べているように、中国軍機の侵犯事件を機に、政府は現場が混乱したり、躊躇したりしないよう侵犯機に対する武器使用規定を明確にする必要がある。 ・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409100000/】---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/11
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ スターやヒロインが互いに引き抜き合戦になるのを防ぐため、日本の5大映画会社でカルテルを結成(1953年=五社協定)。 ◆ フランスが生んだ死刑器具のギロチンがこの日を限りにお役御免となる(1977年)。 ◆ 木村剛の銀行商売がぶっ潰れ、財務省がその尻拭いをさせられる破目に(2010年= 日本振興銀行が経営破綻)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月10日】 【派閥政治の残像消えぬ自民党総裁選】体質維持に一役買うメディア、候補者はもっと「政策論争」を =後節==Wedge_Online 【Wedge OPINION】 2024年09月06日 樫山幸夫( ジャーナリスト、元産經新聞論説委員長) さかんな旧弊打破と逆行する動き しかし、現時点までの動きを見ると、旧来の派閥単位、人間関係のしがらみが、選挙戦の大きな要素になっているように思えてならない。 一例をとってみると、党内に唯一残る派閥、麻生派が8月27日、研修会を開いて、「同じ釜の飯を食べてきた河野氏を同志としてしっかり応援していきたい」(会長の麻生太郎副総裁)と申し合わせた。 他派閥すべてが解散しているにもかかわらず、夏休み中に研修会を開いて総裁選に向けて気勢を上げるーー。まさに55年体制時の年中行事であり、令和の今、みせつけられるとは思わなかった。 その河野氏本人にしても、不可解な発言で周囲をびっくりさせた。総裁選に勝利して自分が総理・総裁に就任したら、「党3役や閣僚には派閥を離脱してもらう」という(9月1日のテレビ番組)。 それなら、なぜいま自ら率先して派閥を去らないのか。自力で同じ主張のひとたちを糾合して戦う気構えを持たず、選挙中は派閥の一員として、その支持、応援を受け、首相の座を手中にしたなら、派閥を退会するというのは、あまりに虫のいい話だろう。メディア、キングメーカーの動きも改革にブレーキ 早い時期に決断した小林鷹之前経済安保担当相は49歳。党内若手の声望を担っていることを考えれば、大いに新鮮さを印象づけた。 しかし、小林氏も、8月中に出演したテレビ番組で、裏金事件をめぐって旧安倍派議員が処分されたことについて、「やりすぎると現場が回らなくなる」と、見直しを暗に主張した。氏を推しているのは同派若手といわれるが、それら勢力の歓心を買い、総裁選での支援を求めるという目論見なら、フレッシュな人物が古い手法に乗ったという皮肉な結果となろう。国民は鼻白むだろう。 世論調査で圧倒的に人気のある小泉進次郎氏は、さらに若い43歳。環境相を一期経験しただけで大きな実績はないが、菅義偉前首相、森喜朗元首相らが後押ししているという。 進次郎氏の政策のどこを評価しての支持なの全く伝わってこない。指導者として適任かどうかではなく、永田町という〝閉鎖社会〟での人間関係の濃淡だけで、総裁選が左右されては、迷惑するのは国民だろう。 退陣した実力者がいつまでもキングメーカー気取りで居座って影響力を行使してれば、「自民党が生まれ変わる」など、はかない期待に終わってしまう。 もっとも自民党総裁選とほぼ同時に行われる立憲民主党の代表選でも、現職の泉健太氏の推薦人(20人)集めが難航し、当選1回の若手議員の推薦人集めも思うように進んでいないという。その一方で、総選挙敗北の責任を取って辞任した枝野幸男前代表、同様に民主党時代、やはり政権を明け渡した野田佳彦元首相が名乗りを上げ、小沢一郎元自民党幹事長の支援を受けているというのだから固陋(ころう)さでは、自民党に勝るとも劣らないが。自民党の古い体質維持に一役買っている存在に触れなければない。 メディアの多くは、麻生派を除いてすべて解散、解消されたにもかかわらず、いまだに、「岸田派」「茂木派」など以前の呼称を続けている。テレビのワイドショーに登場するコメンテーターなどと称する人たちも同様だ。 自民党の歴史の中で、これまでも何度か派閥が解消されたことはあり、メディアはそのたびに「旧〇〇派」などと正確を期してきたが、今回は対応が異なっている。正式解散には総務省への届けが必要で、資金の清算など残務整理も残っているので、と説明する向きがある。 理解できなくはないが、そこまで手続きにこだわるのはどうだろう。重要なことは、派閥解消が宣言されたことであって、後始末ではない。 すでに総務省に政治団体の解散届を出しているところもあり、今後は「旧」を冠するにしても、いまさらという印象はぬぐえない。実態として派閥が存続しているなら、むしろそれを糾弾すべきであって、旧来の名称を継続するのは、筋違いだろう。 議員諸氏と同じ土俵にのって永田町政治の取材に血道あげるメディアも大いに頭を冷やすべきだ。政策論争の場作り盛り上げを 12日の告示、27日の投票に向けて選挙戦は熱を帯びてくる。肝心の政策論争はどの程度盛り上がるか。 各候補ともそれぞれ独自の政策を発表、地方遊説などで訴えてはいるが、それをめぐる論争が活発化する気配はいまのところ、それほど高まるにいたっていない。わずかにここにきて、金融所得課税、物価対策など経済政策での高まりを見せ始めてきたのは好ましい変化だろう。 米国では現在、11月の投票に向けて、長く曲折のあった大統領選が大詰めに入りつつある。むろん相手候補に対する非難、中傷合戦は少なくないが、景気対策、移民問題、人工妊娠中絶、外交・安全保障などで日本よりはるかに熱い論戦が展開されている。ハリスVSトランプの今回にとどまらず、いつの選挙でも同様だ。 長丁場の大統領選では、選挙イヤーの年明けに始まる予備選、またはそれ以前から、候補者となりうる顔ぶれによるディベート(討論)が繰り返し行われる。その過程で各候補は自らの政策を有権者に問い、ナンセンス、不人気な政策を掲げる候補者は淘汰されて姿を消していく。 自民党総裁選でも告示後、各候補による討論の機会が設けられるだろうが、米国方式にならって各候補が名乗りをあげた早い時期から各氏が有権者に政見を披歴し、互いに論争する機会が設けられてもよかったのではないか。 真摯な議論を通じてこそ、岸田首相が退陣会見の時に語った「新生・自民党を国民の前にしっかり示すこと」を有権者に実感させることができるだろう。故小渕恵三氏との対話 古い話で恐縮だが、筆者はかつて、故小渕恵三首相が官房長官時代、〝番記者〟として、そのもとに出入りさせてもらったことがある。 当時はまだ中選挙区制の時代。ある時、小渕長官が「小選挙区制になったら、派閥はなくなる」と断言した。「内閣総理大臣を国会議員から選ぶ制度がある限り、形は変えても派閥は存続するのではないか」と水を向けたところ、「そんなことはない。いやなくならなければならないんだよ」と譲らなかった。「なくならなければならない」に力がこもっていた。 考えてみれば、自らも55年体制のなかで育ち、活躍してきたものの、その不条理、不合理さに気がついていた小渕氏の強い期待、願望だったのではないか。 今度の総裁選の展開を見るにつけ、旧態依然たる実態を、泉下の小渕氏はどうみているだろうか。聞いてみることができないのが残念だ。・○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409090000/】---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/10
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ とあるリア充が自分の連れ合いに飽き飽きしたので、偶然乗り合わせていた飛行機の乗客22人と一緒に爆発させる(1949年=カナディアン航空機爆破事件)。 ◆ 競輪場で大穴が出たことからエキサイトしたおっさん連中が大暴れして、競輪場があった村を崩壊に追いやる(1950年=鳴尾事件)。 ◆ 1991年 - SMAPが『Can't Stop!! -LOVING-』をリリースしメジャーデビュー。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月09日】 〈日本のメディアの大谷翔平報道は過剰すぎ?〉価値をむしろ下げるリスクも、問われる取材姿勢 =後節==Wedge_Online 【勝負の分かれ目】 2024年9月3日 田中充( スポーツライター、尚美学園大学スポーツマネジメント学部准教授) 日本のスポーツ報道は「チアリーダー」 新聞社の記者として米大リーグを取材した経験もある筆者にも、この手の取材手法に関する批判は耳の痛い話ではあるが、的を射ているのも事実だ。日本メディアも監督などの「囲み取材」では、米メディアの取材の流れを汲み、終盤に日本人選手に関する質問をするなどの配慮はしている。また、同僚の選手たちが大谷選手が節目の記録を達成したり、勝利を貢献した場合にどう思っているかということは、大谷選手を報じる上では重要な要素でもある。 ただ、日本メディア(記者)の数はとても多く、それぞれが個別に聞けば、同僚の選手は何十回も同じ質問に答えることになる。このことで、日本メディアを疎ましく思う選手がいてもおかしくはないだろう。 内野氏も「僕らが今日、大谷の活躍に一喜一憂できるのは、日本のメディア関係者が時に『岩によじ登って』でも大谷の一挙手一投足を追いかけ、その詳細を日々伝えてくれるからだ。メディアが伝える大谷の姿を見ていると、彼の存在が『日本人』の国際的な価値を高めてくれているようにさえ感じる」と評価する一方、「しかし、その舞台裏ではもしかすると、大谷を取り巻く日本のマスコミ関係者が白い目で見られているのかもしれない。最悪の場合、彼らの身勝手な行動が『日本人』の国際的な評価を貶めてさえいるかもしれない」と廣部氏と同様に懸念する。 もちろん、読者の関心の高いニュースを届けることは、メディアの大事な使命である。特に新聞などの活字メディアは従来、一つのプレーの裏で、選手がどのような努力を積み重ねてきたか、恩師や家族、同僚との絆の存在など、映像からは見てとれない「エピソード」を紹介することで紙面価値を高めてきた。こうしたエピソードを書くために、「ネタは足で稼げ」という格言がメディアの中には存在する。 一方、内野氏は前述の著書の中で「マスメディアのスポーツ報道はたいていが、アスリートの『見えざる苦労』や『知られざる素顔』を描いたヒューマンドラマに仕上がるのがお決まりのパターンだ。日本球界を長年取材してきた米国人作家、ロバート・ホワイティングが日本のスポーツ報道を『チアリーダー』と表現したゆえんである」と切り込む。 時代は刻一刻と変遷する中で、メディアの報道姿勢も変化を求められているのかもしれない。大谷選手に関しては、スタイリッシュな容姿や、映像からも伝わる圧倒的なパワーやスピードが、活字の表現領域を超越している実情もある。メディアは、表現そのものを放棄し、SNS上のファンの感想や声を紹介してお茶を濁すネット記事も散見されるようになってきた。歴史に名を刻む大谷翔平をどう報じていくか 打開策はあるだろうか。一例にデータジャーナリズムがあるだろう。これは、大量のオープンデータを解析し、可視化することで、埋もれていたニュースの価値を掘り起こす調査報道の一つである。 スポーツは蓄積された過去の記録との比較から、パフォーマンスの価値を見出すことが基本線にあり、親和性は高い。ただ、この手の記事には手間や時間を要する上、原稿そのものも長くなり、ネット上では「読まれにくい」記事に分類されるだろう。情報の大量消費の時代にはそぐわない面もあるが、だからこそ、記事の価値も高くなる可能性を秘める。 日本人の存在感を国際的に高め、メジャー史にも名を刻む稀代のスーパースターである大谷選手が現役時代にどう報じられたか。記事や映像は、資料として後世にまで残ることは間違いない。それゆえに、日本メディアの姿勢も厳しく問われていいのではないだろうか。 【派閥政治の残像消えぬ自民党総裁選】体質維持に一役買うメディア、候補者はもっと「政策論争」を =前節==Wedge_Online 【Wedge OPINION】 2024年09月06日 樫山幸夫( ジャーナリスト、元産經新聞論説委員長)新たな息吹を示すことができるか。 自民党総裁選の告示が一週間を切った。出馬表明済み、検討中を含め10人以上が名を連ねる乱戦模様だ。 候補者、推薦人の顔ぶれなど最終的な戦いの構図が明らかになるのは、今月12日の告示直前までもつれ込むだろう。資金集めパーティーにからむ不祥事で引責辞任する岸田文雄首相(総裁)の後任選びだけに、指摘されているように選挙戦を通じ、旧弊を脱したことを国民に示すことが至上命題だ。 自民党にとって、大きな試金石となろうが、現時点での党内の動きをみるかぎり、再生の方向とはかならずしも一致しないというべきだろう。実現するか〝百家争鳴〟 有力候補の一人、現職幹事長の茂木敏充氏が4日、満を持して出馬の記者会見に臨んだ。前日には官房長官として政権の番頭役を担ってきた林芳正氏も正式表明、現内閣を支える大物が名乗りをあげたことになる。 すでに河野太郎デジタル相、小林鷹之前経済安保担当相、石破茂元幹事長が早々と立起を表明。石破氏と並んで国民の人気が高い小泉進次郎元環境相は6日、高市早苗経済安保相は9日に予定、選挙戦はいよいよ熱をおびよう。 8月14日に岸田首相が総裁選不出馬を表明した直後から、後継に意欲を持つ各氏が公式、非公式に名乗りをあげた。何人かは推薦人集めの難航などから、最終的に出馬見送りを余儀なくされる可能性があるが、これだけ多数の有力候補が手を挙げるのは、従来なら決してありえなかった。 これまでの選挙では、候補の擁立、だれを支持するかなど、すべてが派閥単位で決められていたからだ。今回は、派閥が解消されたことで締め付けが弱まり、志ある者が決断する素地が整った。 結果的に同じ派閥から複数の名が挙がったのもその効果だろう。〝小石河連合〟など政権奪取のみを目的としたグループが結果的に解消に至ったのも、同じ理由、事情による。 優秀な候補者が、〝百家争鳴〟、丁々発止の政策論議を堂々と国民の前で交わすならば、大いに歓迎すべきだろう。これぞ、新生自民党のあるべき姿だ。 ・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409080000/】---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/09
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ ナチス・ドイツが、弾道ミサイルをロンドン市民に対して初御披露目(1944年)。だが戦局を逆転するまでには至らず、焼け跡でデブ総理がVサインをしたパフォーマンスが大ウケに。 ◆ 2ヶ月前の総選挙での歴史的な敗北で手札が尽きた日本社会党が、最後の切り札として憲法学者のオバさんを委員長に(1986年)。取り敢えずやるっきゃない!さりとて、これが衰退の助走。 ◆ 池袋にてデュラララ!!が現実のものとなる事態に(1999年=池袋通り魔殺人事件)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月08日】 〈日本のメディアの大谷翔平報道は過剰すぎ?〉価値をむしろ下げるリスクも、問われる取材姿勢 =前節==Wedge_Online 【勝負の分かれ目】 2024年9月3日 田中充( スポーツライター、尚美学園大学スポーツマネジメント学部准教授) 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の活躍がめざましく、日本国内でも連日、大々的に報じられている。昨年9月の右肘手術の影響で打者に専念する今季は史上最速での40本塁打、40盗塁(40―40)を達成し、史上初の「45―45」が目前に迫る。さらに先には「50―50」も視界にとらえつつある。そんな大谷選手については、メディア関係者と話をしていても、「記事のニーズが高い」とよく耳にする。新聞の発行部数が右肩下がりで落ち込む中でも、多くのメディアが米国へ記者を派遣し、現地から積極的に大谷選手に関連する記事を配信するのもこのためだ。 一方で、新居を特定できるような放送をしたテレビ局や、一流のメジャーリーガーである同僚たちに大谷選手に関する質問ばかりをぶつける日本メディアの“過剰”な取材を憂うる意見も出てきている。メジャーでの日本人選手取材の〝風習〟 ナ・リーグ西地区の名門、ドジャースはレギュラーシーズンの地区首位を走る。高額年俸の選手が並ぶオーダーの中でも、プロスポーツ史上最高額である10年総額1000億円超で契約した大谷選手の存在は際立つ。 筆者も含めて、日本国内で大谷選手に関する現地からのニュースを楽しみに待つ読者、視聴者は多い。インターネットサイトの「Yahoo!ニュース」のアクセスランキングでも上位の常連となっている。 大谷選手が試合前後などに球場で取材に応じる際は、現地で取材する全ての記者が集まり、その中での質疑応答は共有される。メジャーでは試合前後、選手たちが滞在するロッカーなどがあるクラブハウス内でメディアは取材をすることが許可されるが、大谷選手に日本メディアが群がることを避けるため、大谷選手は別途、こうした取材の機会を設けている。いわゆる「囲み取材」になるのは、個別に全てのメディアに対応することが難しい中で、可能な範囲で日本のファンにもコメントを届けようという配慮からだろう。 これは大谷選手に限ったことではなく、メジャーに在籍した(する)日本人選手の取材対応としてよく取られる手法だ。 一方で、現地の記者たちは、日本国内の本社で記事を待つデスクなどの上司からせっかく高い出張旅費を払って派遣しているのだからと、“独自”の記事を期待される。大谷選手への個別のアプローチが難しい中で、“独自”路線を求めて行きすぎた取材として問題になったのが、新居報道だといえる。日本人記者は「浮いた」存在 大谷選手に関する取材の中で、球場内での“過剰”な報道に警笛を鳴らす識者もいる。 明治大学の廣部泉教授(歴史学)は8月23日配信のWedge ONLINEの記事「【日本人の顔が見えない!】アメリカ社会で低下する日本の”存在感”、このままでは日本の歴史も捻じ曲げられる」の中で、米国社会での日本人の存在感を高める人物として大谷選手を取り上げ、「大谷翔平選手に希望的未来像をみることができる。力や大きさを貴ぶ米国人にとってわかりやすいスーパースターである彼は、貴重な存在だ。また大谷選手は勤勉の美徳を通じて日本人に対する共感を醸成し、よきチームメイトの一人として尊敬を集めている」と評する。 その上で、「だが、日本のメディアはチームメイトなどにしつこく『大谷をどう思うか?』といった質問ばかりをし続けている。はじめは素直に『大谷は素晴らしい』と答えてくれていた彼らもだんだんと疎ましく思うのではないだろうか。日本のマスコミが疎まれるだけならまだよいが、大谷選手が疎まれるような存在にならないか、筆者は心配でならない。日本人としてやるべきことは、大谷選手のような日本人の『顔』となっている日本人が、活躍できる環境を整え、一人でも多くの米国人、米国社会に、日本への関心や共感をもたらすようにしていくことではないだろうか」と指摘する。 今年5月発売の『大谷翔平の社会学』(扶桑社新書)の中でも、著者でフリーライターの内野宗治氏がメジャーを取材していた当時、「外国人や人種的マイノリティの選手も多いMLBのクラブハウス日本人選手と彼らを取り巻く日本人記者たちは『浮いている』ように見えた。英語やスペイン語が飛び交うクラブハウスで、そこのみ『日本人村』が運営されているように感じた」と振り返る。 例外的な記者もいるとした上でだが、「日本人記者の多くは、日本人以外の選手や記者たちとはあまり交わらない。交わったとしても、多くの場合は『大谷についてどう思うか』といった具合に、日本人選手についてのコメントを引き出すためだ。(中略)日本のスポーツ紙や通信社から派遣されている日本人記者にとって、なすべき日々の仕事は『日本人選手の情報を確実に得る』こと」とし、「そういう『空気』が日本人記者たちの間で漂っているように感じられた」と指摘する。 実際、日本メディアが追いかけるのは大谷選手に特化した情報に比重が置かれる。エンゼルス時代に大谷選手のプレーの詳細を報じた後、申し訳ない程度に試合結果に触れる「なお、エンゼルスは試合に敗れた」の略語として「なおエ」がネットスラングとして流行した。 ・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409070000/】---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/08
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ 後に世界の感情の中心の座をスペインより奪ったブラジルがポルトガルの胎内から、燦々と輝く光の中誕生した日(1822年)。 ◆ 後に世界のインターネットの中心の座をYahooより奪ったGoogleが、2人の大学院生の妄想から誕生した日(1998年)。 ◆ 後にオリンピック開催の座をスペインより奪った日本のお・も・て・な・しが、滝川クリステルから誕生した日(2013年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月07日】 ブラジルに続く?...「X」即時停止命令は他国にも広がるのか EU高官は「禁止もあり得る」と警告=NewsWeek_ コラム: SNS / 2024年9月3日(火) / マリー・ボラン ブラジルの最高裁判所は8月30日、ソーシャルメディアのX(旧ツイッター)に対し、同国内でのサービスを即時停止するよう命じた。こうした禁止措置が他の国、とりわけアメリカと欧州でも取られる可能性はあるのだろうか。ブラジル最高裁は電気通信事業を規制する政府機関に対して、2億1200万人が住むブラジル全域でXをシャットダウンするよう命じた。Xが裁判所命令違反を繰り返し、ヘイトスピーチと偽情報を拡散させたことを理由として挙げている。停止命令は8月31日に実施されたが、その日に至るまでの数カ月間、Xを所有するイーロン・マスクとブラジル当局の間では、コンテンツモデレーション(投稿コンテンツの監視・排除)の取り組みを巡って緊張が高まっていた。ブラジル最高裁は停止命令解除の条件として、Xがすべての法規定に従うこと、未払い分の罰金を支払うこと、ブラジルでの法定代理人を任命することを挙げた。ブラジル国内でXにアクセスした人はすべて、VPN接続であっても1日当たり5万レアル(約130万円)の罰金が科せられる可能性がある。本誌はXにメールでコメントを求めている。「自由の国」アメリカではどうなるか?一方、アメリカでは合衆国憲法修正第1条で言論の自由が強力に保護されている。とはいえ、ソーシャルメディア運営企業だからといって、規制を完全に免れられるわけではない。例えば、Xは2023年9月、ソーシャルメディア・プラットフォームに対するコンテンツモデレーション取り組みの公開を義務付けたカリフォルニア州法が、言論の自由を侵害するとして訴訟を起こしたが、同年12月に訴えを退けられた。カリフォルニア州法は、相応の年間売上高があるソーシャルメディア運営企業に対し、コンテンツモデレーションへの取り組みを詳細に記した報告書を半期ごとに提出するよう義務付けている。報告書には、好ましくない投稿数とそれらに講じた措置について、データを明記しなければならない。カリフォルニア州連邦地方裁判所判事ウィリアム・シャブは、Xが同法を凍結するよう求めた訴えを退け、次のように述べた。 「報告義務は、ソーシャルメディア運営企業にかなりのコンプライアンス負担を強いるように思われるが、合衆国憲法修正第1条の文脈においては、この報告義務が不当である、あるいは過度の負担になるとは考えられない」ただし、部分的であろうとなかろうと、ソーシャルメディアがブロックされる可能性がまったくないとは言えない。「アメリカに関しては、ひとつの州が他州へのサービス提供を非合法化する試みは不可能ではない。こうした状況は、複数州で禁止されたポルノサイトなどですでに起こっている(ただし、こうした州の動きを裁判所が支持するかについては、さまざまなケースがある)」アイルランドの大学、ユニバーシティ・カレッジ・ダブリン(UCD)サザーランド法科大学院のT・J・マッキンタイア准教授は、本誌に対してそう語った。「しかしながら、こうした禁止措置はサイトが自らユーザーの位置を特定し、そうした州にいるユーザーからのアクセスを拒否するかたちで実施されることが多い。合衆国憲法修正第1条の下では、インターネットプロバイダーに対して、そうしたサイトへのアクセスをブロックするよう義務付けることはきわめて困難だ。それに、X(旧ツイッター)などの一般向けソーシャルメディアサイトに対し、アメリカの裁判所がそうした命令を下すことは考えられない」とマッキンタイアは話す。 EU高官は「X禁止もあり得る」と警告欧州では、ソーシャルメディア・プラットフォームに対する規制が厳しさを増している。欧州連合(EU)は2022年11月、デジタルサービス法(DSA)を施行した。この法律は、オンラインプラットフォームに対して、コンテンツモデレーションとユーザーの安全性について厳格なルールを定めている。EU上級代表サンドロ・ゴジ(仏マクロン大統領率いる政党「再生」所属で欧州議会選区から選出)は8月、Xがデジタルサービス法を順守しなければ、欧州で禁止される可能性があると警告した。コンプライアンス違反の場合は巨額の罰金が科され、欧州運営業者によるブロックもあり得ると、ゴジは述べている。デジタルサービス法は、欧州のオンライン仲介サービス事業者すべてに適用されている。また、欧州で暮らす4億5000万人の10%以上にサービスを提供している、「非常に大規模なオンラインプラットフォーム(VLOP)」に対しては、いっそう厳格なルールが設定されている。VLOPには具体的な義務が課されており、違法コンテンツの拡散や社会的危害などの全体的リスクを緩和しなければならない。マッキンタイアが本誌に説明したところによると、EUにはデジタルサービス法に限らず、ほかの種類の違法コンテンツに関連した規則もある。「例えばアイルランドでは、国内でのサービス提供許可を得ていない海外の賭博サイトをブロックする法律が定められている。ウクライナ侵攻を受けた制裁措置の一環として、ロシア国営メディアのサイトもブロック対象だ」ブラジルにおけるXのサービス停止措置、EU高官からの警告、コンテンツモデレーションの取り組みについて公開を定めたカリフォルニア州法。これらを踏まえれば、各政府がソーシャルメディア・プラットフォームをいっそう厳しく規制する流れが強まっていることは明らかだ。偽情報やヘイトスピーチ、そして、世論に対する大手テックの大きすぎる影響力に対する懸念から生まれたこのような変化は、まだ始まったばかりなのかもしれない。(翻訳:ガリレオ) ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409060000/】---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/07
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ 8月07日な君は明日か明後日か明明後日の予習をした方がいいかもしれない。いやはや、“松崎しげるの日(日本記念日協会認定)”なんだ!!? ◆ いやいや、ロリコンで妹萌えな某守護天使によれば、本日は世界人類の最も聖なる日である妹の日とのこと。 ◆ パレスチナのゲリラが、一遍に5機の航空機をゲットする快挙を達成(1970年= PFLP旅客機同時ハイジャック事件)。ヨルダンの砂漠へ全機集めたものの、使い途に困り結果的に爆破処分する破目に。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月06日】 日本は「落ちるところまで落ちるしかない」のか?岸田首相交代では変わらない政治の貧困・劣化、中国・林語堂の皮肉から考える =後節==Wedge_Report 【チャイナ・ウォッチャーの視点】 2024年9月02日 /樋泉克夫( 愛知県立大学名誉教授)「政治村」の言葉は「素朴な常識を持つ人々」には理解されない 林語堂が『MY COUNTRY AND MY PEOPLE』を出版した1935年の前後を振り返るなら、満洲事変(1931年)、上海事変・満洲国建国(1932年)、共産党の「大長征」(1934~36年)、西安事件(1936年)、盧溝橋事件(1937年)と激動の時代だった。 彼は時代の荒波に翻弄されながらも強く生き抜く中国民衆の赤裸々な生活を描いた長編小説『大地』の作者で、1938年にノーベル文学賞を受賞したパール・バック(1882~1973年)の強い要請を受け、「素朴な常識を持つ人々のために本書を書いた」と「序」で明かす。 林語堂が中国の「素朴な常識を持つ人々」に語り掛けてから1世紀余が過ぎ去ろうとしている現在の日本の政治状況に、『MY COUNTRY AND MY PEOPLE』の指摘が当てはまるのだから、やはり異様としかいいようはない。あるいは現在の自民党を取り囲む日本の政治状況は、1世紀ほど昔の混乱期の、それも無政府状態に近かった中国に通じるということだろうか。 こう考えると、現在の我が国が陥っている政治の貧困・劣化は、想像を絶するほどに深刻なのかもしれない。あるいはそれは、政治報道に携わる新聞・TV記者、政治ジャーナリスト、政治アナリスト、TVのニュースショーに登場するコメンテーターやら専門家、さらには政治を研究する学者・研究者など――敢えて「政治村の住人」と括っておきたい――が分析し得々と語る程度を遙かに超えていると思える。 じつは「政治村の住人」は仲間内でしか通じない特殊な日本語を、「彼らの文法」で話してからいるゆえに、現在の日本の「素朴な常識を持つ人々」には理解されないのだ。であればこそ我が国が落ち込んでしまった苦境を克服できるような処方箋は、「政治村の住人」であったとしても、おそらくは容易には書けないだろう。 だが、だからといって国民の1人としては、敗戦直後の混乱期に太宰治が呟いたように「落ちるところまで落ちるしかない」と振起させる精神的強靱さを持ち合わせてはいそうにない。であるなら、ここは「素朴な常識」に立ち還るのが唯一確実な道だと強く思う。日暮れて道遠し、の感は否めないが。 共和党バンスvs民主党ウォルズは、あまりに対照的な副大統領候補対決=NewsWeek_ Opinion / CIAが視る世界 / 2024年09月03日 / 元CIA諜報員;グレン・カール米民主・共和両党の副大統領候補同士の対決は、民主党のティム・ウォルズ・ミネソタ州知事が共和党のJ・D・バンス上院議員を一歩リードした格好だ。これまでのところ、候補者たち自身よりもそれぞれ「猫好き女」発言やドーナツショップでのやりとり、雨どいの手入れのほうが話題を集めているが、バンスが大半の有権者に与えた印象は、社交下手で不気味な全体主義者・性差別主義者というもの。一方、ウォルズは陽気で温かみのある常識人と受け止められた。歴史的に見て、米大統領選における副大統領候補の主な役割は2つある。1つは「攻撃犬」。副大統領候補が相手陣営への攻撃役に徹することで、大統領候補は政策に集中し、肯定的なイメージを保ち、政治の汚い部分から距離を置くことができる。もう1つは「バランサー」の役割だ。大統領候補と異なる地域(できれば選挙上重要な地域)出身で、異なるイデオロギーの持ち主であることが望ましい。バンスは毒のある言動で前者の役割を果たす。民主党の女性たちは「惨めな人生を送る子供のいない猫好き女性の集団」であり、ハリスは「筋金入りの過激派」「根本的に偽物の人物だ」などなど。地域的にはトランプ前大統領への貢献度は大きくない。バンスはオハイオ州選出の上院議員で、同州はもともと共和党が強い地域。トランプもバンスも権威主義的で無節操な保守派ポピュリストなので、イデオロギー面でバランサーの役割も果たさない。これに対してウォルズは副大統領候補の伝統的条件を満たしているように見える。さらに、明るく「喜びにあふれた」選挙運動を展開する一方で、対立候補を笑顔で切りまくる。「私たちは州内の全ての子供が毎日朝食と昼食を食べられるようにした。他の(共和党知事の)州が学校から本を追放している間に、飢餓を追放したのだ」と。 バンスが選挙戦に加えたのは、まだ40歳という若さだ。現職のバイデン大統領が撤退した今、来年6月に79歳になるトランプは史上最高齢の米大統領候補となる。トランプがバンスを起用したのは、アメリカの民族的多様性とエリート支配に反対するポピュリスト的・権威主義的運動を強化するためだろう。バンスは怒れる白人男性の代弁者になろうとしたが、他のほとんどのアメリカ人を激怒させる結果を招いた。現状では史上最も不人気な副大統領候補だ。そして「奇妙な(weird)」問題。バンスは選挙運動中、ドーナツショップで黒人女性の店員と気まずい雰囲気で話しているところを撮影された。「普通の男」に見せようとしているが、明らかに落ち着きがなく、不誠実に見えた。ウォルズはトランプとバンスを「奇妙な」連中と呼んだ最初の人物だ。アメリカ英語では、他人の道徳や行動を公然と非難する代わりに用いる婉曲表現で、一般的な価値観や慣行から懸け離れた気味悪い人間という含意がある。ウォルズは「家の雨どいで人を判断する。よく手入れされた雨どいを見ると、人となりがよく分かる」と語って話題になった。人当たりのいい60歳の白人男性で、中西部の「白人地域」出身(つまり白人有権者と文化的親和性が高い)。長年高校の教師を務め、フットボールのコーチでもあった。女性・黒人・インド系・西海岸出身のハリス副大統領にとって、明らかに自分の足りない部分を補えるバランサーだ。有権者は副大統領候補を見て投票するわけではないが、彼らを選んだ大統領候補の判断は有権者に影響を与える。ウォルズの常識と穏健な進歩主義がハリスにもたらすものは、バンスの攻撃的で極端な保守主義がトランプにもたらすものより大きい。・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409050000/】---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/06
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ 地震で伏見城が崩壊し太閤秀吉が命拾い、前の年に血祭りに挙げた甥っ子の一族郎党の呪いと思われる(1596年)。即ち、京都三条河原で関白豊臣秀次の正室・側室・遺児ら39名が処刑される(1595年)。 ◆ アメリカのポーツマスで日露戦争の講和条約が締結され戦争が終結(1905年)。 ◆ ロバート・キャパが近くの兵士に何の注意もせずに、ベストショットのために見殺しにする(1936年=「崩れ落ちる兵士」)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月05日】 日本は「落ちるところまで落ちるしかない」のか?岸田首相交代では変わらない政治の貧困・劣化、中国・林語堂の皮肉から考える =中節= =Wedge_Report 【チャイナ・ウォッチャーの視点】 2024年9月02日 /樋泉克夫( 愛知県立大学名誉教授) 「中国語文法」ならぬ「自民党語文法」 「政治家不信」の原点と考えられる政治資金パーティー裏金疑惑が発覚した時、咄嗟に頭に浮かんだのは、20世紀の中国を代表する英語の使い手と評価され、また稀代の皮肉屋でも知られた林語堂(1895~1976年)が1935年にニューヨークで出版した『MY COUNTRY AND MY PEOPLE』(邦訳は『中国=文化と思想』鋤柄治郎訳、講談社学術文庫)だった。同書の中で林語堂は、「中国語文法」について次のように語っている。なお、以下の引用は同書に拠る。 「中国語文法における最も一般的な動詞活用は、動詞『賄賂を取る』の活用である。すなわち、『私は賄賂を取る。あなたは賄賂を取る。彼は賄賂を取る。私たちは賄賂を取る。あなたたちは賄賂を取る。彼らは賄賂を取る』であり、この動詞『賄賂を取る』は規則動詞である」 これにヒトヒネリ加えるなら、自民党の政治資金パーティー裏金問題に関しては、次のように言い換えることができそうだ。 《自民党語文法における最も一般的な動詞活用は、動詞「キックバックを取る」の活用である。すなわち、「私はキックバックを取る。あなたはキックバックを取る。彼はキックバックを取る。私たちはキックバックを取る。あなたたちはキックバックを取る。彼らはキックバックを取る」であり、この動詞「キックバックを取る」は自民党語文法における規則動詞である》 もちろん、「キックバックを取る」を「不正をする」に置き換えても問題はないはずだ。 1世紀ほど昔の異国の民である林語堂が自国の権力者を皮肉った表現が、現在の我が国の政治状況を“予言”していたとは思えないが、「中国語文法」と「自民党語文法」の暗合に驚くしかない。 「政治家としての自民党議員の偉大さ」 林語堂は「民族としての中国人の偉大さ」についても言及して、じつに興味深い指摘をしている。 中国人は「勧善懲悪の基本原則に基づき至高の法典を制定する力量を持つと同時に、自己の制定した法律や法廷を信じぬこともできる」し、「煩雑な礼節を制定する力量があると同時に、これを人生の一大ジョークとみなすこともできる」。 また「罪悪を糾弾する力量があると同時に、罪悪に対していささかも心を動かさず、何とも思わぬことすらできる」し、「革命運動を起こす力量があると同時に、妥協精神に富み、以前反対していた体制に逆戻りすることもできる」。 さらには「官吏に対する弾劾制度、行政管理制度、交通規則、図書閲覧規定など細則までよく完備した制度を作る力量があると同時に、一切の規則、条例、制度を破壊し、あるいは無視し、ごまかし、弄び、操ることもできる」。 ――ここまで引用して、「民族としての中国人の偉大さ」を「政治家としての自民党議員の偉大さ」に置き換えてみたら、と考えてみた。 キックバック問題や裏金に絡む政治資金報告書記載漏れ問題、昨秋に話題となり大いに顰蹙を買った「エッフェル塔姉さん」、近畿地区の若手議員が昨年11月に開催したパーティーにおける「トンデモ破廉恥余興」。岸田首相自らが率先して臨んだ政治倫理審査会でのやり取り、さらには政治資金規制法改正にかかわる一連の論議にしても、その発端から幕引きまでの軌跡を振り返ってみるなら、彼らの振る舞いは「よく完備した制度を作る力量がある」と同時に、「一切の規則、条例、制度を破壊し、あるいは無視し、ごまかし、弄び、操ることもできる」との林語堂の指摘から、そう懸け離れてはいないように思える。 人情を法制の上に置いてはならない ならば、このような政治家の歪んだ振る舞いをどのように糾弾し、糺せばいいのか。林語堂は、次の処方箋を示した。 「中国が今必要としていることは政治家に対し道徳教育を行なうことではなく、彼らに刑務所を準備することである。〔中略〕中国が真に必要としているものは、仁や義でなければ名誉でもなく、単純明快な法による処罰である」 かくて林語堂は「人情を法制の上に置いてはならない」と、強く主張する。 これまで自民党議員が秘書給与詐取やら様々な利権に関連するスキャンダルへの関わりを報じられた際、自民党執行部やら岸田首相の“鶴の一声”で消え去ってしまった派閥の領袖や幹部連は「政治家の出処進退は神聖であるから、自らが決断すべきもの」と正論(タテマエ)を繰り返すことが常だった。テイのいい責任逃れだろう。 疑惑が報道の段階を過ぎ、司直の手に委ねられる段階になり、本人が離党、あるいは議員を辞職するに及ぶや、「重い決断」と好意的な評価を示す。やがて時が過ぎ、次の総選挙が現実の政治日程に上る頃になると、“政治的みそぎ”を済ませたとして再び党公認となって出馬することになる。 過去の事例を思い起こしてみても、やはり自民党の作風は林語堂の表現に倣うなら、人情を法制の上に置いている。たしかに惻隠の情という言葉もあるが、それが過ぎるからこそ「政治家不信」を招くことにつながるのではないか。・ ・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409040000/】---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/05
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ 兄弟をぶっ殺した李世民(太宗)が、唐の第2代皇帝として史上稀にみる名君振りを発揮し始める(626年)。 ◆ 無断で線路に進入してエクストリーム・下山に成功したガキのせいで、全国の蒸気機関車ファンが迷惑を被る(1976年)。 ◆ 1998年 - Google社設立、ビッグ・テックの一つに成りあがるとは……。 &so、浦安にもうひとつの鼠園がオープンする(2001年)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月04日】 【愛国と貧乏】NHK国際放送で中国人アナウンサーはなぜ“不適切発言”をしたのか? =後節==Wedge_Report 【チャイナ・ウォッチャーの視点】 2024年8月31日 / 高口康太( ジャーナリスト、千葉大学客員教授) 今や「処理水? なんだっけ、それ」という忘れられた話題となりつつあるが、それでも一度切り替えた消費者を取り戻すのは難しい。処理水のことを忘れていても、別のブランドを試して不満を感じなければそのまま移行してしまうからだ。 化粧品大手・資生堂は処理水放出が始まった23年第3四半期から中国市場での売上はマイナス成長が続く。中国経済減速の影響もあるとはいえ、一度失った消費者を取り戻し切れていないとみられる。注目を集めたSNSの投稿 不安定なキャリア、リスクと比べて恵まれない待遇に不満を感じていたKは、日本での生活をあきらめて帰国することを選んだ。その前に自爆的な不適切発言をかまして立ち去ったのではないか。 8月26日、中国のSNS「ウェイボー」に、「元NHK中国籍職員」との肩書きのアカウントが出現した。K本人のアカウントと推測され、大きな注目を集めている。 現在までに2回の書き込み(上部記載資料参照)を行っているが、自らの動機を説明するものではなく、ポエムのような内容だ。1回目の書き込みでは飛行機の窓から撮影した、夜景の写真とともに「あらゆるコメントには反応しない。すべては22秒(の不適切発言)に濃縮した。すべての真実と真相、過去、現在、そして未来もだ」とつづっている。 2回目の書き込みでもメディアから問い合わせはあったが、話すべきはすべて22秒にこめたと綴り、その後に「現在の日本メディアは歴史の真相を隠しているばかりか、中国の真実の発展も隠している。日本の一般民衆の対中認識は少なくとも10年、いや15年は遅れている」と書いている。 「愛国英雄」として生き残るのもいばらの道 不適切発言とソーシャルメディアの書き込みによって、Kは愛国英雄となれるのだろうか。これもまた厳しい道のりのようだ。 というのもウェイボーのアカウントは日に100万回を超えるアクセス数を稼ぎ出しているが、フォロワー数はまだ3万ちょっとにとどまっている。「よくやった!」と褒めたたえつつも、その数秒後には忘れているユーザーがほとんどだろう。瞬間炎上社会は同時に瞬間忘却社会でもあるのだ。 ウェイボーには投げ銭機能があり、現金やウェイボー独自ポイントを送って書き手を支援できる。1回目の書き込みには原稿執筆時点で91人が支援しているが、そのリストを見てみると、友人の在日中国人インフルエンサーの名前があった。 日本メディアの報道に不満があって賛意を表明したのだろうか、それともこの騒動による炎上が拡大して自分に火の粉が飛んでこないよう、いち早く立場を表明したのだろうか。いやはや、瞬間炎上社会を生きていくのは大変だ。 日本は「落ちるところまで落ちるしかない」のか?岸田首相交代では 変わらない政治の貧困・劣化、中国・林語堂の皮肉から考える =前節==Wedge_Report 【チャイナ・ウォッチャーの視点】 2024年9月02日 / 樋泉克夫( 愛知県立大学名誉教授) 1945(昭和20)年から数えて79回目の「8月15日」を1日前にした8月14日午前、岸田文雄首相は9月に予定されている自民党総裁選への出馬断念を唐突に表明した。致命的とも言える不人気にもかかわらず、あれほどまでに総裁選再出馬に拘泥する姿勢をみせていただけに、岸田首相を取り囲む政治環境において、その“志”を挫くほどに衝撃的で決定的な異変があったと類推するしかない。岸田首相は総裁選不出馬を決意するに到った動機として、「自らが身を引くことで自民党の再生を目指す」「『オール自民党』でドリームチームを作って信頼回復を目指す」といった趣旨を語っていた。だが岸田首相1人が身を退いたからといって、列島全体を覆うほどの不信感が払拭され、党勢が急速にV字回復すると期待するのは非現実的に過ぎる。政党としての自民党の劣化は、それほどまでに深刻で危機的と考えるべきだ。 岸田首相を筆頭に与野党問わず、多くの政治家は自らの日々の振る舞いを真摯に顧みることなく、まるで他人事のように国民の「政治不信」を口にし、問題視する。だが国民の素朴な感情に即するなら「政治不信」ではなく、与野党を問わず個別具体的に名前を言い当てる必要もないほどに日常化した「政治家不信」というべきだろう。 メディアもまた偶然か故意かは判然とはしないが、社会全般に渦を巻く「政治家不信」を「政治不信」と曖昧に“翻案”して報ずるばかり。こうして「政治家不信」の裏側で「メディア不信」もまた必然的に募ることとなる。これが我が国の政治を取り巻く悲惨で非生産的な現状だと考える。 ・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409030000/】---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/04
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ ベッドの日であると同時にホームラン記念日。この並びからして明らかにぴーのことである。 因みに、前日: 9月2日 翌日: 9月4日 - 前月: 8月3日 翌月: 10月3日。 ◆ イギリスがアメリカ大陸にあった植民地の独立を認めざるを得なくなり、以後200年間で地位が逆転することに(1783年=アメリカ独立戦争の講和条約であるパリ条約が調印)。 ◆ 下田のお寺・玉泉寺に星条旗が掲揚され、美しい国による日本の蹂躙が始まる(1856年)。タウンゼント・ハリスが初代駐日アメリカ領事。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月03日】 【愛国と貧乏】NHK国際放送で中国人アナウンサーはなぜ“不適切発言”をしたのか? =前節==Wedge_Report 【チャイナ・ウォッチャーの視点】 2024年8月31日 /高口康太( ジャーナリスト、千葉大学客員教授) 中国人“アナウンサー”による不適切発言の波紋が広がっている。 その男性(以下は頭文字から「K」と表記する)は8月19日、NHKラジオの中国語ニュース番組において、靖国神社での中国語落書きに関するニュースを読み上げた後、「釣魚島(尖閣諸島)と付属の島は古来より中国の領土。NHKの歴史修正主義とプロフェッショナルではない業務に抗議する」「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな。彼女らは戦時の性奴隷だった。731部隊を忘れるな」と中国語、英語で発言した。 NHKは22日にこの問題を公表した。損害賠償、刑事告訴を検討しているが、すでにKは中国に帰国しており、賠償も訴訟も困難とみられている。 NHKの国際放送には、国際問題に関する政府の見解を海外に伝えることを目的として、国の交付金が支給されている。2023年度ではラジオに9.6億円、テレビに26.3億円が支払われた(NHK公式サイト)。国益のために税金を投じて行っている国際放送で、日本の立場と反する見解が流れたのだから、大問題であることは間違いない。 果たして、なぜこのような事態が起きたのか。待遇への不満か 「愛国心むき出しの人間ではなかったと聞いています。なんでこんなことをやったのかはさっぱりわかりません」と、あるNHK関係者は話す。もともと根っからの愛国者でついに我慢できずに行動を起こした……とは、とても考えられないという。 では中国政府の浸透工作(各種手段を使って中国の影響力を拡大しようとする工作)ということはありえないのだろうか。それも考えづらいというのが前述の関係者のコメントだ。 というのも、Kは“アナウンサー”という肩書きで紹介されていたが、実際にはNHKの関連団体と業務委託契約を交わし、通訳やナレーションの仕事に派遣されるという役割で、NHK内部の機密を得ることは難しい。わざわざ浸透工作のターゲットにしても不適切発言をさせるぐらいしか使いどころがない。 よりありそうな話が個人の不満だ。Kはたびたび自身の待遇に不満を漏らしていたという。業務委託での通訳、ナレーション業務は非正規職で給与などの待遇は決して恵まれたものではない。Kは中国の大学を卒業後、22年前に日本に留学、東京大学の大学院を卒業したというキャリアを持つ。 24年現在の中国では大卒の学歴などありふれているが、22年前の時点では相当のエリートだ。02年の高等教育(四年制大学、高等専門学校)卒業生は134万人、それが24年には1179万人にまで膨れあがっている。最近では、名門大学卒業生でも就職先が見つからず、フードデリバリーやライドシェアなどのギグエコノミーで働くという話も珍しくはない。 しかし、Kの卒業当時は大卒ならば好待遇の就職が期待できた。彼の同級生の多くは出世し、それなりの役職についているだろう。 四大卒の時点で十分エリートなのに、東京大学大学院という学歴までプラスしたのだから、早々に中国に帰国していれば、中国経済急成長の波に乗ってかなりの良い職を得られたのではないか。少なくとも業務委託での通訳、ナレーションよりは高給を得ていた可能性は高い。 瞬間炎上社会でのリスク回避? 待遇が恵まれない一方で、「漢奸」(売国奴)扱いされるという不安もつきまとう。親日認定されると炎上するという構図は以前からのものだが、近年ではなんでもかんでも難癖をつけてアクセス稼ぎする炎上焚きつけ系インフルエンサーが跋扈している。 今年3月には中国飲料大手・農夫山泉が槍玉に挙げられた。「お茶ペットボトルのパッケージに書かれた伝統建築は日本文化の宣伝だ」「茶Πという商品名、このΠという文字は靖国神社の鳥居を模している」とこじつけもいいところの批判で炎上、株価が急落した。 この炎上事件の伏線は農夫山泉のライバル企業、飲料大手ワハハ集団の創業者・宗慶後が死去したことにある。宗慶後は中国経済の発展を牽引し外資と戦った素晴らしい人物だ……とほめる流れが、それに比べて農夫山泉はひどいという流れに転嫁し、ついに難癖をつけての炎上につながったわけだ。 どこから火の手が上がるかわからない、瞬間炎上社会・中国。日本の立場を中国語で伝えるアナウンサー、ナレーターの仕事をしていても、いつ自分が巻き込まれるかという不安はあったはずだ。実際、NHKでのお仕事が理由で炎上した事件もある。 21年6月、日本外務省は知的交流事業の成果を発表したが、中国の小説家・蒋方舟(ジャン・ファンジョウ)もその一人であることが明記されていた。これに目を付けたネットユーザーが批判をはじめた。 そして、20年7月放送のNHKスペシャル「巨龍・中国が変えゆく世界 “ポストコロナ”を迎える市民は」での蒋のコメントが中国批判だという話になり激しく炎上。現在にいたるまで蒋は公開の場に姿を現していない。 瞬間炎上社会でリスクを回避するため、中国の文化人やインフルエンサーは細心の注意を払っている(が、それでも完全には回避しきれない)。たとえば福島原発事故の処理水問題だ。 中国ではインフルエンサー経由での宣伝と販売が主流。しかし、ほとんどのインフルエンサーは昨夏の処理水放出から3カ月ほどは日本商品の宣伝を引き受けなかった。その後、世間の空気を読みながら次第に宣伝量は回復していったが、この間にかなりの消費者が中国製品に切り替えた。 ・・・・・・・・明日に続く・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409020000/】---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/03
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ かつての千円札の顔だった日本初代の総理大臣が誕生(1841年)、奇しくも38年後には安重根義士も生を享け68年後に二人は刺客と標的として邂逅する皮肉なことに。 ◆ 大日本帝国が美しい国に屈服して解体され、北方領土がロシア領になってしまい、朝鮮半島は南北に分割され、台湾は国民党中国に譲渡。更に、ドサクサ紛れでフランス領だったベトナムが勝手に独立を宣言するカオスな一日。 ◆ モルドバの東側を流れる川沿いの地域ボス住民が、自分たちの富を搾取されるのを嫌がって民族自治を主張して独立(1990年=沿ドニエストル・モルドバ共和国)。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月02日】 〈注目〉お米がない!「令和の米騒動」、ジタバタするとさらに混乱が拡大する理由 一体どうすればいいのか? =Wedge_Report 【お花畑の農業論にモノ申す】 2024年8月26日 /渡辺好明( 新潟食料農業大学名誉学長) スーパーマーケットなどでコメの品薄が相次いでいる。まちの米屋では、「1人様1点限り」といった貼り紙もなされ、「令和の米騒動」などと取りざたされている。なぜ、コメが消費者の手に届き難くなっているのか。ここには、開かれた市場とは言えないコメ独特の流通形態と、いまだ続く生産調整があると言える。取引や値決めは全て相対農林水産省の最新見通しによる2025年産の必要生産量は669万トンと、日本では年間約700万トンが生産されている。このうち、農家保有や縁故米として250万トンぐらいが産地に残ると推測される。 従って、消費者への流通に乗るのは約400万トン。そのうちJA全農の扱いは200万トン程度で、その他は米穀集荷業者が扱ったり、地域の農協(単協)や法人など大型農家が直販したりしている。 価格形成センターが廃止されてから公開のコメ市場が無い状態が長らく続き、ごく最近誕生したネットオークションの現物市場(米みらい市場)もいまだレールには乗っていない。そして、コメの価格は、JA全農が扱う場合は、クローズなJA全農とコメ卸間での相対取引で決められている。 コメの生産者とJA全農との間では委託販売でなされており、価格上下のリスクは最終的に生産者が負っている。JA全農は、集荷競争との関係から収穫前に概算金(前渡金)を生産者に支払う。 収穫前に支払うというのは、盆暮には何かと金が必要だろうという食糧管理制度以来の伝統だが、JA全農の場合、実際の販売価格が概算金を下回ったときには差額を翌年産の販売価格から取り戻す(プラス、マイナスを精算する)仕組になっている。つまり、リスクは全て生産者負担だ。 JA全農が関与しない流通については、クリスタルライスや日本農産市場、全国米穀工業協同組(全米工)といった特定の業者で形成されるいわば〝仲間相場〟での取引や、地方での小規模取引などスポットで動いている。それぞれが見本などで情報を確かめながら札入されているものの、限定的なメンバーと情報によるもののため、公正公開の取引や価格形成とは言いにくい。 用途別に分けられるコメ 生産された全てのコメが小売店などから一般消費者へ届けられるわけではない。主食用米というのは、国の作況(1.7mmの篩下はくず米の扱い)や需給計算上では、1.7ミリメートル(mm)メッシュの篩(ふるい)の上に残るものとされている。しかし、実際にJAが取引する際には、各県毎に篩目を1.8mm以上とか1.85mm以上というように粗くし、コメの品位(見た目)を良くするのが通常である。 その際に篩下に落とされた1.7~1.85mmのコメは、いわゆる業務用米として、外食産業などが自らの品質判断のもとに価格を決めて取引し、購入していく。こうした自由自在の調整(ブレンド)の役割を担うのが「特定米穀業者」と言われる方々である。 コメ需給がタイトになれば、ときには、1.7mm以下も業務用としてブレンドし有効利用することもあるが、一般には、1.7mm未満は、味噌、焼酎など加工用に向けられる。あるメーカーのビールの表示を見て欲しい。原材料として「米」と表示されている。 この特定米穀の発生量は普通作の年であれば50万~60万トンの規模だから、需給がタイトになって篩目を小さくした結果「特定米穀(業務用米)ではコメが30万トン足らない」と報じられると、そこへの買い急ぎ、奪い合いも生じかねない。現物の確保を求めて「高値が高値を呼ぶ事態」を引き起こすことにもなる。ジタバタすればさらに混乱を呼ぶ 今回の「令和の米騒動」の原因としてメディアなどでは、23年夏の猛暑など異常気象で品質(品位)が劣化し精米歩合が低下し、またインバウンド需要が増加してタイトになった、日向灘地震と南海トラフ大地震への警戒情報(備蓄の勧め)が不安を煽り、流通業者、消費者に買い急ぎをさせたことが挙げられている。 ここで思い出されるのが、1978年から5カ年にわたる水田利用再編対策がスタートし、コメの生産調整が実質強化された頃である。皮肉なことに、過剰を前提とした政策運営の下で、1980年産(作況指数87)、81年(96)、82年(96)、83年(96)と4年連続して不作が続く。自主流通米の価格は上り、食糧庁の需給計算上では完全にショートであった。 しかし、当時の担当者に何の焦りもない。「価格が上がればモノは、産地からも流通パイプからも必ず出てきます。問題は先をどこまで予想するかです」。経験者の確かな対応で、事態は自然に収束していった。 供給不足と価格高騰の防止の観点から関西のある卸は政府備蓄の2~3年古米をブレンド技術で遜色なく活用していた事例も耳にする。民間による対応もしっかりなされていた。ジタバタすることがさらなる混乱を呼ぶことになるというのだ。生産調整の是正を 根本的原因の一つは、米の生産調整にある。完璧に需給をマッチさせようと、ギリギリの(政府介入型)需給操作が事態を悪化させている。 もう一つは公正、公開の市場整備が立ち遅れ、コメ生産の経営持続のために将来価格を知った上で翌年の生産、経営を計画する仕組みもまだ未熟である。現物市場、先物市場の本格運用がともに遅れたのは否めない。 需給がタイトなときは、現物を持つ者が強気、欲しい者は買い急ぐのがごく当り前の行動で、これを是正、平準化するのが先物市場の機能である。先物取引が価格平準化をもたらすことは学術的にも実証されている。堂島取引所の今後に期待したい。 そして、いま必要なことは、日本国内だけで、生産調整の手法でピタリと需給をマッチさせようとしないことだ。いまや、このために使っている予算は、3500億円とも4000億とも言われている。 これを直接支払いに充て、経営基盤を得た農家はコメを増産、価格は市場に委ねる。それによって輸出を盛んにし、不作時の備蓄=食料安全保障の機能を果たす。 日本種米の国際市場のヘゲモニーは、日本の取引所が握る。コメ生産者の経営持続は直接支払いが担い、食料供給のインフラである農地の規模と農村地域社会の維持も可能になる、というものであろう。こうした状況を踏まえると、買い取り集荷と先物取引利用の時代はそう遠くない。 新米の収穫が9月、10月とこれから進んでいく。流通がはじまる新米と産地倉庫や流通パイプに残っていると思われる23年産米がどのような行動、対応をして来るか、目が離せない。 米産業の将来を占う大事な年になるかも知れない。 ・・・・・・・・完・・・・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202409010000/】---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水
2024/09/02
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳★◆ 日本全国で地震の怖さを伝える政府主導のイベントが開催されるが、1月17日や3月11日を経験した今では、寧ろ火遊びの楽しさ。誰が言ったか“二百十日”、誰が決めたか“防災の日”でおじゃる丸。 ◆ 70年以上も自分の国を玩具にするばかりか矢鱈喧嘩を吹っ掛けていた、フランスのクソ爺ぃ=ルイ14世=様がお逝きになる(1715年)。 ◆ 長らく鍔迫り合いを続けていた名古屋の2つの新聞が国策の線に沿い合併(1942年)、因みに、大阪朝日新聞と東京朝日新聞が題字を「朝日新聞」に統一したのは二年前の本日夕刊紙。【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年09月01日】 重病説、求心力低下説、失脚説......「ポスト習近平」の中国に備えるべき時が来た=NewsWeek_ Opinion / What Comes After Xi /2024年8月28日/ 練乙錚(リアン・イーゼン、経済学者) 今年もまた中国共産党の指導部は首都北京に近い河北省の避暑地・北戴河で夏の休暇を過ごした。その間、国内外で習近平(シー・チンピン)国家主席に関するさまざまな臆測が飛び交った。習は7月30日を最後に20日間、公の場に全く姿を見せなかった。そのため重病説や求心力低下説、さらには失脚説までささやかれたのだ。だが8月19日、訪中したベトナムの新しい指導者トー・ラム共産党書記長を迎えるため、久々に表舞台に登場。健在をアピールしたが、政治力の低下や健康状態に関する不安は解消するどころか、かえって深まったようでもある。19日朝にトー・ラムを出迎えた様子は公式のニュースサイトで習の声が流されただけで、画像が出たのは数時間後。それも最初は遠くから撮った写真で、近くで撮った写真は夕方近くに新華社通信が公開し、夜に中国中央電視台(CCTV)が公開、人民日報など他のメディアが画像を出したのはさらに遅かった。この遅れは、党のプロパガンダを担うメディアが健康不安説を払拭するために習の写真を修整したからなのか。あるいは自らを党の「核心」に祭り上げる習の傲慢さに反発した党内の一派が、メディアに圧力をかけたのか。中国では指導部の動向について絶えずさまざまな臆測が流れるが、今回はただの噂とは違う。習の身辺で何か異変が起きているとみていい。とはいえ習は今も厳しい統制の手を緩めていない。中国政府は7月下旬、インターネット利用者に身分証を発行し、ネット利用を一元管理する計画を発表した。昨年施行された改正反スパイ法の下で中国の成人約10億人がこぞって「私服警官」と化し、スパイ容疑で外国人が次々に逮捕されているのは周知のとおり。最近では公安当局が台湾出身者によるスパイ行為を1000件以上摘発したと発表した。香港住民は今年3月に成立した国家安全条例でさらに徹底した統制下に置かれ、台湾とフィリピンに対する中国の威嚇と嫌がらせも悪化の一途をたどっている。こうした強権統治は中国の歴代の指導者に共通するが、徹底的な締め付けは習の専売特許だ。 親世代の文革体験が影響その意味では習の指導力が低下しているとは考えにくい。では、なぜ謎めいた形で姿を消し、不可解な形で再登場したのか。毛沢東が政敵をあぶり出すのに使った手法「引蛇出洞」(ヘビを穴から誘い出す)を試みているとも考えられるが、それよりはるかに現実的な見方は重篤な病気にかかっている、というものだ。何年か前から習は脳動脈瘤を抱えているのではないかと噂されていた。これは脳動脈の一部が膨れ、血管壁が薄くなって破裂する危険性がある病気だ。破裂すれば脳内出血で死に至ることもある。だが習は手術を拒み、漢方薬による治療を選択した。この病気では視力低下や平衡感覚の乱れなどの症状が出るが、習は最近カメラの前で転びそうになることがよくある。過去10年ほどの間に習は何度か、今回同様、公の場から姿を消したが、たいてい2週間ほどで戻ってきた。それらも病状悪化のせいだったのかもしれない。今回は約3週間の不在だったので、かなり危険な状態だった可能性もある。そうなると当然、習が亡くなる事態も想定しなければならない。その場合、中国と世界にどんな影響が及ぶのか。健康状態が徐々に悪化しても、習は権力の座にしがみつくかもしれない。だが気力や体力の衰えが目立つようになれば、上層部では跡目争いが激化するだろう。結果、党の結束が乱れ、方向性が失われかねない。習が久々に姿を現した際のメディアの報道が慣例と違ったのも、その表れかもしれない。一方で、習が体調悪化に耐えられず、早々に辞任する可能性もある。ポスト習の中国はどうなるのか。後継者については両極端のシナリオが考えられる。「改革派」が政権を握るか、引き続き強硬派が居座るか、だ。両派の妥協もあり得るが、共産党の体質からすれば、いずれどちらかに傾くだろう。習自身、当初は両派の交渉の「落としどころ」として政権の座に就いたのだ。 跡目争いのシナリオ跡目争いの行方を占う上で、見逃せない点は次の2つだ。まず、現在の中国共産党中央委員会のメンバー205人の平均年齢は59歳。つまり彼らの多くは毛沢東が文化大革命を始めた1965年前後に生まれたことになる。その当時の彼らの親の年齢は30歳前後だろうから、文革を率いた造反派のリーダーだったとしてもおかしくない。言い換えれば、今の党中央委のメンバーの多くは過激な共産主義者に育てられた、ということだ。この層が党内における習の最も忠実な支持者となっている。第2に、2022年の第20回党大会から10〜20年時間を巻き戻すと胡錦濤(フー・チンタオ)と江沢民(チアン・ツォーミン)の時代になる。この時代の党中央委のメンバーは全て改革派だった。彼らの親の世代はおおむね文革の犠牲者。つまり過激な共産主義に痛めつけられた世代の子供たちが改革派になったわけだ。改革派は過去10〜20年で権力中枢からほぼ排除された。彼らは現在75〜80歳で実権を取り戻すには年を取りすぎている。この2つのグループを比べれば、習を支持する強硬派がポスト習政権を担うのは目に見えている。西側の人たちはこの結果を残念に思うかもしれない。改革派は穏健で付き合いやすいという見方が西側では一般的だからだ。「偉大な改革者」だったトウ(登+阝)小平が89年に天安門で非武装の学生と労働者を惨殺したことを、欧米は都合よく忘れているのだ。中国国内で強権政治への不満が高まれば、改革派の政権が誕生するだろうって? 残念ながら、その読みも当たらない。中国は民主主義国家ではないから、民意が政治を動かすことはほぼ皆無。しかも習が党内から改革派を一掃したため、約9900万人の党員は全員、現状維持を望む既得権益層に属している。中国にも反乱の歴史はあるが、弱体化した政権を倒す日和見主義的なものばかりだ。その証拠に中国には「墻倒衆人推」(崩れかけた壁は群衆に倒される)という警句がある。今の中国は富と影響力のピークを過ぎたとはいえ、まだ崩れかけてはいない。強硬派の勝利は悪いことばかりではないかもしれない。西側の覚醒を促すからだ。鄧やその改革派の後継者に目を欺かれ、甘い幻想に浸っていた西側は、敵対的なイデオローグが支配する危険な超大国となった中国の実像に気付き始めた。強硬派が習の後を継げば、西側はまたもや偽りの中国像を夢見る長い眠りに就かずに済む。 ・・・・・・・・完・・・・・・・・ ○◎ ○◎ ◎ ◎ ◎ ◎○ ◎○ ◎○ 古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 ・・・・・・・・・・ ---------前日記載への閲覧は下記のURL -------------- 【前節; https://plaza.rakuten.co.jp/bogoda5445/diary/202408310000/】---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい-------------- 【壺公夢想;如水ホームページ http://thubokou.wordpress.com/】【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜 http://blog.goo.ne.jp/bothukemon】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クリック 宜しく・・・・・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
2024/09/01
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