2024/08/16
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★忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳
◆ 前の日にユダヤ人が騒いでいた嘆きの壁をアラブ人が大掃除。ユダヤ教の祈りの書までゴミ扱いしたことからユダヤ人が当局に抗議する事態に(1929年)。 ◆ イタリアはミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会が連合国の空襲で徹底的に破壊されるも、最後の晩餐は主の恩寵故に奇跡的に残った(1943年)。 ◆ 松井秀喜が高校生にしては度を越える強さ故に、試合相手の明徳義塾から徹底的にスルーされる。これで明徳義塾は試合での勝利を手にしたのに、日本中からブーイングの雨霰を浴びる破目に(1992年)。
【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年08月16日】

日本でも広がる「森のラストベルト」
日本とアメリカで起こる怨恨の実態、もう一つの分断=後節=
=Wedge_Online 【Wedge REPORT】 2024年8月13日 / 田中淳夫( ジャーナリスト):
静岡大学農学部卒業。出版社、新聞社を経て、主に林業を中心に取材・執筆。



日本の森のラストベルト
 海の向こうの話で終わらない。日本でも、森のラストベルトは確実に広がっている。森林を多く抱える地方の自治体は、農林業の衰退によって過疎にあえいでいるからだ。

 若者は進学や就職を機に都市に出ていく。山村なのに林業従事者はほとんどいず、地場の小さな製材所も姿を消した。
 地方創生を掲げて設けられた観光施設なども、閑古鳥が鳴き、廃墟になったものも少なくない。集落でも空き家が増え、残された者は高齢者ばかりだ。

 そんな放置された森林地帯に、近年は高性能林業機械で山を丸ごと伐っている業者が入って来た。伐るのは、戦後植えて営々と育ててきたスギやヒノキ、カラマツなどの人工林だ。ようやく使える太さまで育ったというのに、森林所有者は町に移り住んだことで森林に興味を失い、木材価格も下落して林業を営む意欲を喪失していた。

 そんな山を安く買いたたいて伐る、あるいは許可も得ずに他人の山を勝手に伐ってしまうのだ。補助金で山に道を入れ、補助金で購入した巨大な林業機械で、野放図な伐採を繰り広げている。
 山肌は重機のキャタピラで攪乱され、草も生えなくなる。しかも伐採跡地の再造林はあまり行われていない。

 盗伐した場合はもちろん正規の伐採地でも、植えられるのは、せいぜい3割程度だ。再造林しない伐採は厳密には違法だが、警察や行政は見て見ぬふりで止めようとしない。



​​ 過疎化と国土破壊という日本特有の問題
 伐られた木材の行き先は、町にある大規模な製材所かバイオマス発電所だ。木造建築や再生可能エネルギーは「地球に優しい」と説明されるが、森林には優しくない。伐採によって傷つけられた山肌は、多発する大雨などで山崩れや大洪水など災害を誘発し、もう一つの地球的課題である生物多様性も破壊した。

 そして木を伐り尽くしたら業者は去り、荒れたはげ山だけが残る。森のラストベルトが製造業の町より厄介なのは、環境、そして国土を破壊する度合いが大きいことである。

 日本のラストベルトは、米国のように薬物汚染や犯罪多発には至っていないが、むしろ過疎化の進行が早く進む傾向にある。人口が減れば、政治に訴える力も小さくなるだろう。

 だが、都市と地方の格差は経済だけでなく意識の面でも広がり、社会の分断を進める。これこそがラストベルトのもたらす最大の厄難だ。町に残る人々も、町に出た人々も、賑やかだった昔の思い出と故郷を喪失したルサンチマンをため続ける。

 米国大統領選挙を通してラストベルトの存在を知った今こそ、自らの足元に膨れ上がっている森のラストベルトに気づいてほしい。



            【悲惨だった朝鮮半島】戦後79年、知られざる歴史
          南北で分けた終戦直後の在朝鮮日本人たちの運命 =前節=
=Wedge_Online 【Wedge REPORT】 2024年8月15日 / 吉永ケンジ( ジャーナリスト、セキュリティコンサルタント):防衛省などで30年以上にわたり、対スパイ活動や海外情報収集などHUMIT(人的情報活動)の最前線に従事した元インテリジェンスオフィサー。

ある韓国関係の会合で日本の敗戦に話題が及んだとき、「満州に残された日本人の惨状は知っていますが、朝鮮半島で暮らしていた日本人はどのような運命に見舞われたのでしょうか」と質された。

 この疑問は、多くの日本人に共通するものだろう。満州での惨事はさまざまな証言や資料があるが、36年間にわたり日本が支配した朝鮮半島で、日本人がどのような運命に見舞われたのかは情報が少ない。

 そこで本稿では、韓国・ハンギョレ新聞の元東京特派員である吉倫亨氏が著した『1945年、26日間の独立 韓国建国に隠された左右対立悲史』( ハガツサブックス)と元中日新聞論説委員の城内康伸氏が著した『奪還 日本人難民6万人を救った男』(新潮社)の内容を中心に、朝鮮半島に残された日本人の運命を紐解いてみたい。

独立運動家・呂運亨と決めた終戦後の方針
 終戦時の朝鮮半島には、統治機構である朝鮮総督府の官吏や警察官、銀行やインフラなど民間企業の従業員、それらの家族など約70万人が暮らしており、これとは別に陸軍第17方面軍など軍人・軍属約23万人が駐屯していた。

 このうち、約45万人の民間人が南朝鮮にいた。まずは、吉倫亨氏の著作『1945年、26日間の独立 韓国建国に隠された左右対立悲史』から当時の状況を辿っていきたい。

  ・・・・・・・・明日に続く・・・・

○◎ ○◎    ◎ ◎ ◎   ◎○ ◎○ ◎○ 
古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。
・・・・・・・・・・ 
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Last updated  2024/08/18 03:27:26 PM
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