Advanced Air Mobility(AAM)と呼ばれる空の移動手段は、世界で市場規模が拡大していくことが予想される。米モルガン・スタンレーの予測では40年に1兆ドル、50年には9兆ドルに拡大すると見込まれるという。また、世界中で約1000社が走行機能のない電動垂直離着陸機を開発中とされ、近年は「陸空両用」タイプも勢いを増している。今年1月、米ラスベガスで行われた世界最高のテクノロジー見本市「CES」では、中国の電気自動車(EV)メーカー小鵬汽車(シャオペン)が陸空両用の空飛ぶ車のコンセプトモデルを展示し、話題を集めた。