災害時におけるペット対策（その１）

　以下の項目に注意して事前に備えておきましょう。

[飼い主が備えておくべきこと]

○普段の暮らしの中での飼い主自身の防災対策　災害時にペットを守るためには，まずは飼い主自身が無事でいることが重要です。屋内の家具の固定はもちろん，ブロック塀等の倒れやすい建物等倒壊するおそれがあるものがないか確認し対策することはペットの安全にもつながります。

○ペットのしつけ
　飼い主がいざペットを連れて避難しようとしても，ペットも突然の災害にパニックになりいつもと違う行動を取る可能性があります。このような状況で飼い主とペットが安全に避難するためには，キャリーバックに入ることを嫌がらないようにすること等の普段からのしつけが大切です。
 また，避難所におけるペットの飼育においては，ケージやキャリーバックに慣らしておくことやむやみに吠えることのないようしつけておくこと等が特に重要になってきます。

○ペットが迷子にならないための対策　災害発生時に常にペットと一緒にいるとは限りません。また，やむを得ずペットを残して避難する場合や，ペットと途中ではぐれてしまう場合もあります。こういった場合に備えて，わかりやすい迷子札をつけることや，確実な身分証明となるマイクロチップを装着する必要があります。

○ペット用の避難用品や備蓄品の確保　避難先でのペット飼育に必要なものは，基本的に飼い主が用意しておくべきです。普段の備蓄にあわせてペット用の備蓄を行い，必要があればすぐに持ち出せるようにしておくべきです。避難する際に安全に避難するためのリードやキャリーバックや，ペットフードや水，その他ペット用品を備蓄しておきましょう。ペット用の救援物資が届くには時間がかかる場合がありますので，５日分を目安に備えておきましょう。

参考：災害時におけるペットの救護対策ガイドライン（環境省） http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2506.html