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関西に滞在するチャンスがあったら、半日でいいから京都へ行きたいと思う。
今回は祇園花見小路を歩き建仁寺を訪れることにした。
祇園で最も格式の高いお茶屋「 一力 」
もちろん私はその前で写真を撮って通り過ぎるだけ。歴史小説でだけ知る世界が現実に目の前にあった。
粋な和装の女性が颯爽と。
あまりあからさまに写真を撮っては失礼と思いつつ、後姿を納めさせてもらった。
さて、花見小路の奥に構える京都最古の禅寺「建仁寺」。
もう12月だったのであきらめていたところ、最後の紅葉に何とか間に合ったようだ。広間の畳に座って時間を忘れて中庭の景色を楽しんだ。
この建仁寺にはアートの見どころが幾つかある。本堂の天井に描かれた「双龍」は小泉淳作画伯の作。私はどちらかというと俵屋宗達(たわらやそうたつ 1600年代初期)の「風神雷神図」や海北友松(かいほうゆうしょう 1533-1615)の屏風絵の方が好み。
「双龍図」
この天井絵は本物らしい。宗達や友松の屏風絵はレプリカだった。しかしそこはさすがにデジタル技術の粋。某大手カメラメーカーにより精密に復元された屏風は見事だった。
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