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燃 え 尽 き た 男
誕生したときから炎は燃えていた
小さな炎だったがやがて熱い炎となった
青春の炎が青年の炎となったときそれは
エネルギッシュに煌々と赤く燃えた
そして歳月はいまゆるやかに過ぎている
炎も今ではかすかなともし火となった
雨にも風にもゆらぎもせずに燃えた
男の炎が静かにかたむくのを知る
これが人生という命の炎の最後か
燃え尽きる男の最期を見とどけよう
時はこの男の終りの火を知っている
昼夜わかたず誠心誠意生きてきた
名もなく貧しく美しく生きてきた
炎がともし火となりそして消えるとき
男は晴れやかに天上に舞い上がる
ああ~わが人生に悔いはないと
この命のともし火が消えても・・・
わが魂は天上に父母と共にあり
かすかなともし火が風にゆらぎ
灯しつづけた明かりは消えた
暗闇のなかに男の歌がながれる
地球よありがとう わが命よありがとう
男の美しい人生の讃美歌が聞こえる
短い人生のメロディーが天上から
こだまとなって降りそそいでいる
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