三毛猫アイリスの♪唯我独尊★

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【キリス＝共同】シリア北部アレッポで二十日にジャーナリスト山本美香さんが銃撃され死亡した事件で、行動を共にしていたジャーナリスト佐藤和孝さんは二十一日夜、山本さんが銃撃戦に巻き込まれた際に撮影していたビデオカメラが事件後に見つかったことを明らかにした。山本さんが生前、最後に撮った映像が収められていたが、銃撃後に画像は消えた。

　映像には、アレッポの街の様子や政権側とみられる部隊が写っていたが、山本さんが撃たれた瞬間に画像は見えない状態に。その後も音声は聞こえるが、山本さんの声は一切入っていなかったという。

　建物のベランダから外を見る女性や子どもの姿も写っていたほか、山本さんが「（兵士らが銃を）やみくもに撃っている」と緊迫した様子で話す声も録音されていた。

（本物の）ジャーナリストはいつ命を落とすか分かりません。それを覚悟し、命がけで事実を伝えているのです。映像、画像を見た人、記事を読んだ人が「何とかしなければ」と立ち上がり、よりよい世の中にすることができるのです。

山本さんは女性や子どもの視点、弱者の視点から常に取材をしていたと聞きます。彼女の尊い命が、平和につながっていくことを切に希望します。

ご冥福をお祈りします。