BEL SOLE

2008.08.09
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とろんっと酔うのは本当に心愉しいことだ。
今日は私が一番好きなお店で食事。
Vicinoというイタリアンのお店。

ここはとてもおいしいワインばかり置いている。
どれを選んでもすいすい体の中に吸い込まれていく。
そして、こんなふうだ。
グラス3杯だけでこんなにも気持ちよく酔っ払ってしまう。




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私が食べたものしか写真はないのだけれど。
まずお口取りに生ハムと肉厚のグリーンオリーブを注文。
これ嘘じゃなく、今までいただいた生ハムの中でいちばん。
全然しょっぱすぎず、臭みもなく、それでいて程よい塩加減と豚の味。
ジューシーなオリーブと一緒に口に運ぶとそれだけで顔がほころぶ。

前菜。
たちやん→カリフラワーのムースと飛騨牛のコンソメジュレ、北海道産雲丹添え
私→師崎産 活きサバのカルパッチョにイタリア産サマートリュフ(写真左)
サバじゃないみたいにフレッシュ。臭みとか一切なし。

パスタ。
たちやん→新サンマとコラトューラ、ルッコラのパスタ
私→ブロッコリーとセミドライトマト、ズッキーニのオレキエッテ(写真右食べかけ)
…写真が下手なので伝わらないのが悔しいけどまず色がとてもきれい。
ブロッコリーの青い新鮮な風味のソースにからんだもちもちのオレキエッテに
甘酸っぱいコクのセミドライトマト、しゃきしゃきのズッキーニを一緒に
口にいれる。
至福。。

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メイン。
たちやん→飛騨牛のソテー
私→信州産豚肉のソテー ウイキョウ風味。

ここが好きなのはなんといっても野菜がおいしいところ。
オーブンで焼いたお野菜とかすばらしいのです。
たまねぎ、茄子、青トウガラシ、かぼちゃ。

豚肉のうっすら桃色の焼き加減もやわらかさもきちんと豚の味がして
脂が驚くほど甘いところも。バルサミコの酸味もさっぱり。
ふーこりゃワインがすすむぽっ


そしてデザートはたちやんはチョコレート系のなんか(忘れた…笑)
私は白桃とパッションフルーツのソース、レモンのシャーベット。
もう言うことなし。おいしすぎる←表現力なし笑

思うに、いくつかフレンチとかイタリアンとか行ったけれど
どこもデザートがいまいちなのだ。なんていうか料理に比べて
力の入れ方に差がありすぎる…みたいな。作り置き感というか。
でもここはこれまでのお料理のおいしさをさらにひきたてるデザート。

一番最初に訪れた時にいただいたモンブランは、人生最高のモンブランだったもんなあ。

いつもどおり予約が埋まっていて、電話でカウンター席でもかまいませんか?と
聞かれたけれど、むしろカウンターの方がいい。
目の前で繰り広げられるシェフひとりだけのキッチンでの動きは
見とれてしまう。
動線がいい。真剣な姿。きびきび。それでいてお客さんへの声かけが
気持ちいい発声。

それにカウンターに座ったおかげで今日はシェフとも奥様ともお話できた。
ひょんなことからドバイの話とか。
おもしろかったなあ。

***

帰りの車の中。
ほろ酔いで夜や人や灯りを眺めていたら、ふいにこみあげるものがあった。
あ、まただ。と思う。
人生はなんてうつくしいんだろう、と言葉ではなく感覚に征服される
幸福な瞬間。

まったり…とかじんわりではなく。
強暴なくらいの勢いで(お酒が入っていない時でも)ときどきやってくる。

旅に出て、はじめての空港に降り立った時や、テレビや本で憧れていた場所に
佇んだときの気持ちだ。

今日はとびきりおいしいものと、外国の話と、たちやんの優しさが
それを連れてきてくれた。

じきに、またこの感覚を味わうだろう。
ぞくぞくする。




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Last updated  2008.08.09 23:28:00
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