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2008年02月29日

ちょいとしたスーパーに行くと
野菜売り場で必ず見かける千葉県産の文字。
その中で『大栄ブランド』の文字を見たことある人いないかなぁ～
地域ブランド、中でも農産物ブランドは
作物の品質の保証と農家さんとの信頼関係に基づくもの。
ウチら、口にする側にとっては何よりの安心材料なわけ。

たいした違いじゃないでしょと思ってたけど、
サツマイモに関してはその生育環境と栽培方法で
天と地ほどにも中身が変わるんだなぁ～

遡ること４ヶ月あまり、
１０月の某教育テレビで「さつまいも」という番組を見た。
千葉県は成田で生まれた愛娘 (まなむすめ)というお芋さんの開発秘話。
食用芋の主流、高系14号....
この系統選抜により生まれたお芋さん。

毎年、手作りの堆肥を４０トン、畑に入れて土作りをしながら４０年。
ひたすらにさつまいも作りに打ち込んでこられた大木八史郎さん。
1980年に栽培中の高系14号がウィルスに感染し、壊滅に近い状態になる。

　　　ウィルスに負けない強い品種はできないものだろうか....

新しい目標を得ることになる。
秋、収穫されたお芋の中から、味、香り、形、色と優れたものだけを
種芋として翌年植え付けし、収穫を待つ。
さらに翌年、収穫されたものから、目指す品質のものを選び、種芋へ....
納得のいく芋が得られるまでこれを繰り返す。

いわば、自然の流れに沿って進めていくわけで、
ひとさまの計算どおりには進まない。
途中、娘さんが病に侵され、つらい状況が重なる。
あまりの成果のなさに断念してしまおうかと挫けそうになったとき、
病床に伏す娘さんが「続けて」のエールを送ってくれた。

そして、年月を懸け、生まれた新しいお芋は名前を一般公募。
大木さんご自身も亡き娘さんへの思いを込めて「愛娘」で応募。
結果、2002年、「大栄愛娘」として市場へデビューを果たした。

しっとりとしたやさしく上品なお味は
とてもなめらかで、ついつい食べ過ぎる....

　　　どんなかなぁ......
　　　食べてみたいなぁ......

でＪＡ千葉に問い合わせしたのが11月。
大栄産直センターを教えてもらい、さっそく....
と思ったら、この時はまだ食べてほしくない時期だそうで、年明けまで待つことに....

さつまいもって、獲れたてはでんぷん価が高く、甘みが弱い。
貯蔵することで糖化が進み、美味いお芋に仕上がるんだなぁ～
この愛娘は本当の美味しさを味わってもらいたいとのことで
１～４月の期間限定販売なわけ。

で、今日届いた愛娘ね。
千葉の愛娘！.jpg

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　えっ、その瓶は何かって？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　焼酎....、芋焼酎....
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　だって、ウチのブログだもん。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これがなきゃ、務まんないでしょ～♪