月の選歌



『あなた自身を支え、励みとなり、きっと成長させてくれるから』
・・・義母の一言で短歌を始めました。
素晴らしい師にも出会い楽しみながら一日一首を目指しています。

ご感想いただけたら嬉しいです




2003年

●新緑の青き息吹に目を凝らし内なる力呼び覚ましたる

●カーテンを羽衣のごとく揺らす風うつらうつらと夏の夕暮

●首つたう汗の流れもこの時を生きんぞと示す我が命なり

●ひっそりと乾いた夜にぽつぽつとオレンジ色の灯火浮かぶ

●うっすらと明け行く空と鳥の声想いは闇に残されしやも

●朝告げる光も待たずに芝刈りへ急ぐ背中は疲れも知らず




2004年

●無事ひとつ年を迎えしこの朝に祈りもひと匙いつもの雑煮

●朝なさに春をこがれて病める手で桃色タオルをいっぱいに干す

●うららかな春と窓開け誘えば君は大きなくしゃみをひとつ

●北国で友は二年を費やして戻りしばかりにああ琉球へ





※2004.4月現在までの各月作品




© Rakuten Group, Inc.

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: