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2007年06月13日

46. あなたと、どこかへ。

乙女座の夫、蠍座の妻。（吉田修一）／時速四十キロで未来へ向かう（角田光代）／本を読む旅（石田衣良）／慣れることと失うこと（甘糟りり子）／この山道を…（林望）／娘の誕生日（谷村志穂）／遠い雷、赤い靴（片岡義男）／夜のドライブ（川上弘美）

車のサイトで企画された短編集でどのお話もドライブに出かけることが
メインになっています。
いろいろな年代、いろいろな悩みを持ったり持たなかったりしてる人たちが
車の中で交わす会話。
最初の「乙女座の夫、蠍座の妻」は掴み的にかなり良かったです。
いいなあ、私も早くこんな風になれたら・・・って思いました。
ちなみにうちの乙女座の夫です。妻は違いますが。。。。
乙女座の夫らしさがとっても出てて思わずうんうん頷いてしまいました(*^_^*)

角田光代さんの小説はいつも美味しいものが出てきますね～。
ドライブがメインなのに通りがかったお店の美味しい料理を想像する表現が
もう絶妙でこの方の本を読むとお腹が空きます(^^ゞ

一番好きだったのは林望さんの「この山道を・・・」
更年期にさしかかろうとしている女性が学生時代の恋人と偶然再会する。
家庭に不満なないのだけれど何か満たされない気持でいる主人公。
なんかありがちな展開なのかなって思ったところに昔の恋人のこのセリフが心地いい。

「
もっと良い道があったのかもしれない、ってそんな想念はずっとある。
あるけれど、でもね、それは妄想なんだと僕は想うよ」

すごく納得でした。

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最終更新日 2007年06月13日 13時42分28秒
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■コメント

Re:『あなたと、どこかへ。』(06/13)

くまさん555 さん

「妄想」かなぁ～
まだ、あきらめきれないわたしって…＞＜

おもしろそうな本ですね♪＾＾
(2007年06月13日 22時22分54秒)

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Re[1]:『あなたと、どこかへ。』(06/13)

ちびえみ。さん

くまさん555さんへ

私、昔すごくすごく好きだった人がいて（結婚したいほど好きな人でした）でもいろいろあって私から別れてしまってすごく後悔してずっと前に進めずにいました。でも旦那様と出会って変われました。
今、昔好きだった人と出逢ってもきっとこのセリフと同じように感じるだろうなと思います。結局選ばなかった道はいくらこうだったんじゃないかと言ってもそれは想像の世界でしかないよなあと。
でもこれは長い月日が経ったからそう思えるんですよね。。。。。

(2007年06月14日 13時30分30秒)

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