小さな宝物

小さな宝物

2007年09月20日
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カテゴリ: 愛読書


123. 異界

紀伊山中で全身が体毛で覆われた野生児が目撃された。その直後、とある病院で乳児が攫われるという事件が発生、熊楠は弟子と共に事件に乗り出すが。

以前桜庭一樹さんの 赤朽葉家の伝説 を読んだ時に「サンカ」と呼ばれる人たちのことを知りました。
差別用語に近いものらしいのであまり多用してはいけないのかもしれませんが。
赤朽葉~を読んだ時はあまり差別的なものは感じなかったんですが
そうは言っても少しずつ彼らの住むところがなくなってしまったのは事実ですものね。

この本実際にいた人物が出てきます。
それが南方熊楠さんです。
本の中でも実際も菌類学者で民俗学者です。
かなり変った方だったのは間違いないようですね。
この物語は菌類の調査をしていた紀伊山中でのお話になっています。

民話的なお話も好きなので興味を持って読むことが出来ました。
言葉遣いが面白いというか、読む人によっては不快になるのかもしれないけど
私は平気でした。
鳥飼さんの作品は2冊目なのですが派手さはないけど説得力のあるミステリーを
書かれる方だなあと思います。

南方熊楠さんを題材にした本って他にもいろいろ出てるんですね。
読んでみたくなりました。





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最終更新日  2007年09月21日 10時44分03秒
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