小さな宝物

小さな宝物

2007年12月29日
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カテゴリ: 愛読書

とりつくしま

200.とりつくしま

死んで心残りがある人は、この世の何かを「とりつくしま」にできる。妻は夫のマグカップに、母は息子のロージンに。切なくてちょっぴり苦い、不思議な10の物語。
ロージン/トリケラトプス/青いの/白檀/名前/ささやき/日記/マッサージ/くちびる/レンズ/番外篇 びわの樹の下の娘

もしも今自分が急に旅立たなくてはいけなくなったら
とりつくしま係さんの元へと行けるかなあ・・・。
心残りがある人は何かにとりつくことが出来るんだけど
生きているものは駄目で、モノにとりつくんです。

愛する人の側にいられるのは何だろう?
どの主人公も一生懸命考えながらとりつくものを選びます。
でもとりついても決して向こうが気がついてくれることはありません。
ただとりついて相手を感じることが出来るだけ。
それがとっても切なくて、ちょっぴりほろ苦いです。
でも何となくどの主人公も潔い。
全部死んだ人が主人公なんてちょっと変ったお話ですよね。
優しい言葉できれいな日本語で書かれた短編集です。

私はマグカップと日記が心に響きました。

そして自分だったら何にとりつくかなって考えてみました。
考えてみたけど・・・・答えが出ません(^^ゞ










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最終更新日  2007年12月30日 21時38分41秒
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