小さな宝物

小さな宝物

2008年03月30日
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カテゴリ: 愛読書

分身

89.分身

私にそっくりな、もう一人の私がいる!?自分にそっくりな東京の女子大生・双葉をテレビで見て驚く札幌の女子大生・鞠子。2人を結ぶ宿命の絆とは何か?

読んでなかった東野作品を読もうと思って今回はこちらを読んでみました。
内容は全然知らなかったのですが・・・。
これって1993年の作品なんですよね。
あまり物語の核心に迫ることは書けないけど当時はSF的だったかもしれない
この作品も今になると現実的な色を帯びてきてるよなあと思いました。
この作品で一番驚いたのが体外受精の採卵のことです。
この時代(って今から15年前か)って採卵を腹腔鏡を使ってやってたんですね。
これには本当驚きました。
腹腔鏡を使うとなるとやっぱり2~3日は絶対に入院が必要ですよね。
ちなみに現在はお腹に穴を開ける必要は全くありません。
知識のない方がこの本を読んで今でもこういう形を取られてるんだと
誤解されるのが怖いなあと思いました。
と考えると作品自体がちょっと古くさく思えちゃうんですよね~。
(体外受精を試験管ベビーとか言っちゃう辺りとか・・・)
知識のない人が読むと人工授精・体外受精・代理出産などについて
間違った認識が植え付けられるかもと思いました。
そういう意味ではちょっと危険な作品かも(^^ゞ

まあこういうのは話の外郭の部分で大事なのはそういうことでは
ないのですが・・・・。
何となく終わり方が中途半端な感じがして私的には納得出来ず
不完全燃焼で終わった作品でした。






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最終更新日  2008年03月30日 11時14分32秒
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