小さな宝物

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2008年05月13日
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カテゴリ: 愛読書

動物園の鳥

130.動物園の鳥

春の近づくある日、鳥井真一のもとを二人の老人が訪ねてきた。僕らの年上の友人でもある木村栄三郎さんと、その幼馴染みの高田安次朗さんだ。高田さんが働く動物園で、野良猫の虐待事件が頻発しているという。動物園で鳥井が掴んだ真実は、自身がひきこもりとなった出来事とどうつながるのか―。鳥井は外の世界に飛び立てるのか。

ひきこもり探偵シリーズの完結編です。
3作品の中で私はこの「動物園の鳥」が一番好きでした。
今までは坂木の優しさには納得しつつあの涙もろさはどうも
理解できなかったりしたんだけどこの本を読んで少しすっきりしたかな。
鳥井に関しても彼の成長が感じ取れたので良かったなあって思いました。
なんかこれからの未来が明るい感じで坂木さんの作品っていつも最後に
「希望」があるんですよね。
だからとってもほっとさせられるんだと思います。
やっぱり疲れてるときの癒し系作家さんですね~(*^_^*)

で、私はやっぱり木村栄三郎さんが好きです(*^_^*)
小宮君もいいな~。
出てくる人がみーんな「生身の人間」なんですよね。
いいところも悪いところも、弱いところも強いところも
人はみーんな持っているんだってことがよく解ります。
そして人は努力で変われるということも・・・・・。
読み終わったあと優しい気持ちになれる一冊でした♪






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最終更新日  2008年05月13日 10時13分19秒
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