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ちーこ♪3510

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2013.12.10
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カテゴリ: 映画ドラマ鑑賞
「草原の椅子」
日本2013年 宮本輝原作映画化
監督:成島出
出演:佐藤浩市、西村雅彦、吉瀬美智子、小池栄子

佐藤浩市のカメラメーカー管理職会社員、50歳、
妻と離婚して大学生の娘と二人暮らしの平凡な日々に
西村雅彦の取引会社量販店社長から突然親友になってくれと言われたり、
吉瀬の陶器屋女主人に恋したりと様々な出来事があり、さらに展開となるのは、
娘がバイト先上司から母親から虐待された4歳の男の子を引き取り、世話を頼まれたこと。 
パキスタン・フンザの写真集を元に、クライマックスは、異国の現地を訪れ、
それぞれの再出発を誓う。

ネタバレあり



もともと宮本輝の小説は、私と相性がよくないが、
原作に忠実であればあるほど、映画もやはりすっきりしないものとなる。
でも映画は、どんな作品でもトライできるから気楽でいい。
村上春樹の「ノルウェイの森」は、映画より小説のほうが私はよかったりするけど、
村上春樹に共感できる部分は多くない。
まだ中学生高校生の頃、五木寛之の「青春の門」を読んだり、映画で観たりしたときの感動は
この年齢になり、だんだんと薄くなってきてる。


佐藤浩一は大好きな俳優さんなので、
やはり哀愁がある中高年にはぴったりな感じはOK。
ただ、今回はキャラクターや背負っているものに重みがなく、
不自然な登場人物との出会いやら、それを巡る解決策は、
はたしてハッピーエンドなのかと先が思いやられる気持ちが強い。

パキスタン・フンザは、広大な砂漠で、異郷の地。
壮大な自然の中で再生していく様を描いているのだが、
映画は描ききれない部分が多いと感じた。

登場人物に、虐待した若い母親役を小池栄子が扮するが、
無責任な奔放な親を少し変わった視点で演技する小池栄子さんが、とてもいいのだ。
吉瀬美智子さんは、見かけのまんまの役なので、
いわゆるおじさん好みの女性としての配役みたいに思える。
子供ができないからと姑に責められて離婚したバツイチ女性役。

震災の辛い思いやらハンディキャップのある人、虐待児の更生、リストラ、自殺、
仕事のやりがい、がん闘病、離婚、
現代の様々な痛い部分をちょこちょこクローズアップしているが、
誰もがすっきり解決できることもなく、今も日常となっていく。
その中で私たちはどう生きるのかが問題。

4歳の虐待された男の子、やはり演じるには難しいよね。m(__)m
子役もね、かわいいだけじゃ、ダメなんだよね。





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最終更新日  2013.12.10 12:13:19
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