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ちーこ♪3510

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2014.01.02
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カテゴリ: 映画ドラマ鑑賞



「永遠のゼロ」
百田尚樹のベストセラーを映画化
2013年日本
監督:山崎貴
出演:岡田准一、三浦春馬、井上真央、風吹じゅん


零戦搭乗員であった祖父宮部(岡田准一)の出来事を現代の孫(三浦春馬)が追跡していくとう形で、特攻隊員の悲劇とその後を綴っていく。
生きることに執着していた宮部の真実、そして特攻で亡くなったエピソード、
残された妻と子の運命など、現代と過去が上手に交差されて、悲しい出来事が分かっていく。

娘は百田尚樹原作を読んでいた。私は読んでなかった。
ただ、勘のいい人なら物語の展開、結末は読めるだろう。
導入ですべてが見えるというところ。
ただ戦争物語としてはフィクションなので
事実として覚えずに、あくまでも作られた物語として思うことだと思う。


時は経ち、太平洋戦争を語る人々はとても少なくなってきた。
核家族で、戦争体験者から聞くチャンスさえない。
そう思うとこういう映画は若い人にたくさん観てもらい、原作を読んでもらい、
日本の過去からよりよい将来を考えてもらいたいものだ。

  • 永遠のゼロ.jpg




戦前日本の海軍と私は結構馴染みがある。
海軍ゆかりの地に住んでいた。
戦争体験の語り部は一緒に住んでいた祖父だった。
大病をして身体の弱かった祖父(明治生まれ)は戦地には行ってないが、
戦地に行く人々をいつも送り出した。
昔、親戚のいないはずの北海道からくる祖父への年賀状について尋ねたことがあった。
軍人の知り合いが戦地で亡くなり食べることも困窮していた遺族の
中学生の男の子を一時期家に引き取り、生活の面倒をみていたそうだ。
その人が郷土の北海道に戻り、近況を毎年年賀状で知らせてきていたのだ。
昔、祖母が言うには、祖父は人が良すぎて、家でご飯を食べさせていたのは、
その人だけではなかったらしい。
うちは漁業でも農業でもなく、もともと商いでほそぼそとやっていた。
優しくて人が良かったという祖父のおかげで、釣った魚をいただいたり、
牡蠣の養殖をしていた祖父の幼馴染みが毎年大量の牡蠣を届けてくれていた。
祖父も祖母も20年以上前に亡くなり、我が家の語り部はいなくなった。


映画のストーリーは、私が住んだ島の情景を思い起こさせた。
私も歳を重ねたものだな。





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最終更新日  2014.01.03 09:06:47
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