こいぬ、こいぬ、わたしのこいぬ



『こいぬ、こいぬ、わたしのこいぬ』

(キャサリン&ローレンス・アンホルト作・絵 なかがわちひろ訳・徳間書店)



くぅちゃん以来、空前のペットブームが続いています。
あのかわいい瞳で見つめられると、だれでもほしくなりますよね。
この間、歓楽街で有名な中洲へ行ったら、
小料理屋さんがいつの間にかペット屋さんになっていて、びっくり。
お客さんが、ホステスさんにヴィトンのバッグを買ってやるように
今は子犬を買ってやるんですって。
だいじょうぶなのかな~。

この絵本は、犬が好きで好きでたまらない女の子の話です。
ホステスさんと違って、アンナちゃんはパパに犬を買ってもらえません。
子犬はいたずらだし、あっちこっちにおしっこするし、
えさもたくさん食べるし、散歩もさせなくちゃいけないし、
すぐに大きくなっちゃうし、
それにいやになったからって捨てちゃうわけにはいかないからね。

でも、ある日、アンナちゃん、待望の子犬を手にするのです。
しあわせ!
・・・のはずだったけど、やっぱり子犬はいたずら。
アンナちゃんは叫びます。
「こんないぬ、だいっきらい!」

もちろん、さいごは仲良しのふたり(?)なんですけど。

ストーリーはともかく、絵が最高にかわいいのです。
ほしいけれど、犬が飼えない、いえ、買えない私は
この絵本の犬の絵を毎日眺めて過ごしています。

犬好きの方にはもちろん、そうでない方にもお薦めのかわいい絵本です。




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