最近、新しい生徒さんが何人か増えました。
夏前から待っていただいた生徒さんも。(^_^;)
まぁ、そんな感じで最初のレッスンをちょこちょことやっているのですが、
今日の生徒さんは何年も前に着付け学院で1級の師範までとられた生徒さん。
「1級かぁー。
着付け忘れちゃったといっても、実はかなり出来る人では・・」と思っていたのですが、
ところがどっこい、けっこうお忘れのようでした。
着付けってほんと忘れるもんなんだねぇ(涙)・・・とつくづく。
きっと、習っている当時はかなり出来はったと思うんですけどね。(なんせ1級ですし)
昔のきもの雑誌を読んでいると、作家の内館牧子さんのエッセイコーナーがありまして。
「私は着付けのセンスがない」とエッセイにつづられていまして、
何回教えてもらっても、すぐに忘れてしまう。
普通なら、自転車のように一度覚えたら忘れないものでしょうが・・・。
というようなことを書いていました。
いやいやいやいや。内館さん、そんなことないです。
自転車は、確かに一度乗れるようになったら、ずっと乗れますが、
着付けはまたそれとは違いますから。
着付け習って、せっかく着られるようになっても、
ちょこちょこ着ないと(最低週1くらいは・・)すぐに忘れちゃうものなのです。
もー、とことん着まくって、手が勝手に動くくらいまでになったら、
しばらく着ないでも忘れませんがね。
大抵の人は、着付け教室通って
「あー、着られるようになって良かった、良かった。」で終わっちゃうんですよね。
ほんで、着たい時にはもぅ着られなくなってるんです。
着付けをマスターするって、ほんとにハードルが高いな・・と思います。
着付けを覚えるすることは実はそんな難しくないんです。
着付け教室通えば、3~4カ月で着られるようになりますから。
でも、「きものを着続ける」ことが難しいんですよ。で、着続けないと、着付けはマスターできないのです。
私みたいに、「狂」がつくほどのきもの好きなら、
ちょこちょこ着物を着ますが。
そうでない人は、普段は洋服で過ごしてしまう。
着付けを本当の意味で、「身につける」には、
普段のワードロープの中に着物を入れてしまうしかない、と思います。
例えば、「昨日は洋服、今日は和服」とか、「週末だけ和服」とか。
生活の中に着物を取り入れないとダメなんですよねぇ・・。
でも、そこが難しいんだろうな、と思います。
よほどのきもの好きでなければ、出来ないことだと思うので。
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