前回「文法をサラッとおさらいする」ということを書きました。
英語のルールがわかったところで、
私はいよいよ英検にチャレンジすることにしました。
最初にやったのが語彙の増強でした。
英検の全ての級で共通することなんですが、
過去問解くのに、語彙力ないと、全然解けません。
私は以前、「単語なんて覚えて何になるんだろう」とずっと思ってました。
単語覚えただけで、英語話せるわけでもなし、と。
単語ばっかり覚えているから、日本人はいつまでも英語を話せないのでは、と思っていました。
その通りです。単語を覚えただけでは英語話せません。
でも、単語を知らないと英語話せないのもまた事実です。
まず、語彙力がないと相手が何を言っているのかわからなかったり、
自分が言いたいことも英語で言えません。
リーディングではわからない単語が多すぎて、内容の把握ができません。
わからない単語があってもその単語の前後から、
意味を推測することで、内容理解できる場合もありますが、
聴いている英語 or 読んでいる英語のうち、2%以上知らない単語があると、
前後から推察することは難しくなるようです。
なので、語彙力、大事です。
英検は少しずつステップアップできるように、級ごとに
易しいものから難しめの単語まで分けられています。
英検の勉強をするだけで、自分のレベルに合った語彙力をつけられるし、
合格したら、次の級を目指すことでさらにレベルアップした語彙を増やしていくことができます。
ちなみに
5級~2級の単語は、最低限基本的な日常会話をするのに必要な単語が多い
準1級は、洋書や洋画などを楽しむために必要な単語が多い
1級は、英字新聞を読むために必要な単語が多い
と感じています。
そして、単語を覚えることは、「準備作業」です。
準備作業をしただけなので、英語力はほとんど上がりません。
この後で、覚えた単語がたくさん出てくる英語(つまり過去問)を使って
4技能(聴く・読む・書く・話す)を鍛えることで、初めて英語力が上がります。
私なりの単語暗記法を書きます。
1つの方法として読んでいただきたい。
私の暗記方法は、非常にシンプルです。
一、パス単買います。(自分のレベルに合ったもの or 目指す級のもの)
(もし準1級レベルの覚えるなら、2級以降の単語はほとんど覚えているの前提ですよ)
【楽天ブックスならいつでも送料無料】でる順パス単英検準1級 [ 旺文社 ]
これだけ。
暗記スタイルは人それぞれですが、
私の場合は「見て」「声に出して」覚えました。
「今週は出る度Aの動詞を覚える。
来週は出る度Aの名詞やる。さ来週は~。。。」という風に
期間と範囲をまず決めました。
その後、ひたすら決めた範囲の単語を
見たり、ダウンロードした音声データと一緒に音読したりして覚えました。
レンガを1つずつ確実に積みあげるような暗記ではなく、
漆を塗るように薄く、サラッと、でも何度も塗り重ねていくような暗記で。
1冊の単語帳を何度もめくって繰り返し覚えて、
そのうちほとんど全部覚えてしまうって感じでした。
この作業↑、けっこう苦痛が大きいです。(暗記っておもしろくないしね)
たぶん英検の準1級と1級で挫折するorしない人っていうのは
ここの努力ができるか、できないかの差ではないかなー、と思います。
多読で語彙増強する人も中にはいらっしゃると思います。
日本語でも、本よく読む人って、いろんな言葉知ってますよね。
洋書たくさん読むことで、同じように英語の語彙を増強できます。
好きな本読みながら、自然と語彙力を上げることができますが、
たくさんの本を読む必要があり、かなり時間がかかると思います。
てっとり早く語彙力上げたかったので、単語帳で短期集中でガッと覚えました。
登山と一緒で、頂上に早く着きたくて、ショートカットしようと思ったら、
急で険しい岩山登らなくちゃならないですよね。
「文で覚える単熟語」も買いましたが、
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CDもついてるので、単語覚えながら読解もリスニングも鍛えていけるし、
良書と思います。
ただ、語彙数がパス単よりも少ないと思うので、
やっぱり最後はパス単で仕上げた方が良いと思います。
2級までだったら、この文単で大丈夫かもしれないけど、
準1、1級になると、文単だけでは少ないように思います。
(準1で8000語レベル、1級で12000語レベル位まで覚えなくちゃいけないです。)
今まで私は、
受けたい級のパス単覚える
↓
過去問やり込む
↓
受験する
という3つ流れを繰り返して、1級まできました。
今回、この↑一段階目の「パス単覚える」を書いたので、
次回は「過去問やり込み」について書いていきます。
英語の勉強法 その8「1級の面接」 2016年05月25日
英語の勉強法 その6「1級語彙・長文編」 2016年04月21日
英語の勉強法 その5「準1級の勉強」 2016年04月21日