地図のお話

地図のお話

2009年07月23日
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カテゴリ: 山の雑談
昨日、ようやく映画「点の記」を観てきました。

これまで耳にした感想は、
「映像はきれいだけど」という枕言葉に続く、
否定的なものが多かったので、
やや身構えていたのですが、
私としては文句なく面白かったです。

やはり、リアリティが完璧でした。
香川照之がかついでいる荷物、あれは中身が空でも、
10kgはありますよね。
それなのにわらじ履きで不安定な雪渓や急なガレ場をほんとうに投降している。
映画だというのに、何度か本心からハラハラさせられました。

原作にない挿話も、よくできていたと思います。
千恵ねえのねえさんが指摘していた、
役所広司が語る「地図を作る意味」も、胸にグッと来たなあ。
「世界の中での自分の位置を知りたい」。
あれれ、自分の心の中にも、ひょっとしてそういう部分があるかなあと、
しばし問答しました。

例の、長次郎を見送るときの、立ち位置の話は、
まあ、自分が製作者でもあのように変えるだろうなあと思ったので、
ちょっと残念でしたが、納得しました。

それにしても、香川照之は、
大げさかもしれないけど、10年に1人の役者ではないでしょうか。
演技と自然さの境界を見事に測って着地してきますね。

ということで、
大大満足の映画鑑賞でした。





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最終更新日  2009年07月23日 14時17分22秒
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映画鑑賞日和  
千恵ねえのねえ さん
「リアリティが完璧」とのご感想、ごもっともです。
長次郎の背負子は空でも25Kg近くあったそうです。
私は約23Kgを背負ったのが自己最高記録(軟弱な中高年登山者故・・・)ですので、
その重さはかなりのものと理解できました。足運びもリアルになりますよね。
現在とは装備も、天候の予報技術も雲泥の差があったはずと思うと、長次郎が観天望気するシーンなども印象に残りました。
「世界の中での自分の位置を知りたい」とのくだり、平塚さんが地図読み講習を実施されている意味、また受講生の皆さんが非常に熱心な理由と重なっているように感じました。

今週末も映画鑑賞日和。予定していたクワウンナイ遡行を中止し、くさっているところです。
(2009年07月25日 07時56分28秒)

Re:ようやく観てきました。(07/23)  
limegreen さん
「二人のアキラ」、「地図の読み方」ともにすばらしい著書ですね。
先日クリヤ谷を下山中、美枝子が通ったという錫杖を見ました。

さて、映画ですが、私もまったく同感です。
主役の香川氏の演技がとてもすばらしかったです。
さすがと思いました。
それと映像美もやっぱりマネできない芸術作品でした。 (2009年09月06日 01時01分42秒)

有り難うございました  
吉田恒雄 さん
2008年11月に卒業した吉田です。
教えて頂いたことを基に、所属する「みろく山の会」で地図読みを続けています。
講習会の終了は残念ですが、『新しいコースで講習を再開することもあるかもしれません。』に期待しております。
ますますのご健康とご活躍を祈っております。 (2010年03月23日 18時40分37秒)

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F.H.@ ご無沙汰しております! 祝♪地図読み講習会再開 最後に参加させて…
吉田 恒雄@ 再開バンザイ 地図読み講習会の再開を待ち望んでいまし…
カテリ~ナ♪@ ありがとうございました♪ 2008年秋に5回参加させていただきました♪ …
千恵ねえのねえ@ 地図読みの輪 講習会 終了されるとのこと、ご指導あり…

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