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(中国の元旦の出来事)
普通、中国の正月はそりゃ~大変にぎやかですよ!
なのに我が訪れた農家の現実は、1人わびしくラーメンである。
なぜか?
理由はこうだ!
なんとその家にはガスコンロなど無く、火力の弱いちいさな火鉢しかない為
1度に多くの料理を作ることが出来ないのだ!!
だからラーメン作るのだってひとり分ずつ、餃子をゆでるのだってひとり分ずつ
悲しいかなこれが現実だったのだ。
周りの家と比較して特別その家が貧しいと言うわけではない。
この辺ではこれくらいの事は特別珍しい事でもないのだ。
そんな中で親父さんは客である我に再上級のおもてなしとして、真っ先に
熱々のラーメンを出してくれたのだ。
そんな現実のなかで我は親父さんの行為を無碍に断るわけにもいかず
1人わびしく元旦の日の夕飯をいただいたのである。
夕飯を食ってほどなく、友達が帰ってきた。
こ奴は、俺が中国にやってきて1週間で友達になった奴だ。
彼はそのころはまだ留学生楼の警備員をしていた。
今は農作業用トラックを転がしてわずかな銭を稼いでいる。
彼は西安の南、旬陽出身の25歳、元中国人民解放軍の兵士だ。
顔はなかなかのイケテルのだが、歯がいただけない。
ヤニで黄ばんだうえ不揃いなのだ。
まあそんな事はおいといて、我は彼に非常に世話になっていたのだ。
我は留学生楼にやってきて1週間ちょっと、ちょいとしたきっかけで
めっちゃ可愛い中国人学生と友達になったのだ。
あれは忘れもしない中秋節も押し迫った土曜の夜11時過ぎ
(中秋節:旧暦の8月15日.明月を観賞し,月餅などを供えて一家で分けて食べる習慣がある)
我の部屋の電話が鳴る。
電話に出てみると、相手はその彼女。
話を聞いてみれば、留学生楼の近くまで来ているとのこと
それではと我は彼女の元へと駆け寄りました。
待っていました。
可愛い彼女が月明かりでさらに可愛く見える。(笑)
こんな時間にどうしたのかと聞けば、月明かりがとても綺麗だから
あなたと一緒に見たくて・・・・・だと。
うわぉ~~~こんな台詞今まで聞いたこと無いでぇ~~
こんな美しい台詞聞けただけで、はるばる中国にやってきた
かいがあったっちゅうもんや・・・と思いましたよほんとに。
で、月明かりの下、2人でベンチに座りました。
なんだかとてもいいムードです。
我も久々にドキドキなんてしちゃってます。
ここで言うしかねえよなと思った我は、
中国語で真っ先に覚えた台詞を口にしました。
ウォ~ シーフォアン ニ~
(君が好きだ)
すると彼女
私もと・・・。
それを聞いた我は
奪いました。
彼女の可愛くて柔らかい唇を・・・
完全にのぼせあがった我がふと時計を見ると11時半を過ぎてるではないか~~。
これは大変な事、11時半になると中国人学生の門は閉まってしまうのだ。
当然、留学生楼に連れ込む事など出来やしない。
しか~し、我は特別なのだぁ!!
こう言う時の為に既に手を打っていたのだ。
そう彼を買収していたのだぁ(笑)
相変わらず脱線して話が進みませんが許してね
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