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August 14, 2011
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【新渡戸稲造】

Nitobe Inazou

昭和56年(1981)に5千円札の肖像にと提案されたのは日本人として卓見であった、との書籍を読みました。



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田沼意次、中岡慎太郎、ジョン万次郎、大久保利通 etc.

広く世の中に貢献し、質実剛健に、実直に生き抜いた、本当の意味での偉人は、ライバルやその功績を妬むものから徹底的につぶされ、真逆の評価をされたりするのが現実と論じられています。(代表例=田沼意次、大久保利通)
それは人間の性(さが)としてやむなし...?

今年は大震災もありましたし、うわべだけの評価や気分的な幸せを謳歌するよりも、本当の生き方がとわれえいる風潮になり、時流も変わってきているようですね。
本当の真価が評価されるべきときが来たようです。
一つの大きな事件の功績は過大評価しすぎるのが日本人とのこと。
新渡戸稲造の功績で、もっとも知られているのは、
Bushido: The Soul of Japan(『武士道』)
流麗な英文で書かれ、長年読み続けられている。


対訳ニッポン双書 武士道 BUSHIDO: The Soul of Japan

明治33年(1900年)にアメリカで出版されて大ベストセラーとなった。
この書籍が日本を救い、いままでと、これからも欧米やその他すべての外国人に与える衝撃は計り知れない。
欧米からは想像しても到底理解できない極東の島国といわれるニッポン。
無宗教といわれるこの特異な国の日本人の精神性の高さを伝え、なぜ奇跡の経済復興を成し遂げることができたのか?
あなたはこの質問に、相手がある程度でも納得できる答えを持っていますか?

その答えがここにはあります。
世界の先進国や、人口のほとんどは宗教がすべてにおいて大きな力をもっています。(中国は無宗教だけれど、内情が違いすぎて今回は割愛します)
ある意味、江戸時代から明治維新により崩壊しかけた日本人としての精神性を高潔に高らかに定義しつつ記し、今に至るまで精神的な土台となっている、といっても過言ではないと、わたしは思います。

『武士道』は、新渡戸の博識な知識と英語力を表した最高傑作であり、日本人の宝ともいえます。
その内容は聖書、孔子、ソクラテス、アリストテレスなどの哲学や西洋文学と、自身の生まれ=6年間は古来の武士の子として生まれ育ち、その後は欧米で留学し日本人としての価値観をもとにした、和洋折衷のいいとこどり?、
現代人ですらかなわない英智を結集したものです。
それゆえに西洋人にも理解し易い内容でベストセラーにまでなったのでしょう。

<歴史のエピソード>
日露戦争で現実は兵力、財力ともに尽き果てた日本が、なんとか勝ち戦んでいるあいだに講和を図ろうと懸命に模索したが、どの国も仲介をうけてくれなかったときのおはなし。
日本政府の金子堅太郎は時のアメリカ大統領、セオドアルーズベルトとハーバード大学の同窓生という細いコネを頼りにホワイトハウスを訪れる。
仲介の答えはもちろんNO.
金子は万策尽きて、ルーズベルトに新渡戸の『武士道』を呈して辞する。
数日後、突如として大統領より金子のもとに連絡が入る。
『武士道』を読んで深く感銘をうけたとのこと。
そしてかくなる武士道を持つ日本人ならば、講和の仲介を引き受けよう”と。

このとき歴史は変わった。

この一件では新渡戸は直接参加してはいないが、じっさいに現場で動いても海外で賞賛される業績を残す。
フィンランドとスウェーデンの領土紛争に際し、国際連盟事務次長として、複雑に絡み合う両国の諸問題を解決し、今に「新渡戸裁定」として国際的規範として輝いている。

日本人には、どうやら一時の専門家を評価しすぎる嫌いがあるようで、新渡戸のようにその才が万事にわたると、にわかに評価が理解できなくなる?
また海外で評価されても、国内にしか興味のない輩にはどうでもいいこととなってしまうのかもしれない。まさに井の中の...

『武士道』は過去の書ではなく、未来を語っている。

海外にいったことのあるかた、またはこれから海外旅行に行くかたも、
日本人として、一度は読んでみませんか?
そして日本人として、覚悟をもって生きていきましょう。

終わり。





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Last updated  August 14, 2011 07:21:12 AM
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