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color


いやいや(~ん)、その前にプロらしく説明を。(^-^)


カラー剤には、
アルカリカラー・アシッドカラー(酸性)・ヘアマニキュア等がありますが、
ここではアルカリカラーにポイントを絞ってみます。
(プロっぽいでしょ?)


1液が染める(染めたい)もの。
2液が本来の髪の色素を脱色するためのもの
と考えると分かりやすい。


だから、2液(H2O2~過酸化水素)の%を上げると
必然的に脱色力が強くなります。


店では、用途に応じて、

2%・3%(トーンダウン用)
6%(通常使用)
20%(ホワイトブリーチ専用)

とそろえてます。


なので、通常(市販もそうだと思いますが)のカラーリングには6%を
ベースにカラーしています。


ただカラーするのに、何故2%や3%が必要か...?


ここで一つ説明を。(^-^)/


皆さんは、以前にカラーした部分と
新しく生えてきた髪の色の違いに悩んだことはありませんか?


こんな時に必要なのが、低%2液でっせ~~(^-^)


前回同様用、6%を使ったカラーで
新しく生えてきた毛髪(新生毛)を染める。

で、次に低%2液で、以前染めた部分を染める。


このとき、どんな2液を作るのかは技術者次第です。


「このお客さんは染まりやすいからな...う~ん4%くらにしようかな...」
なんてことは多々あり、かなり悩むこともあります。(^-^;)


ちなみに、これを”re-touch”と言います。


これをきちんとやらないと、毛先ばかりが何度も
アルカリにさらされてトーンアップして、損傷毛になるわけ。(^-^:)


さて、次に20%の使い方。


最初はホワイトブリーチ専用に使用してましたが、
6%とブレンドしてトーンアップを意識的にやるときに
その力を発揮します。


原色を強く出したい場合、脱色作用が強ければ強いほど
その色は出やすい。(^-^)/


これを基本に、10%・15%と2液を作ります。

ただし、これには副作用も伴います。(;-;)

皮膚・頭皮が本来なら犯さなくていい危険を犯すからです。


今では市販のカラー剤が多種多様に販売されています。
手軽にカラーする時代になったわけです。

個人的には、良い傾向~おしゃれを手軽に楽しめる~だと思ってます。(^-^)


「ほんのりgold系をいれれば、もっと軽くみえるのに...」

「顔色があんまり良くないから、face-lineを覆うように
pink系をいれると明るく元気にみえるんだよな~」

そんな風に思いますよ、実際。(^-^)


その反面、アレルギーを持つ人たちも増えてます。


頭皮についたカラー剤は、毛穴から頭皮内に入り、
毛細血管を通って体内に入ります。

そして肝臓で分解されて、やがて体外に出る。

これが普通の人間の身体で行われています。


私が彼らに言うのは、
「君の頭の上で化学変化が起きてるんだから
十分気をつけてやるんだよ。」です。


誤って飲んだら生命に危険が及ぶようなものが、
実際私たちが普段から使っている薬液です。


パーマのテストカール時に、
カラーのテストカラー時に、
揮発性のガスを、かなり吸ってるな~と思います。(;-;)


さて、長くなりましたが
ここで言いたいのは、「自分でやるな」ではなく、
「自分でやるときは気をつけるんだよ」と言う事。(^-^)/


私が最も好きな技術が”カラー”です。
このページのタイトルを考えたときに、真っ先に浮かびました。


だからみなさん(美奈さんだけじゃないよ~)、楽しくおしゃれしましょう!




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