《櫻井ジャーナル》

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

サイド自由欄

寄付/カンパのお願い

巣鴨信用金庫
店番号:002(大塚支店)
預金種目:普通
口座番号:0002105
口座名:櫻井春彦

2024.06.18
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類

 6月15日から16日にかけてスイスで「ウクライナ平和サミット」が開かれた。​ アメリカに従う92カ国、そしてEU、欧州評議会、国連など8機関が参加したが、アメリカ大統領、中国国家主席、ブラジル大統領をはじめ、多くの国の首脳は出席せず、最終コミュニケに署名した国は78カ国にすぎない ​。成功したとは言い難い結果だ。

 そのためか、ロシアとの戦争に積極的な発言を繰り返してきた​ NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は6月16日、NATOは核兵器を使用可能な状態にするための協議を始めていると発言した ​。

 アメリカではアントニー・ブリンケン国務長官、マイク・ジョンソン下院議長、下院外交委員会のマイケル・マッコール委員長などがアメリカ製兵器によるロシア領深奥部への攻撃に積極的な発言をしている。そうなれば、その攻撃に見合ったロシアの反撃が予想され、大統領選挙どころではなくなるかもしれない。

 前にも書いたことだが、ルビアのアレクサンデル・ブチッチ大統領はヨーロッパがロシアと戦争状態になるのは「3、4カ月以内」だと考えている。​ 西側では「誰も戦争を止めようとしていない。誰も平和について語ろうとしない。平和はほとんど禁句」という状態だと彼は懸念している ​。ハンガリーのビクトル・オルバン首相やスロバキアのロベルト・フィツォ大統領も同じように考えているようだ。

 アメリカなど一部の国は2014年2月にクーデターでビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒したが、その直後に傭兵や自国の特殊部隊などをウクライナへ派遣していた。その後、射程距離の長いミサイルなどの兵器を提供する際、操作のための人員を送り込んでいると言われていた。

 ロシア軍は今年1月16日にウクライナのハリコフを攻撃、ウクライナの軍事施設のほか、情報機関や軍関係者が滞在していた旧ハリコフ・パレス・ホテルを破壊したが、その旧ホテルには200人の外国人傭兵が滞在、戦闘員の大半はフランス人傭兵で、そのうち60名が死亡、20人以上が医療施設に搬送されたという。

 フランスのエマニュエル・マクロン大統領は特にロシアとの戦争に積極的で、NATOの地上軍をウクライナへ派遣したいとしているが、すでにNATO軍の将校が民間人を装ってウクライナへ入って戦闘に参加していると言われている。

 NATOの戦闘部隊を送り込まなければならないのは、NATOの傀儡軍であるウクライナ軍がロシア軍との戦闘で壊滅的な状態になっているからだ。兵士も兵器も足りない。すでにウクライナ軍は戦闘組織としての体を成していないのだ。街頭で成人男性が拉致される様子を撮影したいくつもの映像が世界に伝えられている。

 ​ ベン・ウォレス前英国防相は昨年10月1日、戦場で戦うウクライナ兵の平均年齢は40歳を超えているとテレグラフ紙に寄稿している ​が、言うまでもなく、その時より状況は悪い。

 ウクライナでNATOの傀儡軍が敗れ、ガザでイスラエル軍が泥沼にはまりこんだ。こうした軍事作戦の背後にいるアメリカの好戦派は苦境に陥り、東アジアで新たな戦争を始めようとする可能性がある。日本も戦争の準備を進めてきた。

 そうした中、ロシアのウラジミル・プーチン大統領は6月18日から19日にかけて朝鮮を訪問する。金正恩の招待によるとされているが、その金正恩は昨年9月にロシアを訪問している。10月にはセルゲイ・ラブロフ外相が朝鮮を訪問、今年1月には朝鮮の崔善姫外相がロシアを訪問すしている。アメリカ、韓国、日本は軍事演習を繰り返しているが、そうした挑発に対するロシアの反応だと言えるだろう。

 日本は1995年にアメリカの戦争マシーンへ組み込まれた。韓国の尹錫悦大統領は検事としてアメリカにとって目障りな政治家を排除、自らが大統領に就任した。彼はアメリカの傀儡にほかならない。アメリカの意向に従い、中国やロシアとの経済関係を破壊して韓国経済は沈没、そして軍事的な緊張を高めている。











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.06.18 00:59:57


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: