ちょこっと薬膳　

昨日、肩凝りには4つのタイプがあることをお話しましたが、
今日は自分で出来る簡単なチェック方法と
自分のタイプに合った食材のお話です。



［1］血の巡りが悪いタイプ
　　　⇒肩や首、背中が硬く、コリの部分を押すと痛むなど

:チェック方法:
　　　舌をベーしてみて、全体の色が紫っぽかったらこのタイプ。
　　　紫っぽいかわかんないよ～、という場合は
　　　舌の裏を診てみてください。
　　　青筋があれば血の巡りが悪く、
　　　はっきりしているほど症状が強いです。
　　　女性は生理の血が黒っぽい、塊が混じる。

:お勧め食材:
　　　血の巡りを良くする食材を選びましょう。
　　　⇒お酢、油菜、にんにく、にら、きくらげ、黒砂糖、酒　



［2］気の巡りが悪いタイプ
　　　⇒イライラしたりストレスを溜めやすい、緊張しやすいなど

:チェック方法:
　　　後頭部から首、肩が張って傷む、頭痛
　　　イライラしやすい、怒りっぽい、ため息をよくつく、
　　　憂鬱になりやすい、
　　　腹直筋（おへそと脇腹の間にある縦にある筋）や
　　　肋骨の下を押すと張っていて痛い、
　　　便秘、ゲップやおならが出やすい

:お勧め食材:
　　　気の巡りを良くする食材を選びましょう。
　　　⇒大根、セロリ、春菊、蕎麦、みかん、金針菜、ねぎ、ジャスミン　
　　　　香りの強い食材や酸っぱいものも気の巡りを良くします



［3］水分の代謝が悪いタイプ
　　　⇒太っている人に多く、
　　　　凝っている感覚はあるが、押すとそれほど硬くない

:チェック方法:
　　　舌をベーして、
　　　舌が分厚く口の幅より大きく端に歯型がついてギザギザになってたり、
　　　舌の表面に白い舌苔がベッタリついている場合はこれに当てはまります。
　　　（舌苔が黄色い場合は脂の取りすぎ）
　　　食事の後凄く眠くなる、むくみやすい、咽が渇きやすい、めまい

:お勧め食材:
　　　余分な水分を排出し、
　　　水分の巡りを良くする食材を選びましょう。
　　　⇒あずき、春雨、海藻類、れんこん、そら豆、はと麦


［4］血が不足しているタイプ
　　　⇒自分では凝っている感覚はないが、　
　　　　触ると硬い、貧血気味、頭がボーっとする

:チェック方法:
　　　舌をベーして、
　　　全体の色が白っぽくて小さめ、厚みがない、人はこのタイプ。
　　　顔色が青白い、疲れやすい、物忘れ、不安感、驚きやすい、
　　　動悸、手足がしびれやすいといった症状があります。

:お勧め食材:
　　　血を増やす食材を選びましょう。　　
　　　⇒レバー、いか、人参、金針菜、ほうれん草、きくらげ、
　　　　ピーナッツ、松の実、ナツメ




自分の肩凝りのタイプとお勧め薬膳食材、チェックしていただけたでしょうか？

昨日も書きましたが、［1］と［2］は両方持っている人も多く、
他のタイプを併せ持っている場合もあるので
その場合は両方をチェックして下さい


先日の 「東洋医学的ダイエット」 にも書きましたが、
気血水の巡りが悪い場合は運動による解消も大切なので、
適度な運動もしてくださいね～


私、今のところウォーキング続いてます

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