moo-moo-ふぁみりぃ★

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最後の日

22:00には病院に着く と言っていたのに、なかなか来なくて。夜中の1時、2時と何度も電話して起こして・・・の繰り返し。結局病院に着いたのは夜中の3時でした(><)
でも、そのおかげで、朝の乳搾りお休みもらえて、彩葉を看取れたんだよね。すごい偶然!
苦しい呼吸している彩葉の胸を看護師さんがずっとさすってくれて・・・。
いろちゃん、がんばれ~! と励ましてくれている間、我慢できずに交替で寝てしまった私たち。事の重大さに気づかず、ホントに情けない・・・。
朝7時。 ぎゃ~!! 彩葉の大きな声。

おか~しゃん、彩葉が 『起きて~!!』 って言ってるよ(笑)

今、思えばあれが彩葉の最期の大声。最期まで・・・ぷんぷんを朝起こしてくれたんだよね。
夜中からずっと・・・見たことない呼吸のしかたで、じつは不安だった・・・。でも・・・

看護師さんもお医者さん呼ばないし、家族を呼べとも言わないし、コレはまだ大丈夫ってコト? と勝手に解釈して安心してた。
彩葉は死ぬんじゃないか? と思いながら、頭の中で打ち消し続けた。

でも、結局・・・朝8時過ぎ。

おじいちゃん、おばあちゃんなど最期に呼びたい人を呼んでください。
抱っこされますか?
もちろん はい と答え、まず私から抱っこする。
苦しそうな彩葉・・・早くお父さんに渡してあげないといけない予感がする。
はい、お父さん と今度はお父さんが抱っこ。しばらくして・・・ガクッ。彩葉が崩れた。
当直の若い女の先生があわてて心臓マッサージ&酸素を送る。
朝8時半過ぎて出勤してきたのか主治医がさらに心臓マッサージ。
もう、いいです。もう楽にさせてあげて。これ以上がんばらせないで・・・
そんな思いがこみあげるけど、声にならない。だって、これで彩葉とお別れになるのはコワイ・・・。
どうしても長く彩葉と一緒にいたくて・・・入院当初は万が一のときは人工呼吸器をつけることを希望していた私たち。
でも、お医者さんの話を聞いて4月には「苦しみを長引かせるのはやめよう」という結論に達した。
それでよかった・・・と思う。
だって、彩葉は今まで十分がんばってきたんだもの。
親のエゴでさらにがんばらせるわけにはいかない。

最期までがんばりぬいて、両親そろっているときに彩葉は逝った。
おと~しゃんは忙しくて面会に通うのも限界になってきたし、おか~しゃんのお腹の赤ちゃんも心拍確認できたし・・・あたち、もうそろそろがんばらなくてもいいかな?
彩葉がみんなの状況をよくわかっていて、4月までがんばってくれたように今でも思えてならない。

両親で最後の沐浴をした。ていねいに洗ってあげた。いつも通りの掛け合いで楽しく話しかけた。
看護師さんが彩葉をお化粧してかわいくしてくれた。
彩葉のたくさんのぬいぐるみたちを、彩葉の周りに楽しそうに飾ってくれた。
いろは動物園の園長さんだもんね♪お空でもがんばってね
その心遣いがうれしかった。

そして、解剖依頼を承諾した。こっちからお願いするつもりだった。
今後、誰かに活かされるなら・・・もう、こんな思いを誰にもしてほしくない。そんな気持ちからだった。



この文章はブログに残したものをそのまま載せてあります。
後日、余裕ができたときに編集したいと思います(^。^)/


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