魂のうた、いのちの旅 (徒然編)

魂のうた、いのちの旅 (徒然編)

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恐らくは2004年の時点で

好きなバンドについて書いたこと。

2013年の今、読み返すとちと恥ずかしい(笑)



<イースタンユース>

夏になると思い出す映像がある。
黄色がかった画面で狭い部屋で演奏するイースタンユース。
どの曲のビデオクリップか忘れたがこの映像を思い出す。

イースタンユースの曲には並々ならぬ思い入れがある。
しがないサラリーマン時代、田舎の家に住んでいた俺は
駅までの8kmの道のりをカーステフルボリュームで
イースタンユースをかけ、曲にあわせて大声で歌ったものだ。
たまに感情が入りすぎて運転しながら歌いながら泣いたものだ。

特に「孤立無援の花」「旅路ニ季節ガ燃エ落チル」「雲射抜ケ声」
の3枚のアルバムは今聴いても体の奥から熱いものがこみ上げてくる。

イースタンユースは男くさいバンドである。
男気に生きる男への賛歌である。
うまくいかなくても必死で生きる男を鼓舞する。
日々精一杯生きる者をあたたかく包み込む。

(Maybe...written in 2004)




<ゴーイング・ステディ>

実は俺はGOING STEADYについてほとんど知らない。

メンバーの名前も出身地も生年月日も。
4人バンドだということは知ってる。

聴いたアルバムは「さくらの唄」だけ。
でも、でも、めちゃくちゃ好きだ。

粗いが圧倒的なパワーと勢いと若さで押す彼らの演奏。
といってもライブを知らない。観たこと無い。

なぜだか泣ける。
世代が違う?いい年してガキの音楽聴く?
関係ないんだな、これが。
バンドがいて、曲がある。
曲を聴いて感動する、涙する。
ただそれだけ。心に刺さるんだからしょうがない。

「僕らは 若くて 心が 歪んだ 叫ぼう 叫ぼう 僕らは ここだ」

自分の若い時を重ねているのかもしれない。

一度ライブを体験したかった。
解散してしまった。
駆け抜けていった。
そんなバンドだ。

(Maybe...written in 2004)




<銀杏BOYZ>

ゴイステ解散を聴いて残念に思ったのだが
ギター以外のメンバーが居る銀杏BOYZとなって
引き続きあの歌詞、あのメロディーを聴くことができた。

あまりにも遅すぎたアルバム発売は2枚同時発売という
びっくりものだったが迷わず即買い。

正直、どぎつい曲もあり、ウゲッと思ったところもあるのだが
ゴイステ時代の曲も再録されているのが実に嬉しい。
再録されている曲はどれもみな本当に素晴らしい。
もちろん銀杏BOYZになってからの曲も素晴らしい。

けっこう泣く曲があるのだ、これが。
若者がけっこう銀杏BOYZに涙しているのは知っている。
40歳で銀杏BOYZ聴いて泣いてるヤツなんて他にいるだろうか・・・。
「若い」とか笑われるけど僕にとって「若い」は褒め言葉だからね。
銀杏BOYZを聴いて泣く会をやろうかな、なんて思ってしまう。

ちなみにこれで泣きました、という曲のリストを。

「駆け抜けて性春」
これは反則。YUKIの声であんな歌詞を歌われたら・・・
号泣モノです。
「漂流教室」
切ない。こういう曲での峯田の声は本当に甘く、切ない。
「青春時代」
“とても幸せなはずなのに~”のところが大いに共感。
「東京」
本当にいい歌詞だ。
「夜王子と月の姫」
素晴らしいファンタジー。
カラオケで歌ったらこの曲をはじめて聴く人もいい曲だって言ってた。
「惑星基地ベオウルフ」
クリスマスソングなんだろうがいつ聴いてもいい。
「人間」
泣いてる君、何もしてあげられない僕、切ない。

今、まわりに銀杏BOYZファンが居ないのがさみしい。
まあ、自分の年齢と周りの人間の年齢からするとしょうがないのかも知れないけれど。

この気持ち、分かち合いたいなあ。

(Maybe...written in 2004)




<BRAHMAN>

ブラフマンの名前は結構前から知ってはいた。
しかしなかなか音源を聴く機会にめぐりあえず
長いこと聴かないままでいた。

バンドのメンバーが俺に行った。
「ただにいはブラフマン絶対気に入ると思うわ。
めっちゃええで」
そうか。じゃあ聴いてみよう、ということで
俺はCDショップに行き、「A FORLORN HOPE」を購入した。

「おおお、これはええわ・・・」
印象的なメロディーがあるしリズムの変化があって
静と動の対比がかなり好みだった。
びっくりしたのはインストである。
「こりゃいい。ただのコアバンドじゃない」
そのカラフルな色彩に猛烈に好きになってしまった。

さらにバンドメンバーがビデオを貸してくれた。
CS放送でやってたものだったと思うが
ステージのパフォーマンスもなかなかのものだと思った。
それよりもメンバーの音楽に対する姿勢に感動した。
高いものを求めているのがわかった。

「BASIS」「LAST WAR」「SLIDING WINDOW」
「ARRIVAL TIME」が特に好きだ。
ブラフマンの楽曲には哀愁を感じる。

(Maybe...written in 2004)




<JUDY AND MARY>

まだ結婚生活が続いていた当時の話。
俺はユ○○ンが嫌いだった。嫁さん(当時)はユ○○ンが大好きだった。
車で一緒に出かけるとき、彼女はユ○○ンを聴きたがった。
俺は嫌だったがしかたなくカーステでユ○○ンをかけるのだった。
めちゃくちゃ嫌だった。
嫌いな音楽を車という密室の中で何分も聴かなければいけない状況というのは
たまらない。
俺は音楽に対する思い入れが強いのでなおさら嫌いな音楽を聴く苦痛といったら
大変なものだった。非常なストレス。
そんな日々の中でたまたまMTVか何かでジュディマリの
オレンジサンシャインのPVを観て気に入り、さっそくCDを購入。
彼女に聴かせると意外や意外、気に入ったという。
そんなら、ということでカセットテープに入れて車でもユ○○ンの代わりに
ジュディマリを聴く機会がたいそう増えたのだった。

まあ、始まりはそんな感じだったのだが実際、俺はジュディマリが
ものすごく好きになっていった。
YUKIの声、メロディー、歌詞が、説明できないが俺の心に刺さるものがあった。
ギターもけっこう面白いし、ベースが良かった。もともとプログレやってたとか何とか
いろいろと彼にまつわる話も聞いたが単純にベースの音、フレーズがすごく好きだった。
ドラムはあんまり印象に残ってないけど・・・。

離婚するときにジュディマリのCDはすべて嫁さんにやったのでうちに
CDは無い。最近カセットテープの整理をしていてパワーソースとポップライフの
テープが出てきて、聴いてみるとグッと引き込まれるものがあり、
やっぱりジュディマリはいいなあ、とつくづく思ったのだった。
ラジオでもYUKIの声は良く流れてくるし
(最近また良く聴くようになったように思うのは気のせいか?)
ほっといても聴く機会はけっこうあるのだが、
ポップライフ以降のCDを買ってなかったので、
結構安く買えるアマゾンの中古ででも
買い集めようかと思っている。

―CDを購入して聴いていたアルバム
・オレンジサンシャイン
・ミラクルダイビング
・パワーソース
・ポップライフ

憶えている限りの好きな曲
・オレンジサンシャイン
・レディオ
・自転車
・小さな頃から
・ミラクルダイビング
・ステレオ全開
・バースデーソング
・そばかす
・くじら12号
・散歩道

実際には曲名を憶えてなくてめちゃくちゃ好きだった曲とかもあるのだが
買い集めて聴き直して改めて見直してみようと思っている。

(2004.4.11)




<DEEP PURPLE>

中学生のとき、陸上部の仲間から教えてもらったディープパープル。

初めて聞いた洋楽ロック。初めて聴いたハードロック。

そのとき借りたのは第2期の「ライブインジャパン」だった。

正直、ぶっ飛んだ。

中学生の若さあふれるエネルギーがロックの持つエネルギーと共鳴したのだろうか。

圧倒的なパワーにやられた。これしかないと思った。

それからしばらくは「ライブインジャパン」ばっかり聴いていた。

父親のステレオ。ヘッドホンでフルボリュームにして繰り返し繰り返し聴いた。

そのうち曲にあわせて大声で歌うようになった。「チャイルドインタイム」のシャウトを

真似て突然大声をあげて母親にびっくりされた。そりゃそうだ。

こっちはヘッドホンで聴いてノリノリだが母親にしてみれば

静かに夕飯の支度をしてるときに突然息子が大声で狂ったように叫びだすんだから。

という始まりだったがやはり一番すきなのは第2期、次に第3期。

第1期は少し聴く。第4期のものは聴かない。

リッチーのギターはスリリングだった。

イアンギランの名前が好きだった、いやいや声量たっぷりの

パワフルなボーカルが良かった。

イアンペイスのドラムも好き、ロジャーグローバーのベースも好き。

高校生のときにベースの弾き方とかノリ方がロジャーグローバーに似てると

言われたこともあった。今は違うと思うけど。

ジョンロードのキーボードはよくコピーした。ってできてなかったけど。

小学生のときにエレクトーンを2~3年、いいかげんに習ってた俺は

最初のバンド活動ではキーボーディストだったのだ。

中学生のときに愛知県でバンドコンテストに出て、俺はキーボードで参加してて、

ジュニア部門か何かで賞をもらった記憶がかすかにある。

単に参加者が極端に少なかったからもらえたんだと思う。

3期のデビカバとグレンヒューズもなかなか良いけどね。

2期の「ライブインジャパン」「インロック」「マシンヘッド」は今聴いても興奮する。

そんなわけで俺が本格的にロック漬けになる入口だった

ディープパープルには強い思い入れがあるのだ。

(2004.3.21)




<KANSAS>

KANSASを知ったのは中学生のときだ。
DEEP PURPLEにはまっていながらなぜKANSASなのか。
当時、バンドをやりだして楽器屋にも通いだし、アマチュアの
バンドコンテストを見に行き始めたときで、よく観ていた
アマチュアバンドの中にKANSASのコピーバンドがいたのだ。
これがまたすごくカッコ良くて、うまくて、
ジャンルは良く分からなかったが
とにかく好きだった。バイオリンを入れてライブをやったり、
ギターのハモリやキーボードの音など、とにかくカッコ良かった。
それでPOINT OF KNOW RETURNを買ったんだと思う。
このアルバムは本当に長いこと聴き続けている。
20年をゆうに超えている。
その後しばらくKANSASはPOINT OF KNOW RETURNしか
聴いてなかった。
その後大学に進んで、しかも3年生の時だったか、
急にKANSASのコピーバンドをやるという話になって、
俺はベースで参加することになった。
そこからザッとファーストアルバムから一通り聴くことになったのだ。
それでもやはりこのPOINT OF KNOW RETURNが一番好きだ。
嫌いな曲が無い。いや、全部好きだ。
クラシカルな匂いのあるバンドだがそれがまた好きだ。
歌もいいし、ハモリはきれいだし、ドラマチックな曲展開。
アメリカンハードプログレと言っていいと思うが、
思い入れの強いバンドだ。

結局大学の時にコピーしたKANSASの曲は何曲あるだろうか。
JOURNEY FROM MARIABRONN
LONELY WIND
SONG FOR AMERICA
LAMPLIGHT SYMPHONY
ICARUS・BORN ON WINGS OF STEEL
ALL THE WORLD
THE PINNACLE
CARRY ON MY WAYWARD SON
THE WALL
MIRACLES OUT OF NOWHERE
POINT OF KNOW RETURN
PARADOX
DUST IN THE WIND
NO ONE TOGETHER
あと何曲かやったとは思うが憶えているのはこれだけ。
メンバーにバイオリンも入れて、キーボードが二人でギターが一人、
あとはボーカル、ベース、ドラムという編成の7人バンドだったと思う。
後にバイオリンが抜けてしまったけれど。
俺はベースを弾きながらコーラスをとるのが難しかったけれど
できた時の達成感が素晴らしくて家でもよく練習していたのを思い出す。
プログレバンドをやったのはこのときが最初で最後か。
またプログレもやりたいものだ。
KANSASは結局POINT OF KNOW RETURNの後のアルバムは好きになれず、
最初に聴いたアルバムが俺にとってのベストアルバムとなった。

(2004.4.28)


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