PR
キーワードサーチ
コメント新着
フリーページ
新マンガ日本史「仁徳天皇」。
今からおよそ1,600年前、河内平野(大平野)の百舌鳥(もず)の地にこれまでにない巨大な古墳が築かれつつありました。古墳の主は、ヤマト政権の大王オオサザキ(仁徳天皇)。大王の徳を慕い国中の民が工事のために集まっていました。
オオサザキには、ウジノワキイラツコという兄と、ハヤブサワケという弟がおり、3人とも母は違いましたが、仲の良い兄弟でした。
父の応神天皇は、お気に入りの皇子・ウジノワキイラツコを跡継ぎにしました。しかし、応神天皇が没すると、ウジワキイラツコは、自分よりオオサザキのほうが天皇にふさわしいと言い、オオサザキは、先帝の命に背くことはできないと言って帝位を譲り合い、3年もの間、天皇がいない状態になってしまいました。
結局、ウジワキイラツコがオオサザキに位を譲る為に自ら命を絶ちました。 なんと、壮絶な。
しかし、このおかげで、国は安定しました。
そして、さらに、仲のよかった弟ハヤブサワケも、ソツヒコの進言により、謀反を企てたということで追われ、殺されてしまいます。
国の安定のみを考えたオオサザギは、寝る間も惜しみ政務を執り、税を軽くして徳を敷き、恵みを施して人民の困窮を救い、死者を弔い、病気の者を見舞い、身寄りのない者を大切にしたそうです。そのため、政令はよく行われ、天下は平らかに。
仁徳天皇は、87年も在位し、143歳(古事記では83歳だそうですが)で天寿を全うされたそうです。
なんと、ご長寿なことでしょう。
わかぎみ 2022年08月19日
北条義時と鎌倉幕府がよくわかる本 2022年03月09日