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「のぼうの城(上)」和田竜、を読みました。
来年、野村萬斎さんの主演で上映される映画「のぼうの城」の原作です。
戦国時代、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じました。
そのなかに支城、武州(埼玉県・行田市)忍城がありました。周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城でした。
この城を攻めるように秀吉から下知された石田三成は2万の軍勢で忍城に出陣。
忍城の当主・成田氏長は、秀吉の北条攻めの守りのために、小田原城へ。その間、留守を預かることになったのは城代成田長親。
この御仁は、領民たちから何事にも役に立たないでくの坊からとった「のぼう様」と呼ばれている。しかし、なぜか、領民の心を掌握しているのです。
当主成田氏長は、密かに豊臣方と内通し、対戦せず、城を明け渡すように命じていたにもかかわらず、なぜかのぼう様は、戦さを始めてしまいます。
そして、のぼう様が戦さを始めると知った領民たちも、城に立て篭もり、僅か5百の兵で、2万の三成軍との戦さが始まります。
のぼう様の風体。
「長親はずば抜けて背が高い。脂肪がのっているため横幅もあり身体つきも大きい。どちらかと言えば醜男であった。鼻梁こそ高いが、唇は無駄に分厚く、目は眠ったように細い。」
「長親は馬に乗れない。馬だけでなく、この大男は刀術、槍術、体術、あらゆる運動ができなかった」
どうして、萬斎さんなんでしょうねえ。
身長172センチの萬斎さんは、大男ではないし、太ってないし、体脂肪は1桁台だそうですし。運動神経もいいし…。
納得いかないんですけど。
あるサイトで、“何を考えているのかわからない存在感と、伝統芸能の世界で育った育ちのよさ”ではないかという感想を述べていました。
なるほど、そうかもしれませんねえ。
とりあえず、下巻も読みます。
のぼうの城(上)
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わかぎみ 2022.08.19
北条義時と鎌倉幕府がよくわかる本 2022.03.09