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解説・石田幸雄。 開演時間の6時半を過ぎても、なかなか始まらない。おかしいなあ。なにかあったのかしら。と思っていたら、10分過ぎて、ようやく石田さんの登場。
ナント、追突事故に遭ってしまわれて、タクシーに乗り換えて会場入りしたため、到着が6時半だったとのことでした。
ビックリ。でもご無事でなによりでした。
狂言「柿山伏」。修行をして帰国途中の山伏(野村萬斎)が、のどの渇きを覚え、ちょうど道端に柿の木を見つけます。
取ろうとしますが、手が届かず、石を投げても当たりません。
とうとう柿の木に登って食べ始めますが (柿の木に見立てた蔓桶の上に乗るのだけれど、乗りにくいだろうなと、いつも思います。)
、折りしも見回りに来た畑主(中村修一)に見つけられてしまいます。
腹を立てた畑主は、木陰に隠れた山伏を、からかってやろうと、犬だ、猿だと次々に真似をさせ、ついに空飛ぶ鳶だと言われ、仕方なく、木から飛びます。
当然のごとく、木から転げ落ちた山伏は、逆ギレして、畑主に、治療を要求します。
萬斎さんの「柿山伏」を観たのは、すご~く久しぶり。何年ぶりくらいでした。
「樋の酒」。主人(岡聡史)が太郎冠者(石田幸雄)に米蔵、次郎冠者(深田博冶)に酒蔵の番をするように言いつけて出かけます。
次郎冠者は、早速酒蔵の酒を飲み始め、太郎冠者はうらやまして仕方がありません。そこで、次郎冠者は、酒蔵から米蔵へ樋を渡して酒を流し、太郎冠者にも飲ませることに成功します。
そこで、すっかり調子にのった太郎冠者は、酒蔵へ移動し、二人で宴会を始めてしまいます。
次郎冠者は、プロブラムでは、高野和憲さんが演じられる予定でしたが、高野さんは、事故処理で会場入りできなかったとのことで、急遽、深田さんが演じられました。
ピンチヒッターで、すぐ演じられるのですから、サスガです。
「吹取」。清水の観世音から月夜に五条の橋で笛を吹けば妻を授けられると告げられた男(深田博冶)は、笛が吹けないので、知人(野村萬斎)に代わりに吹いてほしいと頼みます。
知人とともに五条の橋に出かけ、笛を吹いてもらうとお告げどおり、女(竹山祐樹)が現れます。
が、女は、笛を吹いている知人のほうに寄り添ってしまいます。 そりゃ、わかるけれど。
なんとか、女を納得させ、その顔を見てみると…。
この曲は、演じる狂言師さんが笛を吹けないときには、囃し方が後ろで代わりに吹くそうです。萬斎さんは、ご自分で吹かれますからねえ。
本当にご無事で、2曲も演じてくださってよかったです。
今日も、最前列で、見させていただけたし。
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