臺灣各地の話題
【阿里山森林鉄道のＤＶＤが発売】
【澎湖県「観光警察隊」】
旧暦で祝う正月時期（旧正月。”過年＜グオニエン＞
台湾では、独自の年号「民國」を用いている。西暦マイナス11年（1911年、中華民国の成立を元年とするので）。
【福隆駅の駅弁】
列車が到着すると同時にホームに「ビェンダ～ン」（ベントー）という掛け声が響く。駅弁で有名な福隆駅での光景だ。
福隆駅で駅弁を売る販売員はほとんどが年配の女性。列車が停車しているわずか数分の間に、駅弁を詰めたカゴを片手にホームを走る。乗客も駅に着くのを待ちかまえていたようにホームに飛び下り、販売員に駆け寄る。
列車が走り去るとカゴに弁当を詰め直してひと休み。しかし休息もつかの間。次の列車がホームに近づくと、再び声を張り上げて弁当を売りさばく。決して楽な仕事ではない。
列車は進み、販売員の姿はあっという間に小さくなる。耳の奥にはまだかすかに残る「ビェンダ～ン」という高い声。記憶を頼りに発声してみるが、どうもうまくいかない。これが長年守り続けられてきた伝統の力というものなのだろう。
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