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目的別デジタルカメラの選び方

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デジタルカメラは多くのメーカーが色々な製品を発売しています。購入する側にとってみれば選択肢が広がるというメリットはありますが、逆に「どの製品も似たり寄ったりで何を見て選んだらいいか判らない!」という方も多いのではないでしょうか。ということで、目的別にベストチョイスをしてみました。どう選べばよいのか、何に重点を置けばよいのかも一緒に解説していますので、機種選定のヒントにお役立て下さい。

デジタルカメラの用途・目的 選ぶポイント
とにかく画質重視という方へ 画質優先で考えると、撮像素子(CCD)のサイズがいかに大きいかがポイントになります。もちろんレンズや画像処理エンジンの性能も重要ですが、それよりもとことん大きな撮像素子を選びましょう。1.8型とか2.5型という表現でなく、APS-Cとかフォーサーズというミリ単位で撮像素子のサイズが記載されているものを選びましょう。
コンパクトさ重視という方へ 薄型軽量のジャンルは売れ筋ですから多くの種類が発売されています。カードサイズで100g前後がコンパクト重視のジャンルです。コンパクトが故にカメラの持ち方がどうしても適当になりがちなので、光学式の手ブレ補正付きのデジタルカメラがお薦めです。
屋外での撮影がメインという方へ 屋外となると十分な光が確保できる事が多いので、どんなデジタルカメラでも特に問題はありません。価格やデザイン、手ブレや防水などの付加価値で自由に選んでください。
カメラを構えるのが苦手という方へ 屋外で十分な光が確保できたとしても、ちゃんとカメラを構えてシャッターを押さなければ手ブレは発生してしまいます。今までカメラを使っていて、結構手ブレの写真が多かったと感じる方は、手ブレ補正機能付きのカメラがお薦めです。
室内での撮影がメインという方へ 室内となると本当は一眼レフがいいのですが、そこまではという方も多いと思います。室内の照明は人の目には明るく感じますが、カメラにとっては光が不足していることが多く、手ブレ、被写体ブレとなってしまいます。これを防ぐには明るいレンズを搭載し、高感度撮影が可能な機種が選択肢となりますが、できればISO1600以上の高感度に対応しているものがお薦めです。被写体が動き回る子供やペットの場合は、光学式手ブレ補正機能で被写体ブレを防ぐことはできませんのでご注意下さい。
夕景・夜景を綺麗に撮りたい方へ 夕景・夜景は室内を更に暗くしたようなものなので、室内での撮影と同じ考え方で機種を選定します。但し、夕景はともかく、夜景をバックに人物写真を撮る場合、被写体が大人なら光学式手ブレ補正と高感度撮影機能を併用し、慎重にカメラを構えて撮影することで何とか手持ちで撮影することが可能です。被写体が小さなお子さんの場合は一眼レフでの撮影しか方法はありません。
川や海での撮影を楽しみたい方へ 人気のあるデジタルカメラには水中撮影用のハウジングが発売されていますが、これを使うとどうしても大きくなりますし、操作もしづらくなります。少々の水が掛かるくらいなら生活防水タイプを、海やプールに持っていって水中撮影をするのであれば完全防水タイプを選びましょう。
時々だけど動画も撮影したい方へ デジタルカメラの動画機能は機種によってまちまちですが、テレビで鑑賞することが前提なら、画素数が640×480ドット、 フレームレートが30fps の動画撮影に対応しているものを選びましょう。どちらかでもこれに達しなければやめた方が無難です。動画の圧縮方式はMotionJPEG、MPEG1,PMEG4のどれでも問題ありませんが、MotionJPEGの場合は撮影時間が短く、1GBのメモリカードでも10分程度しか撮影できませんので注意して下さい。
動画の撮影も重視したい方へ 動画を長時間撮影するとなると、MPEG1やPMEG4の圧縮方式に対応している必要があります。これらの方式だと1GBのメモリカードに40分程度は撮影可能となります。
学校行事での撮影がメインという方へ 運動会や学芸会、遠足など、室内外を問わず、しかも近距離、遠距離での撮影をカバーするとなると、高倍率、手ブレ補正、高感度撮影の全てに対応する必要があります。また、シャッターチャンスが重要になってきますので、シャッターのタイムラグやオートフォーカスの速度、連写性能まで求められますので、レンズ交換式一眼レフしか選択枝はありません。もし、被写体に近づける事が可能であれば、光学式手ブレ補正機能と高感度撮影の両方に対応した機種をお薦めします。


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