Precious Monsters

バンフ旅行




今年のバレンタインはバンフで過ごそうね♪と、日本からバンフのホテルを予約していた。

でも、私の具合がとっても悪かったので、Dちゃんは、「キャンセルしようか?」と、言った。

私は毎日の気分の悪さで、精神的にもまいっていた。

考える事といえば『うどん』の事。

どうしてもうどんが食べたかった!

うどんの事しか考えられなくて、
『 やっとうどんが食べられた~!シアワセ~! 』っていう夢まで見ていたのだ。

でも、現実は。。。

Dちゃんの家近辺には日本料理のお店なんてなかった。

私の頭の中はとにかくうどんでいっぱいだったので、『バンフへは行く』しかない!

『どんなに辛くてもうどんを食べる』しかなかった。


バンフに着いても気分が悪い。
道中、食べられなかった事にもイライラして泣いていた。


そして、ついにその日が来た。

ある、日本料理レストランへ行ってうどんを頼んだのだー!

夢にまでみたうどん。おいしくて涙が出た。完食できたことがまた自分自身の涙を誘った。

バンフのとっても綺麗な景色、野生動物、ロッキーの山々。。。

何を見ても涙が出る。私はこんなに気分が悪いのに、ここで一体何をしているんだろう?
はるばる何の為に日本からやってきたんだろう?

ただの辛いだけの旅にしか思えない。
そんなネガティブな感情ばかりがフツフツと沸いてくる。


結局、ほとんどの時間をホテルで過ごした。


ちょうど冬のオリンピックだったので、オリンピック中継を見てたな。

Dちゃんに何度も「ごめんね。来なかったらよかったね。」って言った。

Dちゃんは「何も言わなくていいんだよ。」って言ってくれたな。

2005-10-24 23:01:05

そして、怖くてしきれていなかった妊娠検査薬を試す事にした。
どう考えても妊娠してるんだから・・・。


お○っこをかけた途端、ピーッと赤い線が出た。

妊娠だー!!

それまでは妊娠してたらどうしよう・・・ってビクビクしていたのに、妊娠検査薬が妊娠確定を
教えてくれると、お腹の赤ちゃんがとてつもなく愛しい存在に思えてきた。

帰って、すぐにDちゃんの両親に報告したら、とっても喜んでくれた。
甥・姪達も揃って「Congratulatio~~n!」と言ってくれて、うれしはずかし気分。

私の両親には何て言おう・・・。
一応結婚の挨拶をする為にカナダへ行くという事は承知してくれてるけど・・・。
とりあえず妹にメールした。

するとお母さんから「あなたの妊娠をとてもうれしく思っています。」と返事が来た。

あれ~っ?

妹が言ったんだなー。
まぁ、何はともあれよかった!

帰ってお父さんには何て言おうかな?

つづく

風邪?へ







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