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トイモイ

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2012.01.14

背景　スロヴェニアは、旧ユーゴスラビアの優等地域であった。七つの国境、六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字、一つの国家と言われていたこの地域をひとつにまとめていたのは、チトーであった。そして、今、チトー亡き後、社会主義国家放棄の嵐が吹き荒れた１９９１年以降、スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア（コソボは世界的に未承認）、モンテネグロ、マケドニア６つの国家に分かれた。その独立の先陣を切ったのがスロベニアであった。（ところで、「○○しろ！」「あれもしろ！」「これもしろ」のやれやの命令形がチトーというらしい。チトー（Tito）という名前は、「お前（Ti）があれもこれ（to）もしろ」という横柄な文章から取られたもので、冗談のネタであろうが。）勿論、一番発展していたからである。このような社会主義に地域格差があったのは、チトーの独自路線があったからだ。唯一、ソ連の力を借りずにドイツ軍を追い出し独立したユーゴは、ワルシャワ機構にも参加せず、独自の社会主義で自由市場を一部受け入れていたので、このような格差もできたようだ。ちなみに、ソ連が攻めてくるかもしれないからと軍備を拡大したのが、のちの紛争の武器の供給源にもなっちまった。しかし、チトーは世界中から人気あったんだな、昭和天皇の葬式まで世界で一番元首の集まった葬式だったからな（日本の場合はバブル絶頂期だったから、援助依頼含めた弔問外交で集まった）。ちなみに、チトーはリュブリャナで亡くなった。

スロヴェニアの首都、リュブリャナ空港は、経済に反して、小さな空港で、日本の地方空港以下であり、便数も少なく、空港を出ると、もういきなり何もなく、この国何もないのとちゃうか、と不安になる。町へのバスは１時間に１本、タクシーは完全メーター制で、４０ユーロ程度と２６キロでかなりの値段。４１ユーロだったので、４２（２０ユーロ２枚と２ユーロ硬貨１枚チップのつもりで）渡すと、１ユーロおつりをくれた。その前にレシートを出すのだ。どの店に行ってもレシートをまず最初に出す。何と、ぼることないのか、と感心した。そこで、初めて、この国は東欧で一番経済的に豊かな国ちゃうか、と思ったのであるが、その通りであった。ほとんど、旧西のよわっちい国並みである。元々、西側とのつながりのほうが強く、ユーゴ時代も西側の窓口のような役割を果たし、産業はいち早く発展したようである。中欧東欧ではＥＵ参加一番乗りである。しかし、何故、空港があれだけしょぼいのか分からないのだが、町は、祭りか何か分からないが、やたら元気なのであった。まあ、考えたら人口２７万人なら日本の地方都市だからだな。

ライブやってたり、立ち飲みホットワインで普通の日に何をやってんだ、人出の多さ、分からない。スラブ民族の習性か？いや、ブダペストでも見たな。

ホテルは、ベストオブスロヴェニアにも選ばれたことのあるホテルであった。なんと、泊まった部屋まであった。

タクシーの流しはないぞなんていわれてたけど、あるある、結構走っている、空港料金で高かったが、戻るのは２３ユーロ、こんなんだったら、最初から１時間の１本のバスに合わせることなかったなあ、と思った次第。朝、散歩もしながら、タクシーが走っているか横目で見ていた。時々走っている。

スロヴェニア人の有名な詩人が２ユーロ硬貨の人物とは。（ユーロへの参加は２００７年）

３本橋

夜中、ビール買いに外出たら、シーン。（バーで買ったけど、一応２１時以降は買えないらしいよ）

１６００年代に建てられたフランシスコ教会。