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トイモイ

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2015.03.22

２０１５年３月ニッポン、近隣グルメを巡るラウンドトリップ

(2)

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せんべい汁は、青森名物である。青森は、今まで３、４回行っているが、せんべい汁の存在は知っているが、食べるのは初めてであり、それも、何とかフェアで地元で食べるのである。第一印象は、どこにせんべい入っているねん、だった。出汁を吸ったせんべいはふにゃふーにゃである。いや待てよ、俺もふにゃふにゃ感を期待していたのであった。硬い煎餅にご飯は合わないのである。そっか、一本心の通った根性はいらんかった。

昨日、大阪でウナギを食べた。ウナギ好きかといわれると、まあ、普通なのだが、美味かった。この店は３回目である。何故普通かというと、希少価値があるから仕方ないんだけど、高いからである。コストが見合っていないのである、私からすると。だから今回も接待費であるが、自腹切って食べたことは長く険しい人生の道中でまだ２回しかないのである。一度は九州の柳川でであったが、熱過ぎて、ウマイまずい普通の問題ではなかった。食べるの拷問である。猫舌にて。
普段からグルメかというと、限られた資産から、食費を搾り出すので、普段は質素この上ない半額弁当とかである。勿論、もっと食べたいとか、侘しいという気分にはならないのが、当方のメリットである。ん、メリットではなく、気にしないところである。毎日小刻みに居酒屋で散財するより、普段質素にて、いいところでたまに食べるのほうがいいのである、あるのであると思っていたのは、２０代までで、今は、あまりそれも気にしなくなったし、飲み食いに行くのも億劫ポンチの世代に成り下がっているという年頃である。もはや、お箸が転がっても笑えない年齢である。
同じく、接待で肉を食する。但馬屋、肉の解説長かったなあ。家で肉料理作ったことないからなあ。

それに、買って帰ることもあり、セクスアンドシティで有名になったヌーヨークシティベーカリーでクロワッサンを食する、２回目であるが、まあ、自分で食べるのに３００円台のクロワッサンは高いな。でも２００円なら価値はあるな、それなりにウマイ。一時期並んでいたほどのグランフロント大阪の店も、もうすぐ買えるようになったからね、多分。

休日のブランチは、概ね、食べ放題と相場が決まっており、主に野菜定食さながらになるのである。食べ放題といっても、偏りがあり、モトとれる気がしないのは、気のせいではなく、そうなのである。もし、ホテルのバイキングでモトをとりたいなら、ひたすらローストビーフを食べ続けることである。野菜やウドンや米なんか食べている暇は無いはずだ。あれこれ食べたいという人間の心理を突いたあくどい商売である。元を取る、ただ一点の栄光のためだけなら、いろいろ食べたい誘惑に惑わされず、ひたすらそのバイキングで一番高いものを食い続けろ！それが血の掟だ。（俺はよーせんけどな。バイキングは、いつも最初から完敗宣言の白旗で入ることとしている。あれこれ食べて楽しいな、でも食いすぎて気分悪くなるな、という覚悟である。もう一度言うが、俺は元取ったことないからな。学生時代なんか肉食わなかったから、すき焼き食べ放題で肉食わなかったからどんなけ損したか。そこは皆に合わせるのである、迎合こそ、他人と仲良くなれるアクドイ技であり、今後の潤滑油となり、物事がきっとスムーズにすすむという淡い期待なのである。）
かつての懐かしい灘駅である。
灘駅は、中学高校から親和性が高いのである。何故なら王子陸上競技場があるからであり、すなわち、私が陸上部補欠選手だったということであり、帰りにちょっと食おうぜ、の駅南水道橋商店街も何度かいき、特にうまいのは、せんびきやの定食屋さんである。学生時代通ったが、働いてから行っていないが、代は変わってもあれから２,３０年、まだあるとの情報を得ている。
こういうところでは、家が近いとはいえ、滅多に酒を飲む機会がないが、たまには近郊駅での飲食もいいものである、いいのはスグに帰る事ができるからであり、田舎では当たり前なのかも知れないが、基本会社帰りではなく、一旦家に帰ってから飲みにいくというパターンも珍しい。まあ、帰る必要があればとか、時間調整があればだが。私服に着替えられたら、多少、料理こぼしたり調味料こぼしても、あーあで済むからね。背広やネクタイなら大変である。既に染みになっているのに、これ以上染みをつけると新たに購入せねばならないほど大変なのである。私服なら、まあ、おれは醤油人生だ、ソース人生だ、という呟きで終わるぐらいであり、誰かに見つかっても、オメ、だらしないなとか、オメ貧乏臭いなと思われる程度なのである。でも私服なら思わせておけばいいのである。思わせ作戦であり、実は私脱いでもスゴイ作戦である。ん、どんな作戦や。つくづく、背広というユニフォーム、見た目が大事なのであるが、それも、わりとだらしなくなっているのは、まあ愛嬌か、性格なのである。

そんな感じでたまいち。怪しい閃光を放ちつつ、小さく意味不明の門構えの奥は、広く堂々の１００人入場可であり、次回は友達１００人連れて行こうと思う。あ、友達２、３人しかおらんかった。

　ここは、鮮魚が有名といいながら、おでんハグハグ、という趣向を持ちつつ、いきなり暖かくなり始めてしまうの季節となり、いや季節ではないな、昨日までコート着て、寒いゆうてたのに・・・と思いつつ、食を進めるが、ここで聞いたことのない神戸焼きなるもの。神戸といえばソバ飯かもしれないが、それは長田地区の話であり、高校時代は、毎日長田を通っていたにも関わらずその存在さえ知らなかったのであった。そして本日、神戸焼きに出会うわけだが、それは、多分神戸市民の９９．９８パーセントの人が知らないものであろう。そして、私の記憶からも間もなく忘却の彼方方向に進む予定である。

まさみは、潰れていたのかも知れないので、その近くの日本酒バーに行ってみる。

地産の灘の酒が１杯２５０円からのリーズナブル設定で、大きな声では言えないが、３回か４回のお代わりと相成る。
まあ、そんな訳で、外国に行けば、それなりに何かと食べるのも楽しみになるわけだが、それは、まあ外国といっても物価の安い国での話であり、欧米、特に北欧はまあ何の楽しみもないのであり、そこは、資産との相談となるわけである。