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2015.03.29

八ツ場（やんば）視察旅行記

(2)

カテゴリ：カテゴリ未分類

民主党に頼まれた訳ではないが、偶然にも、八ッ場を視察することになったのである。

　長く苦しい仕事を順風満帆でもないが、それとなく終わり、急ぎ羽田最終便となるんだが、割と混んでいて、そのほとんどがセビローマンなのであった。仕事臭と加齢臭の塊のような飛行機である。ビジネス便というか、ビジネス終わったよ便であり、多分週末なので、これから関西から仕事にいくのではなく、関東に還るビズネスパーソン群なのである。よくよく見ると、私もその一派に見えるぐらいである。よく見なくても、私もセビローマンの一翼を担っており、ビジネス帰り便の様相に貢献している模様。仕事臭と加齢臭の塊の一端に貢献し、大群イワシの一味のようになるのである。

　その熱気のためか、機内はムンムンと熱く、背広の上を脱ぎたい気分であったが、両脇ともがっちりとセビロオヤジマンに囲まれて動けない状況となり、通路側の席の人はパスコンを広げ仕事の続きをし、窓側の席の人は仕事も一通り終え、缶ビールにおつまみコースである。真ん中席の私は、左右に気を遣いながらも、小さく文庫本を広げるのボーイング７８７の機中火宅の人であった。共通点は３人とも、備え付けのイヤホンを使って音楽を聴いているということである。到着して、通路を歩いていると、イヤホン使用率がかなり高いということが判明した。多分、オールナイトニッポンクラッシクスを聞いて、皆さん、昔を思い出しているのだろう。３月は名残雪とかケヤレスウイスパーとかスタンバイミーとかキャロルキングやチューリップが流れており、７、８０年代をチョトダケカバーしており、脳内にナツカシズムの激震が走ってたに違いない。

　機内アナウンスもビジネス仕様となっており、「３月の決算、月末を向かえ、皆様お忙しいでしょうが、どうぞお体に気をつけて云々・・」と聞いたことのないアナウンスとなっていた。わが社も３月が決算であり、アソビに行っている暇なのないのである。アソビじゃないんだし、まったく、ガキじゃあるまいし、ケッ、という感じである。

　ほとんどの人が、荷物をピックアップすることなく、出口に向かい、家路を急ぐのであった。こちらは、バスの時間まで４０分ほどあり、飯を食わなければならないのだが、店はラストオーダー２２時であり、あと３分しかないやないか、と店決めにボヤボヤしておると、店は順次順調に閉店となる。

ただ１店舗２３時まで開いているドナルドに行き、フィレオフィッシュを食べつつ、ポテトは酒のつまみにすることととし、カバンに忍ばせるのである。そして、バスにはきっとトイレあるよね、をだって２時間半のバスだからな、と思いつつ、バスにトイレがあることを確認して、缶を開けるのであった。幸い、群馬県に行く最終バスには１０人ぐらいしか乗っていないので座席広々設計であり、リラックスモードで酒飲んで本読んで携帯いじって知らない間に寝てしまうといった一般的なバスの正しい過ごし方をしているうちに高崎に到着。２時間半遠く厳しい道程と考えていたが、振り返ればそうでもなかったというのが一般的な感想。

但し、時刻は深夜１時半である。これは急いで寝なければならないと思い、再度コンビニにビールを買いに駅前に向かうが、駅前では、お兄さん遊びませんかといった一人で立っている女性に何度か声を掛けられ、これが噂に聞く郊外型キャッチなのだろうかと思い、意味なく、ハワイのワイキキで娼婦に声を掛けられ無理矢理名刺を渡され、手に持ったまま歩きすぎると、後ろからその女性に大声で、名刺ちゃんとポケットに入れなさい！と言われたことを思い出す。あれ？ハワイなのに、それ英語でいわれたなあ・・・。

まあ、とにかく高崎は達磨なのである。

東横インでは朝食がついているので、せっかくだからと、ご飯を食べる

レンタカーを借りて、出発となり、長野県方面にすすんでいく。群馬県は何を隠そう温泉大国である。何度も温泉を過ぎていく。

川原湯温泉は、ニュースで有名なったので、覚えている。インタビューも聞いた。元々の温泉街のあった場所は、八ッ場ダム完成によってダム底に沈む予定。そのため、予定湖面より高い場所で新源泉が掘り当てられ、その周辺に新温泉街を造成し、徐々に旅館、商店、駅を移転していく途上ということである。そんな簡単にいくのか、不明である。休業中も多いようだ。

やたら、道路付け替え工事だけはしているところや新しい道を通る。

　時代に合わなくなったダムも、ここまでお金かけてきたんだからという、撤退してもかかるよで、とりあえずやってしまいましょう、どうせ税金でしょ、といういつもの発想でやっている。民主党のマニュフェストで事業中止しましょうね、になってて、実際、一時期工事ストップしたが、騒ぎも収まってきましたね、じゃあ再開しましょうかみたいな話である。

　それにしても、この橋なんでしょうね。車１台も通りませんね。虚しいね。

(5年後ぐらいに大雨が降り、八ッ場ダムで治水できたため、完成させて良かったということになった）

さて、以下省略して帰宅である。

群馬
群馬県長野原町　　　八ツ場ダム視察（リンク）
群馬県草津町　　　草津温泉前半（リンク）
群馬県草津町　　　草津温泉後半（リンク）
群馬県みなかみ町　　プラムの国から（リンク）
群馬県みなかみ町　　プラムの国（リンク）
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群馬県高山村　ハートロック城　テディベアとサンタ（リンク）
群馬県高山村　ハートロック城　外伝（リンク）